イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

金魚

2011年08月25日 10時46分31秒 | 日本のこと

そして日曜日。
ちょっと用事が有って都内に出たので、先日友人から無料券をもらっていた、国立新美術館で行われている
ワシントン・ナショナルギャラリー展を見に行った。

日曜日なので、行列は覚悟していたものの天気が悪かったせいか、待たずに入れたし、日本の展覧会にしては空いていた。
日本人の大好きな印象派なので、敢えてコメントは控えます。
なんて言っている私もルノアールいいなぁ・・・なんて思ったりした。

都内に出ると、一度に予定を済ませたくなる。
たいして遠くはないけど、わざわざ出てくるのは面倒なのよね。
さて、このあとどこに行ったかというと、丁度この日の朝刊に出ていた、深堀隆介さんの展覧会へ
場所は日本橋のYUITOってどこよ~???
このあたりホントに開発が進んでいて、新しいビル、それも似たような、ばかりで田舎者の私には分からないですよ~
まぁ無事に到着したんですけどね。

「アクリルに描いた金魚に息を吹き込み」で始まっていた新聞記事。
私はアーティストではないので、これがどういうものなのか全く理解できなかったのだが、何となく面白そうなので実物を見に行くことにしたのだが、
受付で新聞を見せたら
「あっ記事間違っているんですよ。本当は樹脂中に書くんです。」と説明してくれた。
だよねぇ~いくらなんでもアクリルはおかしいよね。
この話、詳しくはご本人のブログに出ています。

いやいや、作品を見てびっくり!
本物みたい~生きてるみたい!!
写真は取れたのですが「個人使いなら」ということで、それをここに載せてはいけないような気がするので興味がある方はこちらをご覧ください。

受付の方が
「本物みたいでしょう?でも横から見ると平面なのがよく分かるんですよ」と丁寧に説明してくれた。
中には金魚の卵、ものすごく小さなものが描かれている物もあり、それは子供が発見したとか。
大人は心が濁っているので、気付かないのかしらん?
よ~く目を凝らすとありました!!
すごい、とにかく凄いです。

正直ワシントンより感動しました。
美術で食べて行くのを諦めようとしたとき、彼を救ったが金魚だったそうです。
金魚に対する愛情や繊細な技術、これぞ日本人だなぁと感心しながら岐路についたわたくしでした。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
金魚救い (Shoko)
2011-08-27 04:24:54
素晴らしいアートですね。
私も2週間日本に帰っていました。毎日35度以上の気温、室温も32度を下回らない毎日で、こんなアートを見たら暑さを忘れそう。

今年のお盆は(とは言っても26年ぶりのお盆でしたが)雨で、何とか花火大会があったものの盆踊りは台無し。
たくさん蚊にもくわれたし、サンザンでした。

やっとドイツの涼しい日々を過ごせると思ったらこっちも32度。まいったぁ、、、。
返信する
こちらも (fontana)
2011-08-28 13:56:39
Shokoさん
お疲れ様でした。集中豪雨があったりと不安定な天気で若干涼しくなったものの、秋は遠い感じです。そちらの暑さがぶり返しているのも珍しいですね。特にイタリアより北のベルリンで32℃?やはりおかしくなっているのでしょうか?
本当に涼しげな素敵な作品でした。
返信する

コメントを投稿