イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

たまご

2009年05月14日 17時31分18秒 | イタリア・食
「しばらくお休み」と言ったのに、舌の根の乾かないうちに、また書き込みしています。
というのも、たまたま面白いものを発見。
忘れないようにここに書いておこう!という目論見・・・

今朝は、若干暑さも治まった。
明日から若干、天気が崩れるらしい
しかし、飛来している綿毛を押さえるためにも、雨が降って欲しいと密かに望んでいた。

ということで朝から買い物
先日思い余って買ってしまった、トイレットペーパーが安くなっていた・・・
く~残念腐るものではないので、よし、買い溜めだ!
それにしても6ロール4.9€が、4ロール2.29€。
ひえ~1ロールあたり約0.3€も損してる
買い溜め、買い溜め・・・

その後久しぶりにMerato(市場)に行った。
いつもはスーパーの安い10個で1€以下のものを使っているのだが、今日はそこまで行く時間が無いので、ここで卵を買ってみた。
すると、卵が入っている箱に面白いことが書いて有った。

この卵に打ってある番号の説明。
例えば、3 IT 012 FO 001
この3が、個人的には大変興味深かった
tipologia di allevamentoつまり、この卵がどこで産まれたか。
0=Uova da agricoltura biologica(有機農法)
1=Uova da allevamento all'aperto(屋外飼育)
2=Uova da allevamento a terra(土の上)
3=Uova da allevamento in gabbie(飼育場の中)
2,3の具体的な違いはちょっと分からないが、まぁこんな感じ。
ちなみに私が買ってきたのは3、ということで飼育場で育ったの卵、というわけか・・・

次のITはもちろん、Stato di produzione(原産国)
その次の数字はISTAT(Istituto Centrale di Statistica)del Comune di produzione 原産地のComune(日本の地方自治体に相当する)政府中央統計局の番
号。
FOはla provincia di produzione,原産地の県名
最後の001はil nome e il luogo dell'allevamento in cui la gallina ha deposto l'uovo,鶏が卵を産んだ飼育場の名前と場所、ということだ。

更に下の段には、賞味期限が書かれている。イタリアの卵は、日本のものに比べると賞味期限が長い。これも注意が必要。
la data di scadenza o in alternativa la data di deposizione
つまり、賞味期限が書かれているものと、卵が産み落とされた日が書いてあるものと2種類ある。
賞味期限が書かれているほうにはEntroと産み落とされた日が書いてあるほうには、Dep.と書いてあるので、お間違えなく
これは・・・見にくいけどEntroでしょうね。
もちろん日付/月です。
たまに、違ったものを買うと、新しい発見が出来て面白いものです
大変勉強になりました、但し、試験には役にたたないけどね・・・

さ~て、今日はこの卵で親子丼だ


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
卵の表示 (Shoko)
2009-05-15 08:43:50
ドイツも同じ区別があるのでお教えします。

Oの番号は有機農法で作られた餌を食べている鶏から生まれた卵。

1は広々とした野外飼育場でで駆け回っている鶏から生まれた卵。

2は外ではなく小屋の中で地上で生活している鶏から生まれた卵。(自分たちの糞を食べているケースがある。)

3は身動きのあまり取れない篭の中に飼われている鶏から生まれた卵。

どの卵が良いかといつも専門家が議論してます。どれも長所あり短所ありで、自分で納得するものを買えばよいようです。
返信する
ありがとうございます! (fontana)
2009-05-15 16:24:42
ドイツも同じなんですねぇ・・・
単語だけだと、実際どんな感じなのか、ピンと来なかったのですが、こういうことなんですねぇ・・・とても勉強になりました。特に2にはちょっと驚きました。
ありがとうございます!
返信する

コメントを投稿