さて、新型コロナウィルスの影響で、アウトドア好きな方もキャンプ場へ思うように出かけられていない様子。
そんな状況で「お家キャンプ」なるものが注目されています。
まあ、要はキャンプ道具を室内で使うことでキャンプに行けない留飲を下げるという事ですね。
んで、どうやらその影響なのか、オイルランタンがじわじわ人気になっている様子。
ツイッターなどで見てみると「雰囲気が最高」「癒される」など、かなり高評価・・・
いや、ちょっと待って。
オイルランタンを実用で考えている人ってこんなに少ないの?
そりゃマントル付きのランタンやLEDの方が高性能だし、価格だって今やLEDなら数百円でも買えるけど・・・
って事で、わずか100年くらい前の人たちはこれで生活してたんだぞ!っていう実力のあるオイルランタンを作りたくなった訳ですよ。
卓上のオイルランタンは以前にも作ってたので、今回は吊り下げ方で。
さて、まずは基本の考えです。
吊り下げて使うのだから、その位置より上の方向には光は要らない。
なら鏡面に近い物で下側に反射させればよい、と当たり前の考え方に。
揃えた材料はほぼ100均。
MFDボード、ハーバリウム用のソーダガラス瓶、PET素材のコップ、ステンレスの灰皿、針金。
もちろん、工具は色々使いますよ。
さて、まずは油壷となる瓶を支える土台作り。
瓶の大きさより一回り大きく80mm×80mmの板を二枚切ります。
切り出したうちの一枚は更に加工するため、中心を出します。
瓶と同じ70mmの円を描き、円周部分にドリルで穴を開けます。
その穴にバラした糸鋸の刃を通し、再度糸鋸を組み立てる事で外側を傷つけず切り抜きが出来ます。
その後、二枚を接着します。
次に、瓶のキャップの直径を図り、そのサイズにPET素材のコップの底をくりぬきます。
油壷となるハーバリウム用のソーダガラス瓶を加工します。
キャップに6mmドリルで穴を開け、そこに燈心となる木綿のロープを通します。
口金はホームセンターで買ってきた6mm×20mmのスペーサーというミニパイプみたいな部品です。
組み合わせるとこんな感じです。
室内などで使う場合には、これだけでも十分にランプとして機能します。
実は今回はこの瓶にこだわりまして・・・
100均のセリアで見つけたときに、これだ!と思い購入しました。
残念ながら既に生産終了品のようで、なかなか店頭で見つけることが出来ません。
土台、油壷、ホヤとなるカップを重ねるとこんな感じです。
野外でも卓上で使うならこれで十分ですね。
今度は灰皿の加工です。
ドリルで二か所に穴を開けた後、たばこ置きの凹みを叩いて均します。
ちなみにこのタイプの灰皿も最近は100均で見かけません。
前は割とどこでも見かけたのになぁ。
キャップのフチ部分の直径と、カップに開けた穴がぴったりになっていれば、多少の風などではホヤが外れることはありません。
ちょっと見えにくいですが、しっかりとはまっています。
土台に穴を開けて、針金を通します。
自分は2mmの物を使いました。
この写真は後から改修を行った際に撮影したものですが、こんな感じにクビレを作ることで、リフレクターシェードになる灰皿を固定します。
こちらが完成した姿です。
吊り下げて使うことが出来ます。
しかし、すぐに問題が発生!
PET素材はさすがに熱に弱すぎた!
すぐにデロデロに溶けて縮んでしまいました・・・
そこで、別なプラスチックのコップを100均で買い、リフレクターシェードに熱を逃がすためのスリットを付けることで解決!
さらに全体のバランスを見直し、上部には木製のハンドルを付けました。
まあ、それでも長時間転倒しているとホヤは歪むんですけどね。
で、なんでそこまでして、どう考えても溶けたりする危険のあるプラ製ホヤにこだわってるのかというと・・・
一番の利点は、ガラスと違って衝撃に強い事!もうこれが理由の全てと言っても過言ではありません。
一般的なハリケーンランタンのように、ガラス保護のワイヤーを巻き付ければ、ある程度損壊は防げると思いますが、今度はそのごくわずかなワイヤーが光の邪魔になる・・・
上の写真を見ていただければわかる通り、このランタンなら影が非常に少ないです。
実は、このオイルランタンの自作、この記事を書いている今現在も試行錯誤して続けています。
他のパターンでも作っているので、そちらについても次回に紹介します。
※続きはコチラ
オイルランタン 自作 第三弾
こちらも参考に
オイルランタン 自作のススメ
さらに動画でも紹介してます。
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