これだけインターネットが普及して、個人の人でも情報発信が出来る時代になっても
調べてもよく分からない事っていうのはある物で・・・
先日に紹介したスピンガンナーをオークションサイトから購入した際、ちょっと面白そうだからついでに、と軽い気持ちで落札したのがコチラ。
トミーの「弾ケシ」
2000年ころの発売。
ディフォルメされた銃の玩具から消しゴムを飛ばして遊ぶ玩具です。
未開封で入手しましたが、1BOX10個入りで、中身は全9種らしいです。
外箱を開けると、個別パッケージ。
ヘッダー付きの小箱が10個入っています。
とりあえず全て開封してみました・・・が!
造形3種×カラバリ3色で9種なのですが、どうやら迷彩柄がレアカラーのようで、このBOXには一つも入っていませんでした・・・
なので揃ったのは通常の黒(ガンメタ?)版とクリアーブルー版。
一箱の内容。
ブラスター本体と、組み換え用パーツ、弾丸型ケース、説明書、ターゲットカード、デコレーションシールと割といろいろ入っています。
こちらはEB-UZというブラスターですが、見てのとおりウージーマシンガンがモデルですね。
デコレーションシールもなかなか細かくて凝っています。
この小さいコロコロドラゴンシールは、これだけ欲しいという方もいそうな気がします。
ブラスター本体は手のひらにすっぽり収まる程度ですが、なかなかディティールも細かく、しっかりした造形になっています。
後部の伸びたレバーはコッキングハンドル・・・ではなく、逆に押し込んで弾を発射するプランジャーロッドです。
付属の弾。
PVCではなく、ちゃんと文字の消せる消しゴムで出来た6㎜BB弾です。
見ての通り精度は悪いですが、どうやら当時はこの弾だけの別売りもあったようです。
発射方法は2つの弾を使った単純な構造。
まずは一つ目の弾を本体上の穴から入れ、プランジャーを押し込めます。
すると、銃口部分にゴムの弾力で弾がすっぽりとはまり込みます。
この状態で、二つ目の弾を穴から入れ、プランジャーを押し込むと、シリンジ内の空気が二つの弾の間で圧縮され、一つ目の弾が飛び出します。
この構造から、弾が1個だけでは発射できないですし、素早い連発も出来ない仕組みになっています。
付属のターゲットカードを使い、射的遊びをすることが出来ます。
そして、この弾ケシシリーズの特徴、組み換え遊びについてですが・・・
EB-UZの場合、本体上部とグリップ下部にロックパーツがあるので、これを取り外すと本体が二つに割れます。
発射機構のパーツを丸々取り外せるようになっています。
この発射機構のパイプ状パーツを、通常位置より少し前にして装着させると、プランジャーが固定され動かなくなります。
銃口の前から消しゴム弾を詰めることで「消しゴムと消しゴムホルダー」という、強引に文房具にするという組み換え遊び。
これなら、あくまで「文房具」なので堂々と学校やオフィスに持っていけますね!!
また、内部ユニットを付属のペンシルホルダーに変える事で鉛筆キャップのように使うことも出来ます。
また、後述しますが鉛筆を軸に全種合体を行う際にもこのパーツを使います。
何と言ってもこのセットでおススメなのは、この銃弾型の消しゴムケース。
直径6㎜の消しゴムが無くならないよう、ケースの中に入れて持ち運ぶことが出来るようになっています。
細かいバリがあったり、プラスチック丸出しの質感だったりしますが、他の物を入れたり色々と使い勝手は良さそうです。
弾頭部分に穴が開いており、ブラスター本体と同じように消しゴムホルダーとして使う事も出来ます。
左のヤツは全く関係ない、部屋に転がっていたライフル弾型のボールペン。
こういう銃弾型の文房具だけ集めても面白そうですね。
こちらは「EB-SL1(サイレンサー)」の本体。
付属品は前出のEB-UZと同じなので省きます。
サイレンサーとは言っていますが、折り畳みのグリップが付いており、これ単体でも消しゴム弾が発射できます。
発射機構もEB-UZと同じです。
分解して組み替える事で、さまざまな遊びに対応出来るのも同様です。
本体は銃口部分の円形パーツと、後部にはめるC型リングで固定する方式です。
発射機構のある内部パーツから、貫通だけの内部パーツに交換したところです。
EB-UZの銃口部分と、EB-SL1をジョイントでつなぐことで・・・
大型サイレンサー付きのウージーになります。
この四角い共通ジョイントを使うことで、さまざまな合体が可能になります。
続いては「EB-SC1(スコープ)」
こちらも付属品は変わらず。
サイレンサーよりは分かりやすい形ですね。
もちろん、単体でも消しゴム弾を発射することが出来ます。
発射機構はどの種類でも変わらないので、威力、飛距離に差はありません。
このスコープは組み替えること無く、EB-UZと合体させることが出来ます。
EB-UZの上部にあるパーツを外し、そこにスコープをスライドレールのようにはめ込みます。
これで三種すべて合体できました!
サイレンサーは弾が通過するだけのダミーパーツですが、スコープは内部パーツをいじっていないのでウージーとスコープの2連射が可能な状態です。
実は、購入した時に気が付かなかったのですが、当初、写真右下の5種合体の状態を見て、1BOX買えばコレが作れると思っていました。
しかし、実際は前出の3種類しかなく、残りのランチャーとストックは、この商品が発売された時にはまだ売っていなかったんですね・・・
しかも右下の形にするには、弾ケシ5体の他に鉛筆も必要という、ちょっとハードル高めの形態でした。
この弾ケシ、実は販売経路も多種多様にあった様子で、300円の箱売りの他、200円ガチャでの販売や全種セットのボックス売りもあったみたいです。
カラバリも、クリアーレッドや金色、銀色など様々なバリエーションがあったようで、この辺りは2000年代初頭の玩具によくある展開ですが・・・
ガンダイスと同じく、まともな情報はコロコロコミックくらいで全貌がよく分かりません。
ネットで探してみたらタカラトミー合併後の2009年ころにも食玩として「ショットマグナム100」の名で発売されていたんですね・・・
もはや全貌は誰も分からないのでは・・・?
いや、もう2000年代のホビー玩具はガンダイスだけで手いっぱいなので、これ以上弾ケシは掘るつもりないですけどね!
・・・でもストックとランチャーの五機合体はやってみたいな。
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