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ミニチュア制作のススメ ミニチュアフード パン編

2022-10-28 16:15:21 | ミニチュア/シルバニアファミリー



ころころと変わる「マイブーム」ですが・・・

最近、ミニチュア作りにハマっています。

他の物作り趣味、たとえばプラモデル制作とかに比べると、100均の材料だけでもある程度出来るので経済的負担も少ないですし、何より室内趣味なので、BBQや焚火と違い天候に左右されないのが良いです。





最近のマイブーム、と書きましたが、ミニチュア作成自体は数年前、娘がハマっていた時期があり、そのころに一緒に作っていました。




こちらが当時の作品。

まだスケール統一の意識が無かったので、割と大きめ。

1/8スケールくらいでしょうか?






確か、きっかけは娘がリーメントのぷちサンプルシリーズに興味を持ったことだったと思います。

子供に集めさせるには金銭的に続けるのが・・・と思っていたら、アシェットから週刊で「樹脂粘土でつくるミニチュアフード」が刊行され、そちらを入手。

そこから親子でチマチマとミニチュアを作っていました。







100均で買ってきた樹脂粘土と絵具、それに家に有るものを組み合わせるだけでも、やってみると何となくそれっぽく見えてくるのが面白く、次々と作っていました。






挙句には専用の小棚や、什器類まで。

ちなみに、このクロワッサンは当時の娘の作品です。



まあ、しかし、子供は当然飽きるのが早い(マイブームがコロコロ変わる俺の血なのか??)ので、そのうち作品作りはしなくなり、たくさん作ったミニチュアは友人に上げたり、紛失したり・・・







で、最近になって別な目的で工具箱を引っ張り出して来たら、ミニチュアを入れていた小箱も出てきました。

見たら、もう手元に残っているのは僅か・・・半分はガチャや100均既製品でした。










という事で「どれ、久しぶりに作ってみるか!」とミニチュア作りを再開しました。

フランスパン(バゲット)は、ミニチュア初心者が作るにはとてもいい題材だと思っています。

樹脂粘土は絵具で簡単に色付けできるので、白だけあれば充分です。

色付きの樹脂粘土は、その色の物しか作れなくなるので意外と余ります。

白の樹脂粘土に爪楊枝の先程度の黄色を混ぜ、パン生地色にします。(写真の黄色は濃すぎです)

棒状に伸ばし、クープ(切れ目)を入れ、爪楊枝や使い古しの歯ブラシなんかで表面の凹凸を作ります。






3本作ったうちの1本は、樹脂粘土が固まる前にカッターでスライスし、断面を爪楊枝でスポンジ状に穴あけします。






乾燥したら、絵具で色付けをしていきます。

黄土色をメインに、ごくわずかにこげ茶などを塗って質感を出していきます。

ちなみに、スライスしたパンは、結局生地の黄色味が強すぎたので白を塗り直しました・・・






仕上げに、プラカラーの艶消しクリアにベビーパウダーを混ぜたものを塗ります。

これが乾くと、写真のように粉を振りかけたような仕上がりになります。







大きさはドールハウスの国際基準でもある1/12スケールを意識しています。

最近の国内フィギュアは1/12が多いので、割と標準的なサイズになりつつありますね。

ミニチュア初心者にはパン作りが向いていると言った要因の一つがこのスケール感。

パンには明確なサイズ規定がないので(ある程度の大きさによる違いはありますが 例:バケットとバタール)細かいスケール感を気にしなくても良いんです。

まあ、ホントはバゲットは68センチでクープ(切れ目)が7つ、という決まりがあるらしいですが・・・









続いて、同じような造形で「それっぽい」架空のパンも作ります。

どこまで弄ればパンに見えないか、ギリギリのラインで作るという遊びです。

ベースの樹脂粘土は黄色ではなく茶色を混ぜています。






焼き色も、フランスパンなどのような狐色ではなく、プレッツェルみたいな濃い茶色に塗りました。

生地にココアを混ぜたパン?






仕上げの方法も、今回は水溶き木工用ボンドを塗ります。

クープの中には塗らないようにします。





それをベーキングパウダーの中にドボン!と突っ込み、粉を纏わせます。









取り出したら余分な粉は筆で落とします。

この表現だと、グレイズして粉砂糖をまぶしたような質感に仕上がります。








木箱に入れると、まあ、それなりに雰囲気は出せたんじゃないでしょうか?

何ていうパンなのか聞かれると困りますが・・・









ミニチュア作りを再開して「そういえば娘のために買って、ずっと放置していたシルバニアファミリーがあったな・・・?」と思い出し、シルバニアの人形と絡めて撮影。







ミニチュア=ドールハウスは、世界的にもファンの多い趣味の世界ですし、ドールハウス作家には男性も多いです。

多少作るものは違えど、ジオラマ趣味と似ていると思っています。

特に「箱庭文化」に代表されるように日本人にはこうした細かい造形は響くんでしょうね。

プラモデルとか日常的に作っている人なら、ホント、想像以上に簡単に作れると思いますよ。


さて、またこのミニチュア作り、記事にしていきたいと思います。
























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