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中国メーカー DEFORMATION PEN

2024-01-07 13:17:57 | チープトイ






年の瀬に、X(旧Twitter)で話題になった、クレジットカード不正利用の話。

不正利用されたのは、最近やたらとネット広告を出している「TEMU」という中国通販サイト。






ちょうど試しに使ってみたんですよねぇ・・・

個人情報は抜かれちゃうんだろうなァ


何か一つが欲しくて使ったというより、ちょっと気になるものがアレコレあったので、色々とまとめ買いをしました。








そんな中、数百円で売られていたコチラも購入。

「DEFORMATION PEN」

デフォルメーションは日本語にすると変形や歪み、ひずみなどを表す言葉。

同じ変形でもきっちりと形を変える「トランスフォーメーション」を使うと色々問題なので、この言葉にしたのでしょう。









箱の中身は、ごつい不思議な形のボールペン、やたらと短い替え芯、そして説明書かと思いきや、なんの意味も無いカードが1枚。










ペンとしては持ちづらく、全体的に短めのため、非常に使いにくいです。

もう分かる方には分かると思いますが、かつて千値錬というメーカーから発売された、トランスフォーマーペンの劣化コピー商品です。









ペン先部分は、足のつま先を分割すると出てくる、まんまコンボイガンな武器に内蔵されています。

この武器分の長さしかボールペンが入っていないため、やたら短く、インク量を考えても実用向けではないです。









変形はかなり省略されています。

太もも部分はスライド式、腕は二重のボールジョイント接続ですが、かなり肉抜き穴が目立ちます。

全体の精度も、もちろん「安かろう悪かろう」です。

そして、よく見ると分かるのですが、下腕部分は左右が逆になっています。

一体化した拳を見ると、親指部分が下側に付いているんですね。








組み直して、ちゃんとした姿にしました。

頭部はコンボイを変な位置で削り取ったようなヘンテコデザイン。

また、ボディ中央にはねじ穴隠しのカバーパーツがはめられていますが、まん丸で大きな別パーツの為、分割線が目立ちます。










この腕の左右付間違え、ペン状態で左右の腕をくっつけておくためのジョイントが有るんですが、これのせいで左右入れ替えしてしまうと本来の変形が出来ません。

写真のように、本来の腕の折り曲げと逆方向に収納しなければいけなくなります。









中国は一時、世界トップレベルの経済大国となり、14億人もの人口はそのまま購入市場とみなされ、世界トップ企業がこぞって中国とのビジネスを開始しました。

しかし、どんどん不景気になり、不動産バブルもはじけ、今や一流大学を出た若者たちも就職難という状態です。


この経済成長期に、玩具メーカーでも着実に技術やノウハウを蓄積し、オリジナルの変形ロボなどを出しているメーカーもあります。

日本の変形ロボ好きでも、最近は韓国や中国のロボット玩具の評価は上がっています。


しかし、一方ではまだこうしたコピー商品をどうどうと作る国民性は改善されておらず、コンプライアンス遵守という思考にはまだまだ遠いようです。

冒頭のクレカ不正使用と言い、コピー商品と言い、我々消費者側がどう判断するか、どう利用するかを考えて行動しないといけませんね。


まあ、私のようにチープトイやパチモノ好きなヤツはあまり偉そうには言えませんが。






























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