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紙によって違う黄虎の変化

2024-02-28 | 文房具関係

先日、歯抜けには黄虎を入れていると書きました。
 歯抜け:モンブランのマイスターシュテュックNo. 149
 黄虎:プラチナ万年筆の古典インク「シトラスブラック」

今回はこのインクが紙によってどう変色するかの話題です。

歯抜けの記事「歯抜け & 黄虎」の時に書いた説明を再度書いておきます。

(以下、再掲)
これは、書いた直後は書いた線がよくわからないような黄色ですが、少し時間が経つと黒っぽく変色します。
太くてインクフローが多いペン先の方がこのインクの特徴をよく表現できるようです。
1本の線でもインクが多いところはより黒く変色し、インクが少ない部分はくすんだ黄色になるので、風蘭で言うと雲を浮かべてるというか、黄色の虎斑みたいな感じになります。
なので、このインクを「黄虎」と呼んでいます。自分だけの呼び名ですけどね。
そして、この虎斑をコントラスト良く出してくれる紙は、今のところ「コスモエアライト」が一番なんじゃないかと。書き味も素晴らしいし。
・・・おっと、紙とインクの話はまた別の機会に。
何にせよ、魅力的な変化と仕上がりになるインクです。
(以上、再掲)


さて、上には紙によって色合いが違ってくるという主旨のことを書きました。
ここでは色の変化が緩やかな紙と急な紙に歯抜けで書いてみて、時間によって色が変化する様子を写真に撮ってみました。
変化が遅い紙の代表として「グラフィーロ」、速いのの代表は「コスモエアライト」です。
多分この間に入る紙が多いのではないかと思っています。

ちょっと写真の色合いが良くありませんが、文字を書いた直後、5分後、1時間後、7時間後、24時間後を並べたものです。


左側のグラフィーロは、黄色から柿色みたいな感じの色で推移し、かなり時間が経ってから黒っぽくくすんだ色に仕上がります。

右側のコスモエアライトは、ホントの書いた直後1〜2秒くらいは黄色なのですが、みるみるうちに変色して黒くくすみます。5分後にはほぼ仕上がってる感じです。その後はすごくゆっくりと黒が濃くなっていくようですが、さほど変化はありません。

24時間後の最終的な仕上がりは、右のコスモエアライトの方が黒い部分が黒くてコントラストのいい虎に仕上がります(すみません、写真ではよくわかりません)。
もちろん、グラフィーロも悪くはないですけどね。

書いていて面白いのは右のコスモエアライト。何せ変化がダイナミックで仕上がりも良い。
ブラに入れているカサブタも同じような感じの変化です。
 ブラ:カヴェコ社のブラススポーツ
 カサブタ:プラチナ万年筆の古典インク「カシスブラック」

書き味はどちらも同じだと思います。私は「書いていて面白い」を重視して、変化の速いコスモエアライトを使っています。


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