とんぼ玉・ガラスの装身具、盆栽鉢を制作する
ふちこまこと林裕子のブログです。
家族や趣味の事なども気儘に綴ります。
斑駒の戯言
小間でお稽古

今週のお茶のお稽古は、草庵の小間でした。
冷暖房がいらない、晴れの日が続く季節限定の貴重なお稽古です。
そろそろ着物も単衣でいいな、と箪笥を探し、
胴抜き仕立ての着物があったことを思い出しました。

このように、裾と袖口には裏地がありますが、
胴から上の身頃は単衣になっています。
ずいぶん前に伯母からお古をまとめて送られた内の一着で、
さらりとした手触りから、てっきり夏の着物と思い、
たたんだまま仕舞いこんで忘れていました。
昨年6月頃に着ようとして広げてビックリ、
着られずにそのまましまって、またまた忘れておりました。
一般に着物の時季は10月~4月が袷、6月~9月は単衣、
7,8月はその中でも絽や紗という薄物をまといます。
今は温暖化の影響でしょうか、5月には袷など
とても着ていられない日が多くありますので、
単衣でも差し支えないだろう、となっていますが、
伯母がこの着物を誂えたのは、
暦通りに衣替えをしていた時代だったろうと思います。
「胴抜き仕立て」は6月前の暑い日に、
涼しく着る工夫だったのでしょう。
それにしても付下げや色無地ならお茶会に着られるけれど、
普段着の紬をわざわざ胴抜きに仕立てなくても・・・
これでは5月限定! しかもお稽古限定!
でしか着られないじゃありませんか~。
小間で初めての風炉、江戸時代の釜師大西家の色紙釜と、
それに合った時代の丈の低い風炉のとりあわせ、
水差は信楽の鬼桶。
床には柳宗悦の書で、
之モ亦 之モ サンゲノ 仕事カナ
李朝粉引徳利にカンゾウの花一輪。
爽やかな季節に相応しく、軽やかな中にも、
風格のある室礼で、草庵でのお稽古を楽しみました。
写真でご紹介できずに済みません。
お茶事ではなくお稽古であっても、
茶室にカメラを持ち込むのは無粋な気がして、
いつも一生懸命 脳裏に焼き付けて居ります。
冷暖房がいらない、晴れの日が続く季節限定の貴重なお稽古です。
そろそろ着物も単衣でいいな、と箪笥を探し、
胴抜き仕立ての着物があったことを思い出しました。

このように、裾と袖口には裏地がありますが、
胴から上の身頃は単衣になっています。
ずいぶん前に伯母からお古をまとめて送られた内の一着で、
さらりとした手触りから、てっきり夏の着物と思い、
たたんだまま仕舞いこんで忘れていました。
昨年6月頃に着ようとして広げてビックリ、
着られずにそのまましまって、またまた忘れておりました。
一般に着物の時季は10月~4月が袷、6月~9月は単衣、
7,8月はその中でも絽や紗という薄物をまといます。
今は温暖化の影響でしょうか、5月には袷など
とても着ていられない日が多くありますので、
単衣でも差し支えないだろう、となっていますが、
伯母がこの着物を誂えたのは、
暦通りに衣替えをしていた時代だったろうと思います。
「胴抜き仕立て」は6月前の暑い日に、
涼しく着る工夫だったのでしょう。
それにしても付下げや色無地ならお茶会に着られるけれど、
普段着の紬をわざわざ胴抜きに仕立てなくても・・・
これでは5月限定! しかもお稽古限定!
でしか着られないじゃありませんか~。
小間で初めての風炉、江戸時代の釜師大西家の色紙釜と、
それに合った時代の丈の低い風炉のとりあわせ、
水差は信楽の鬼桶。
床には柳宗悦の書で、
之モ亦 之モ サンゲノ 仕事カナ
李朝粉引徳利にカンゾウの花一輪。
爽やかな季節に相応しく、軽やかな中にも、
風格のある室礼で、草庵でのお稽古を楽しみました。
写真でご紹介できずに済みません。
お茶事ではなくお稽古であっても、
茶室にカメラを持ち込むのは無粋な気がして、
いつも一生懸命 脳裏に焼き付けて居ります。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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着物も、いろいろと昔からのルールが変わって、ひどい場合には「とにかく、着ていただけさえすれば・・・」くらいの団体もあるくらいで。
「着物」は日本の民族衣装なのだから、なんとか残していきたいですね。
でも、若い人たちが「浴衣」を着てくれるようになったのは、うれしいことです☆
私の場合はお茶で着る事が多いので、
昔からのルールに即した着方をしますが、
若い方々が浴衣やアンティークの着物を楽しんでいらっしゃるのを見ると、
微笑ましいです。^^