一年前、私は焦っていた。
４匹の仔猫を保護したはいいのだが。
そのうち２匹を里親募集するのはいいのだが。
誰からも問い合わせがないっ！
年末、押し迫った、仕事納めの日。
あまり問い合わせがないので（あってもアンケートに答えないとか）
得意先で「猫好き」で有名なＩさんに話をしてみた。
滋賀県から通っていらして、家中が猫好きで、
Ｉさんちに泊まりに行く時は
「あの家は猫優先であることを理解して行かないと吃驚する」と言われた家だ。
まずは、猫。それから人間と言う家なのだそうだ。
そういう家ならいいかなって思って声をかけた。
（と言うのも、彼女の愛猫が亡くなって、
お父様が猫を捜していると聞いたから）
福来太郎とくぅの写真を見せて、お父様に聞いて戴いたら、速攻でＯＫ！
しかも、兄弟で飼って戴けるとのこと。
お礼を言って帰る途中、はなうたにゃん太さんからアンケートが届いた。
アンケートを読んで、涙が出るほど嬉しかった。
そして、これは、私の「勘」としか言いようがないのだけれど
福来太郎とくぅが行くのは、こちらなのだ、と自信に満ちた確信が沸いて来て、
その場で、Ｉさんに連絡して、
「申し訳ないけれど、福来太郎とくぅのこと、白紙に戻して欲しい。
その代わり、他の猫さんの紹介をするので。
気に入って貰える猫さんが見つかるまで絶対にフォローするので。」
と必死に謝って、快く理解して下さった。
それからは、話はあれよあれよと進み、
福来太郎とくぅは、埼玉のシティーボーイ（キャット）となった。
それからのことは、皆さんのご存知の通り…。
あと一ヶ月ほどしたら、はなうたにゃん太さんちの子になって１年になる。
奇しくも、その日は、紅音ちゃんの月命日。
今日も、はなうたにゃん太さんと
「紅音ちゃんは６日を選んで逝ったのかもしれないね。」
って話した。
世の中のこと、すべて必然だ、と言われる。
それならば、この一年間にあった色々なこともそうなのだろう。
縁の不思議を感じつつ、一年が終わろうとしている…
「ふふふのふ」の別館的ブログ「近江女、一人と二匹で暮らせば…」も
宜しくです。
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