≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その3(テオティオワカン2)

2023-08-26 17:32:15 | 展覧会に行った話
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その2(テオティオワカン1) よりつづく

なんともエキゾチックな波状の石製ナイフだ。柄がない。全周に刃がついているように見える。どこを握ればよいのやら。

キャプション。月のピラミッド埋葬墓6出土。エキセントリックというらしい。




貝製のペンダント。


キャプション。月のピラミッド埋葬墓6出土。その2(テオティオワカン1)でアップした太陽のピラミッドから出土した小立像が身につけていたようなイメージか。
説明を読んでよく見ると人物が見えてくる。丸い耳飾りをつけている。
メキシコってリャマじゃなくてシカがいるのか。中米は南米と違う、これ大事。




ヒスイ輝石製の錐。


キャプション。月のピラミッド埋葬墓6出土。
生贄とか体を傷つける行為とか、そういう怖いもの見たさがなかったとはいえない。




小座像。緑色の石で出来ている。やっぱり頭になにか被っている。その2(テオティオワカン1)の小座像の被り物とよく似ている。


キャプション。月のピラミッド埋葬墓3出土。胡坐が高貴な人にだけ許されていたというのは初めて知る。




やたらとごっついアクセサリーセット。とても重そうだ。


別角度。いろいろな像がつけている耳飾りの本物なのか?中心の穴が大きいけれど、何か通したり詰めたりしたのだろうか?


キャプション。月のピラミッド埋葬墓5出土。生贄が身につけていたらしい。






   トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その4(テオティオワカン3) へつづく




 
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トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その4(テオティオワカン3)

2023-08-26 17:31:29 | 展覧会に行った話
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その3(テオティオワカン2) よりつづく

嵐の神の土器。2柱目の神だ。頭足人だ。正面を向いた円盤状の耳飾りをつけている。

キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。羽毛の蛇っていうのはケツァルコアトルのことだそうだ。ウィキ ケツァルコアトル




巻貝製のトランペット。複雑な模様が彫り込まれているが、何だか分からない。


別のトランペット。こちらは彫り込まれた模様が人物なのが分かる。


キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。マヤと交流があった証拠だそうだ。




緑色の石製の鼻飾り。


キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。ガラガラヘビやシパクトリ神(ワニもしくは蛇の怪物)のモチーフを鼻の下につけるのか。
シパクトリ神で3柱目。




指令棒。木製の出土品があるとは!


キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。羽毛の蛇の神で4柱目だ。





    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その5(テオティオワカン4) へつづく




 
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トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その5(テオティオワカン4)

2023-08-26 17:30:22 | 展覧会に行った話
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その4(テオティワカン3) よりつづく

嵐の神の屋根飾り。嵐の神はその4(テオティワカン3)トップにアップした土器にもなっていた。口から嵐を吹き出すのかしら?

キャプション。テオティワカン、サクアラ出土。嵐の神のアステカ名はトラロク神なのか。




嵐の神の壁画。口から吹く風は下向きにくるりと巻く。サクアラにはよくハリケーンが来たのだろうか?


キャプション。サクアラ出土。トウモロコシが入った背負い籠を背負って、トウモロコシのついた茎を握っている。
嵐が来るとトウモロコシを収穫する??




テオティワカンのテパンティトラ神殿の壁画。


下部左。大勢の人物がいる。ふんどし姿だが、ふんどしの前後が日本と逆な気がする。
手に持っているのが実がいくつもついたトウモロコシの茎なのだろう。
仰向けになって四肢を引っ張られている人物がいる。


下部右。こちらの人物たちはトウモロコシを持っていない。一番下に生えている。大勢の人たちがなんともユーモラスだ。

軽く検索したら、現地へ旅された方のサイトがあった。この壁画は水の楽園だそうだ。水の神(嵐の神)トラロックの楽園なんだそうだ。Travel Sletch メキシコ旅行記 - 2日目 国立人類学博物館 その2
遺跡ときどき猫 テオティワカンと博物館 によると、口からくるりと吹き出ているのは声を表しているらしい。じゃあ、嵐の神の口から出ているのは風じゃなくて言葉?うーん



三足土器。赤い背景に眼鏡のような目の横向きの人物が、上の上の嵐の神の壁画とよく似ている。


キャプション。テティトラ出土。モチーフが刺激的だ。生贄儀礼が最大の関心事か。想像できない。




トウモロコシを粉に挽く道具。現在でも同様の道具が使われているというのがすごい。これはお供え物ではなくて実用品なのか。
ラ・ベンティージャ出土。




鳥形土器。貝がついている。


キャプション。ラ・ベンティージャ出土。貝はメキシコ湾岸部との交易を示しているようだが、そういえばその4(テオティワカン3)にはマヤと交流のあった証拠というトランペットがあったな。





     トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その6(テオティワカン5、サポテカ) へつづく




 
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トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その6(テオティワカン5、サポテカ)

2023-08-26 17:29:22 | 展覧会に行った話
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その5(テオティオワカン4) よりつづく

香炉。カラフル。人物の口あたりについているT字型のようなY字型のような板がある。

キャプション。ラ・ベンティージャ、宮殿B出土。




香炉。これにもT字型のようなY字型のような板がある。ほうきのようなものは何のモチーフなんだろうな?


キャプション。ラ・ベンティージャ出土。




マスク。これにも同様の鼻飾りなんだそうだ。耳飾りもこちらを向いていて特徴的。


キャプション。メキシコシティ、アスカルポツァコ地区出土。

さっきからずっと鼻飾りに注目していたが、現地の博物館に行かれた方のHP 遺跡ときどき猫 テオティワカンと博物館 に、
「葬祭用のマスク。蝶のような形の鼻飾りがありますが、これは魂が口から出ていかないようにしたものだそうです」
という記述があった。魂が出て行ってはいけない のか。



人形(ひとがた)骨壺。二股の蛇の下の大きいもの見たいなのが口から垂れ下がっているように見えるのだが、それともこれは鼻飾りなのだろうか?


キャプション。サポテカ文明、テオティワカン、オアハカ地区出土。移民地区から出たそうだ。メキシコ湾岸地域やマヤのほかにオアハカとも交流があったのか。オアハカはテオティワカンの南東に位置する。





    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その7(マヤ1 ハイナ) へつづく




 
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トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その7(マヤ1 ハイナ)

2023-08-26 17:28:38 | 展覧会に行った話
トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その6(テオティワカン5、サポテカ) よりつづく

テオティワカンの次はマヤだ。マヤにも遺跡がたくさんあるが、このページはハイナ島の土偶を集めた。
ハイナ島はユカタン半島の北西部の海岸沿いに位置している。その1(イントロ、オルメカ)の地図だと❹の北の海岸線にある。地図を見る限り、島といっても対岸から目と鼻の先だと思う。
ハイナは土偶がたくさん出土しているらしい。

支配者層の土偶。鼻梁が眉間の上まで続いている👆
👇横向き。ごっつい帯だ。


キャプション。




マヤについてのキャプション。





貴人の土偶。これも鼻梁が長い。1000年以上まえの土偶の被るつばの広い帽子は、ソンブレロへ連なる長い伝統なのだろうか。


キャプション。




貴婦人の土偶。丸い耳飾りは中心に何かついている。頭の飾りが複雑だ。


キャプション。トウモロコシ神をまねた頭蓋変形なんだそうだ。頭蓋変形は現代日本人には馴染みがなくてぞわっとするが、かつては世界中で行われていたらしい。




書記とみられる女性の土偶。首飾りがごつい。重そう。


道化の土偶。服の柄や頭飾りが凝っている。


キャプション。道化の衣装はキルティング加工の防具なのか。





球技をする人の土偶。小ぶりだが動きがあって目を惹く。腰回りのごつさは一番上の支配者層の土偶よりもすごい。


キャプション。腰でゴムボールを打つって?ピンとこない。


球技についてのキャプション。
マヤ遺跡探訪 球戯・球戯場 を見ていると、球戯場はあちこちの遺跡にあるようだ。
ウィキ 球戯 によると、腰で球を打つタイプの球戯場は、穴の開いた円い標識が壁についているそうだ。


土偶の腰についている防具を実物大にしたらこんな感じ。石製でむちゃくちゃ重いので、実際に身に着けて動けるとは思えない。


土偶と石製球技用防具とゴムボールは並べて展示してあった。


キャプション。これら3つはそれぞれ違うところのものだ。




織物をする女性の土偶。経糸(たていと)のテンションを腰で支える腰機(こしばた)だ。バックストラップウィービングともいう。本邦ならいざり機(いざりばた)が伝統的だ。
ごろんごろんと大きい球がつらなった首飾りが重そうだ。円い耳飾りはもう必要不可欠な気がする。
高い帽子を被っているように見えるが、もしかして頭蓋変形?


横向き。機の先に鳥がとまっている。


紡錘車。


紡錘。紡錘車に軸を通したもの。これで紡いでいたのは木綿かしら?


キャプション。機織りで使う糸を紡ぐための紡錘車だけれど、出どころは不明だそうだ。





    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その8(マヤ2 パレンケ1) へつづく




 
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