≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

カンカン帽風 と クローシュ帽

2016-08-05 21:16:03 | 編物


医者とか検診とか待ち時間が長くて、編み物がはかどってしまった。

ダイソーのペーパーヤーンで ブリムが波打つ帽子 を編んですっかり気をよくして、
同じダイソーの色違いのペーパーヤーンで違うタイプの帽子を2つ編んでしまった。
ブリムひらひら帽と同様、細編み﹙こまあみ﹚ではなく筋編みで、麦わら帽子をちょっと意識したテクスチュアだ。
ブリムひらひら帽は9号で編んだが、今度の2つは7号。
同じ糸のはずだが、編んでいてどうも太さが違う気がした。


このカンカン帽風は夫用。
毎段10目増やしたら、なんとかトップは平らになった。
ちなみに、ブリムひらひら帽やクローシュ帽は毎段9目増。





トップからサイドがくっきり垂直になるように、
サイド1段目は細編みの裏引き上げ編みにし、さらにその次の段で減らし目した。

リボン部は違う色で模様編みした。
細編みで色を変えるとフラットになってしまって、というよりむしろへこんで見えるくらいで、
リボンがわりには物足りない。
それで色々工夫して、
地のベージュと接するところは盛り上がるように もう一回糸を絡める細編みをアレンジした編み方をして、
そこに挟まれる部分には長編みの表引き上げ編みを縦に連続して
地の筋編みの横のラインに対して縦のラインを強調して、
色だけではなくテクスチュアでもデザインを引き締めた。

ブリムには全体にテクノロートを入れて、しゃんとするようにした。
ブリムもサイドからくっきり水平になるように、表の引き上げ編みで編み出した。
目を増やすときは1段につき13目、3段につき1段くらいは増やさない、という風に編んだ。

帽子のサイズは苦労した。
面倒臭がってサイズテープを縫い付ける気はなかったのだが、
編み直しても編み直しても夫の頭にうまく収まらない。
けっきょくブリムの1段目にテクノロートを編み込んだ段階で
テクノロートの引っ張り具合でサイズを決めた。

ブリムを編みながら、テクノロートの入り具合に気を配ることで、平らに仕上げることができた。
ずいぶん試行錯誤したせいか、まあまあ満足できる仕上がりだ。

わたしとしてはカンカン帽のイメージで編んでいたけれど、
テクノロートの入っていないサイドとかトップとかはラインがピシッとしていなくて、
むしろアウトドアハットの雰囲気もある。
まあ、ただのおしゃれというより、首筋に当たる陽も半分くらいは遮る実用性を求めて
ブリムを広めに編んだし、
帽子だけ決まりすぎても着こなしのトータルで変かもしれないし、
こんな感じでいいんじゃないでしょうか。

ところで、帽子の下に敷いたバッグも同じダイソーのペーパーヤーンで編んだものだ。
そのうちアップします。




これはわたし用のクローシュ。
ブリムひらひら帽のあと、カンカン帽風のまえに編んだ。
ブリムひらひら帽のリボンに懲りたあとに作ったので、こんなに手抜きなリボン。
このあとに編んだカンカン帽風のリボン部は気張ってます。

トップは前記のとおり毎段9目増やし、ブリムは毎段11目増やした。
ブリムひらひら帽で立ち上がりのない編み方にすっかり慣れたので、
この帽子ではもう少し目立たないように増やし目してみた。

これもブリムには全体にテクノロートを入れた。
去年編んだ帽子よりブリムが広めでしゃんとしていて、より実用的だ。
何個も作らないとダメだなぁ。



★ ラベリーに2つの帽子をアップしました。  カンカン帽風 、 クローシュ帽


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブリムひらひら帽子

2016-07-01 18:07:18 | 編物


100均のダイソーで安いペーパーヤーンを見つけてしまった。
40gで70mある糸が108円とはたいそうお得だ。
しかもそこそこ色数もある。
おととし、昨年と帽子を編んだクラフトクラブという商品のペーパーヤーンは
30g75mで400円くらいだから、もうすごいお得感である。

安さにかまけてぽこぽこ買ってしまった。
まあ紙質は多少劣るけど、それなりの編み上がりだし、目をつぶる。



去年も帽子を編んだ のだが、いくつか気になった点があったので、今回はそこを変えてみた。

まず、立ち上がり。 って、次の段に上がるときに編む鎖編みのことだよ。
帽子の後頭部に縦のラインができちゃう。
薄紫で編んだら更に目立ってしまったのでほどいて、今回は立ち上がりなしのスパイラルで編んでみた。
立ち上がりがないと、段の始めが分からなくなりやすい。
臨時の目印を毎段入れたが、もっと分かりやすくするために増やし目も同じところにしてみた。
そうしたら、つむじのような渦模様ができた。 まあいいか。

次に気なったのは、ブリムが垂れること。
2年前に作った帽子が気に入らなくて、昨年はブリムの端に形状を保つ柔らかい針金みたいな樹脂の芯、
テクノロート を入れてみたのだが、
今回はブリム全体に入れた。 立ち上がりなしなので入れやすかった。
入れた分一段の高さが増した気がする。 まあいいや。

そして、やっぱりサイドとブリムの境にはリボンがほしい。
リボン通しとして長編みを一回ねじって表引き上げ編みにしたものを両サイドに編んでみた。
リボン通しは4か所あってもいいかもしれないな。
リボンはあえて鎖編みにしないで、平紐を編んでみた。



あきた。

あまりよく調べずに、リボンとして必要な長さの3倍 糸を準備したら、余りまくった。




左のリボン通しにはシャレで小花もくっつけてみた。

編んだ帽子は子供にあげたが、まだ使っていないらしい。


         ラベリーにアップしました。 → 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロシェがま口

2016-06-04 11:10:23 | 編物


最近は家を空けることが多い。
それでも出先の空き時間をちょこちょこ利用して編んでいた。
手を動かしてものを作ると心が落ち着くし、出来上がれば嬉しい。

ケータイの充電器のコードがバッグの中で解けて困るので、
ぴったりサイズのがま口を編んだのだ。


今も出先でブログを書いている。
写真だけ家で加工して先にgooに保存していたが、サイズを間違えた。
こんど家に帰ったら直そう。       ←  直しました。


糸は


クラフトハートトーカイのオリジナル糸の ウイスター キラリネ というもの。
ポリエステル100%のこの糸はアクリル糸よりももっとタワシに向いているそうだが、
わたしはタワシにせずにがま口にした。

触感に特徴があるから、バッグの中を手探りしてもすぐ見つかるだろう。




こんな感じで6号のカギ針で中長編みを筋編みにして目を増やしながら編んで、
丸い側面にした。

うずまきのほうは、各段を半分ずつに編んでそれぞれの色が追いかけるようにした。
目を増やすので、けっこう頭を使ったが、うまくいった。
レシピなしでいろいろ考えながら試行錯誤するのが楽しい。




反対の面は編んでない糸をくるみながら編んだ。




底は細編み (こまあみ) の筋編みで両側面を編みつけながら葉っぱ形に編んで、最後に中心を引き抜き編みで閉じた。

けっこう伸縮性があるので、充電器がきっちり収まるけど出し入れしやすい。
我ながら、楽しくてちゃんと使えるものができた。
出口がなかなか見えず体力的にもきついが、
こうやって自分で自分をなぐさめながら、希望を失わず、明るく元気に乗り切りたい。


ラベリーにアップしました。 → 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おすわりウサギの編みぐるみ

2016-03-29 19:05:31 | 編物


子どもが編みぐるみの本を買った。
どれどれ、と見ていたら無性に作りたくなって、あまり毛糸をかき集めてウサギを編んでしまった。
 
元ネタの本: ナチュラルテイストのあみぐるみ

元ネタは 編み込み模様のウサギ というものなのだが、バランスがどうも気に入らなかったので、
いつものごとく適当にアレンジして、ちょっと耳や腕や胴を大きくしてしまった。





しっぽは ポンポンメーカー なるものを初めて使って作った。
これは本当に上手にポンポンが作れる!





糸はおおむねアルパカ。 うさぎだけどアンゴラの手持ちはなかった。
足りなくなってきた後頭部やしっぽはラムウール。
細い糸を3本取りにしたので、アンゴラとラムウールが適当に混ざっているところもある。
ラムウールのしっぽはできたときの質感は今一つだったのだが、
石鹸とぬるま湯で洗ったらいい感じになった。





小さいしすぐにできあがるかな? と思いながら編んでいたのだが、
なにしろしょっちゅう目数が増えたり減ったりするので、気が抜けない。
ほどきまくったけど、ずいぶん楽しんで編んだ。

編み上がったのはけっこうまえなのだが、最後のしっぽ付けがずっと滞っていた。
今日やっとくっつけた。


このうさぎは、もうすぐ家を出る一番下の子どもにあげた。


ラベリーにアップしました。  → 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シェットランドレースのショール

2016-02-10 16:07:21 | 編物


2012年春号の 毛糸だまNo.153 に載っていたシェットランドレースを見て、どうしても編んでみたくなったんである。
それから3年以上も経ってからやっと取り掛かったのは去年の初夏。

棒針のレースというのはそれまで編んだことがなかったので、編んでみるとこれがなかなか難しかった。
シェットランドレースはどうやらガーター編みが基本で、偶数段を編むときはけっこう気楽に息抜きができるはずなのだが、
いきなり編んだこの柄は偶数段に3目一度が入り、しょっちゅうわけが分からなくなってしまったからである。
100段くらい編んでやっと分かってきた、という体たらく。

分かってきたら棒針レースはなかなか面白い。 これはほかの柄とか三角ショールとかも編んでみたい。

編み目アップ:


糸は、何かと使う金の羊の ラムウール双糸2/14。 8号針で編んだ。


全体図:



シェットランドレースはブロッキングという仕上げが必需である。
編み上がった状態はくちゃくちゃで手で広げないとレースに見えず、なんだかねぇ、という感じなんである。
ブロッキングしてはじめてきれいなレースになる、らしい。

とっくに秋には編み上がって、ブロッキングはどうしたもんだか、とずっと寝かしておいたが、
暖かくなるまえには仕上げなくっちゃ、と重い腰を上げ、
嶋田俊之『シェットランド・レース』 を参考にして、見よう見まねでブロッキングしてみた。
といっても、コルクボードとピンを買い集める気にならず、
ちょうど柵があったので、水通ししたあとのショールを糸で留めてみた。




為せば成る。 エッジもぴんとして、それらしくなった。
ブロッキングするまえのくちゃくちゃの状態の写真は撮るのを忘れてしまったよ。

使った感想もアップしたいところだが、
このショールはわたしの首に一度も巻かれずに手芸好きのおばさんに送られてしまった。
さっき、届いたよ、と電話が来たよ。


ラベリーにアップしました。 →  



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする