瑠璃光寺五重塔は、嘉吉2年(1442年)に大内義弘の菩提を弔うため、弟の大内盛見(もりはる)が、香積寺(こうじゃくじ)の境内に建立したと言われているようです。
香積寺は後に解体されて萩の方に移されたそうですが、ガイドさんの説明では、五重塔は市民のたっての願いで残されたのだということでした。
瑠璃光寺は曹洞宗の寺院で、五重塔を中心とする境内は香山公園として整備がなされていて、平成18年10月に、歴史的・文化的資源を適切に保存・活用している、ということで「日本の歴史公園百選」の一つに選ばれています。
香積寺は後に解体されて萩の方に移されたそうですが、ガイドさんの説明では、五重塔は市民のたっての願いで残されたのだということでした。
瑠璃光寺は曹洞宗の寺院で、五重塔を中心とする境内は香山公園として整備がなされていて、平成18年10月に、歴史的・文化的資源を適切に保存・活用している、ということで「日本の歴史公園百選」の一つに選ばれています。
(1)
山口と言えば五重塔、その姿はとても美しく、
一年を通じて訪れる人は途切れることがないようです。
・・・・・ 1360+650=2010 ・・・・・
今年は山口開府650年にあたり、それを記念して9月18日(土)~9月26日(日)まで、国宝「瑠璃光寺五重塔」の内陣 が特別公開されるというので、21日に出かけました。
直前に、山口開府650年記念バスツアーがあるのを知り、急遽それに乗ってみることにして、前の記事「龍福寺」の桧皮葺の葺き替え作業も見ることができました。
定員20名でしたがツアー客は私達を入れて5人、1人650円は大型バスのガソリン代にもならなかったのではないかと思いますが、この五重塔も、ガイドつき資料つきで拝観させていただきました。 入口のところにボランティアのガイドさんが詰めておられて、何人か集れば、誰でもガイドはお願いできるようでした。
(3)門を入って正面に見えるのが 保寧山瑠璃光寺
左手には瑠璃光寺資料館があり、その前には、山口市に大内氏の本拠を構えた大内弘世(ひろよ)の騎馬像が見えます。 五重塔は、ここから池を廻った右手側にあります。
(5) 大内文化の最高傑作と言われている五重塔 (6)
────── パンフレットの "ひとくちメモ" より ──────
い 法隆寺(奈良)、醍醐寺(京都)の五重塔と合わせて「日本三名塔」と呼ばれています。
ろ 全国で重要文化財に指定されている五重塔は22塔あり、このうち9塔が国宝です。
9塔のうち檜皮葺(ひわだぶき)は、瑠璃光寺と奈良の室生寺だけです。
は 塔の高さは31.2m、このうち相輪は8.5mで、絶妙のバランスをかもし出しています。
に 二層にしか匂欄がないこと、また、唐様円形須弥壇は唯一この塔だけです。
(須弥壇は直径2.8m、高さ69m)
ほ 二層の脇間羽目板にある菱紋は大内氏の家紋「大内菱」です。
へ 塔身は、初層で16畳間程度、四層で8畳間程度と、細くなっていきます。
と 心柱の直径は、初層で45cmあり、上に行くほど細くなっています。
──────────────────────────ろ 全国で重要文化財に指定されている五重塔は22塔あり、このうち9塔が国宝です。
9塔のうち檜皮葺(ひわだぶき)は、瑠璃光寺と奈良の室生寺だけです。
は 塔の高さは31.2m、このうち相輪は8.5mで、絶妙のバランスをかもし出しています。
に 二層にしか匂欄がないこと、また、唐様円形須弥壇は唯一この塔だけです。
(須弥壇は直径2.8m、高さ69m)
ほ 二層の脇間羽目板にある菱紋は大内氏の家紋「大内菱」です。
へ 塔身は、初層で16畳間程度、四層で8畳間程度と、細くなっていきます。
と 心柱の直径は、初層で45cmあり、上に行くほど細くなっています。
(7)東側(阿弥陀様の後から) 心柱(しんばしら)が見えています。
(8)北側 (阿弥陀様の右)から | (9)コチラは南側 (手前は大内義弘銅像) |
(10)
西を向いて、阿弥陀如来坐像と大内義弘銅像がまつられています。
須弥壇(しゅみだん・仏様をのせる台)は全国的にも珍しい 円形 で、
唐様のものはこの塔だけだそうです。
軒を支える組み物のことを斗栱(ときょう)と言い、軒の荷重を支えると共に、
五重塔の塔身を支える役割も果たしているのだそうです。
各層隅の大斗(だいと)には、斗繰(とぐり)のない立方体の材木が使われていて、これは他の五重塔には見られないことだそうです。 (11) 斗栱 (12)→ |
(13) | (14) |
(15) 逆蓮頭 | ニ層の勾欄(こうらん・欄干)の 四隅の親柱の頭の彫刻は、 蓮の花を逆さにしたような 形をしていて、 逆蓮頭(ぎゃくれんとう)、 別名「唐様宝珠」というそうです。 |
(16)ニ層部分
(17)
境内出口に向かったところに、司馬遼太郎の記念碑や雪舟の像があります。
(18)司馬遼太郎の記念碑
前に小太郎さんも書いておられた「街道を行く」の中で山口のことを記した部分の碑です。
(長州は、いい塔をもっている)
と、惚れぼれするおもいであった。
長州人の優しさというものは、
山口に八街九陌をつくった大内弘世や、
ザビエルを保護した義隆などの大内文化を知らねばわからないような気もする。
司馬遼太郎「街道を行く」(一) 長州路より
と、惚れぼれするおもいであった。
長州人の優しさというものは、
山口に八街九陌をつくった大内弘世や、
ザビエルを保護した義隆などの大内文化を知らねばわからないような気もする。
司馬遼太郎「街道を行く」(一) 長州路より
(19)どうしてここに雪舟の像があるかというと・・・
雪舟は、中国に渡りたいがために40歳前後に山口に来て、47歳のとき(1467年)に大内氏の遣明船に乗って中国に渡り、水墨画の修行に励んだそうです。
有名な国宝「四季山水図」もアトリエとしていた山口の雲谷庵で描かれたそうです・・・
では終わりに、記念バスツアーで貰った絵葉書のうち2枚を。
(20)心柱(しんばしら) (21)五重塔
さすが絵葉書! 五重塔が光で美しく捉えられています。
光線は西日、自然光だけですかねぇ・・・??
心柱は下から見上げたところ・・・
・・・立ち入れませんのでこれは写真では撮れません。
好評に付き^^、残りの3枚もスキャンしました。
絵葉書は写真用紙ではなく、単なる印刷なのが残念です。
それから、瑠璃光寺五重塔や龍福寺の檜皮葺葺き替え作業に携わっておられる 桧皮葺師さんのブログを見つけましたのでご紹介します。
「桧皮葺師の徒然日記」 ( 瑠璃光寺五重塔 ・ 龍福寺 )
いつもは五重塔の扉は閉められています。
両横の連子窓から外の景色を見ておいでなのでしょうか^^。
前回の公開の時にも拝観してるのですがそのときは、
心柱と、びっしり置かれた古い経本が印象に残ってるのですが、
一体どこだったか??
須弥壇の中か、それより下だったようにと思うのですが・・・・?
今回は、経本は全く見かけませんでした。
出ましたねー、瑠璃光寺の五重塔。
私も大好きな五重塔です。何度か見に行ったことがあるんですよ。
さすがに、中は見た事が無いので、ゆっくりと見せていただきました。
心柱は こうなっているのですね。
絵葉書の写真も載せて頂いて嬉しいです。
今回は コンパクトをお持ちになったのでしょうか??
また ゆっくりやってきます。
見られたことがあるんですね、よかった!^^!
見られてるんだったら説明不足も許してもらいましょう。
中はどうやら四方から撮ることができたのですが・・・・
カラを持っていくと気持ち的に、ゆっくり観賞、と言うことにならないのがちょっと悲しい^^。
そんなに人も多くなかったのでゆっくりしてもいいのかもしれませんが、どうしてもすぐ席を譲らなきゃの気分になって落ち着きません。
前回見た時も、心柱が印象的でした。 あの大地から真っ直ぐ一番上までいってるのかぁと感激しました。 長さはだんだん細い3本をを繋いでいるそうですが、まさに心柱なんだと太さに感激!ですね。
さすがにこの位置からは撮れないと思って、絵葉書を載せました。 あとの3枚の絵葉書は、斗栱などですが、私のといい勝負だなどとバカ言わないで^^ 載せましょうかね ^^ゞ
最初の友達と行った時はコンデジでしたが、再度CLOUD FORESTの時には、子供達とでしたので一眼レフを持ってでました。 差はないでしょうけど^^、(1)(2)(3)(6)の4枚が
一眼レフです。
前回のときには、心柱と教本だけで阿弥陀様など見えなかったんですけどね。 どこを見たのか腑に落ちません。
ハナミズキはおさまりつつあるでしょうか?
無理されませんように、、、いつもありがとうございます。
瑠璃光寺五重塔お待ちしていました。
やはり明るい時に行かなきゃダメですいね~^^。
いやー山口の誇る五重塔!いいですね~実にいい^^。
この期間に2度行かれたということですか~ それもまた素晴らしい!
私は6の写真が好きです。空と塔と池との色合いがいいと思います。
私が行って感じたのは五重塔を正面から見ると、バックが空になるので、
写真を撮るときには太陽の位置が問題かな?・・と思いましたが、いかがでしょう?
心中!そうかー六本木心中は好きな歌なんですよ~アンルイスの・・もしもし・・心中・・芯柱じゃなくて心柱(しんちゅう)と読むの??
中はガランドウになってるんですね~。。
中には階段があるのでしょうか?最上層まで行けるはずですよね~??
絵ハガキの19のように、中には入れてくれないんでしょうね~^^。
うーん、やっぱりまた行きたくなりました。
ところでその下の龍福寺の記事、冒頭から瑞雲山龍福寺山門までのフォントがメイリオになってますが・・
自体もやや大きめですね~
このフォントは照れまん君の記事の書体と同じです。というか私のPCではそう見えます。
寄り道お疲れ様でした。WP騒ぎもボチボチ終るかなとは思うのですが、日本語フォーラムの方はもう暫く時間が掛かりそうですね。
今これだけの木造建築を作れる職人がどれだけ居られるんでしょうね。技術の継承の為にもこの様な建築物は大事に残して欲しいと思います。
心柱の考え方は建設中の東京スカイツリーにも採用されてるそうですね。
今なら何処の誰それさんの発想でって成るのでしょうが、名も無い職人さんが考えたんでしょう。
名は残らなくても、その技術が後世に残って役にたっているんですから、名も無き職人さんも天上の世界で喜ばれていると思いますよ。
檜皮葺の屋根と言うのも五重の塔としては珍しいのでは?
16番、少々ふんぞり返ってるけど好きだな。コンデジなんだ。(6)は構図と傾きはきれいで良い写真だよね。けど(16)をほんの少し傾き調整して明度を落とせば(6)よりもっと良い写真になるような気がする。 一眼で風景撮った事無いから直感で言ってるから、気を悪くしないでね。
大きな展覧会に入選した蔵友の作品を見たいって言ったら貼付して送ってくれたんだけど素晴しいのよ。補正なんてしないのだと思ったら、写真屋さんがピントが合っているかルーペで見て、それから専門のラボに出してプロが補正するんだって。そうして応募するのが当たり前だったんだって。その人も驚いたそうだけど、そういう世界かぁ~と上には上があるね。
竜馬観てると、つくづく長州人って凄いと思うよ。皆さんその末裔だったんだね。 御見それしました。
公開の方は終ってましたけど、霧の彫刻を見た時についでに、ちょっと一眼レフではドンナ写真になるか、撮ってみたかったので行きました。
いやーー撮る度に、「私のコンデジは素晴らしい」の感を強くするばかりで・・・・・><; 辛うじて(6)を気に入ってくださってありがとうございます。
空の色は、さすが一眼レフだからか、お天気の違いなのか、青く撮れていますね^^。
太陽の位置、大いに関係あるでしょうね。 でもいくら西日が強く当たった時だと言っても、絵葉書のようには撮れませんよね?
あれは、ライトアップでもしてるのでしょうか。
しんばしら、重箱読みですね。 ふりがなと、絵葉書の写真を追加しました。
龍福寺、メイリオになってる??
確かに左寄せの部分はメイリオを指定しているのです。
プレビューの段階で、全体はメイリオらしいものになってるのに、divで囲ってる左寄せの部分はなってなかったので、あらためて指定したのです。
でも私のXP、Explorer8では、照れまん君の記事の書体と同じ、何の変哲もないゴシック?です。
照れまんさんも私と同じ様に見えてるのではないでしょうかねぇ。
見る人のPCによって、書体もちがってみえるのですね。
不思議なことに、プレビューの段階ではメイリオ(たぶん)に見えるんです。 この書体なんだぁと思ってアップするとゴシック・・・・それであきらめてたんです。 簡易プレビューではなくて、別ウインドウのプレビューは最近加えられた機能なんで、見えるんですかネェ・・・・
ひょっとして、テンプレートを新しい物に替えたらいいのかもしれませんね。
メイリオの件ですが、参考までに・・こう見えています。
http://blog.goo.ne.jp/haw_kotaro/m/201010
何でも、ドンナに大きな建物だろうが、木だけで造ってた時代、素晴らしいですね。
がっしり組み合わせてびくともしない、それでいてしなやかなんですよね。
名もない職人さんが、自分の最高の技を出し切ってモノを作り上げていたんですね。 一人ずつの技が横に縦に重なり合って素晴らしいものを造り上げていったのでしょう。
屋根のなめらかな曲線を一つ見るだけでも、その時代の人の素晴らしい感性に、頭が下がります。
檜皮葺の屋根は、檜の皮を、1.2センチづつずらしていきながら、形作り、少し進んでは遠くから眺め、自分の目で確かめてはまた進める、の繰り返しのようです。
国宝9塔のうち、檜皮葺の屋根というのは、奈良の室生寺とこの瑠璃光寺の五重塔の、2塔だけだそうです。
そうです、私からは (2)や(4)の win-xp ie-8 のとおりです。
(1)や(3)に見えてる人がいるんですね!@@!
gooの方を見ていて、訊きたいことがあるんですが、見るのは見ても、このところなかなかアッチまで行ってコメントする時間がない><;
またゆっくりしていきますので、よろしく・・・・・。
桧皮葺の屋根は、いつやらも小動物による被害で修復中とかいう報道を見ました。
桧皮葺師さんの日記ブログがあるので、記事にも追加しました。 http://blog.canpan.info/hiwadaya/
(16)番、・・・後から(13)を加えたので、(17)番になってる分ね。 私のコンデジのよさが分るでしょう! な~んちゃって^^ 私もお気に入りです。
鯉の動きがあるときにと、待って撮ったのよ。
鯉も塔もと思ったので、カメラを膝より下に持っていったので、モニターがよく見えてなくて、少し曲がってるか^^。
明度を落とす・・・・・^^ 五重塔が黒くつぶれそうで落とせない・・・ 一番明るく撮れてるのを選んだ。
絵葉書のぐらいハイライトの当たってるところがあれば、もう少し黒っぽく写ってる方を選んだかもしれないけどねぇ。
ピントは、ルーペで見てもボケてないように撮りたいね。 ブログの大きさに慣らされてしまって、少々ぶれててもワカランワカラン、なんて言ってちゃいけないね><;
龍馬伝見てもなに見ても、女性が素晴らしく描かれてるよね^^。 しっかりした取巻く女性陣、内助の功、これなくしては、大成は遂げられなかったのではと思ってしまうぐらいよく描かれている。
まあ、突き詰めればお互いなくてはならない存在、そういうことじゃわね^^。
(16が17になってたのを言い忘れてたので、書き加えて、順番が変チャった、ゴメン。こんなときは編集できるといいね。)