SHOUT! リキリキリッキー絶叫部屋!

リッキー・りさ・ニシザーのお部屋。
うた歌いで、ライダーで、庭師エッグです。

『この世は冗談だ』

エイプリルフールとおばあちゃんと学び

2006年02月16日 23時58分38秒 | リキ日記
おばあちゃんと花見に行く約束があるので、
カレンダーを見て、帰省の日を考えていた。

なかなかいい連休が無い。

土日の欄を、だーっと見ていたら、
ふと「エイプリルフール」の文字が目に入った。

4月1日(土)エイプリルフール。
そうだこの日、これにしよう、と思ってこの土日に決定。

何故って、あたくしには、エイプリルフール=おばあちゃん、
なのであった。

子供の頃、よく騙されたもんです。

エイプリルフールってほれ、学校無いでしょ?
あれ有ったら大変だろうねえ。
あたくしなんかほんと助かったよ。

まあともかくも、学校無いから誰に会うわけでもない。
それで、いっつもおばあちゃんに騙されていた。

一番がっかりしたのは小さい頃(10才未満)のある年、
「鏡川の上流の河原にUFOが降りた!」という嘘。

うちのおばあちゃんはね、本当に作り話の天才なんです。
うまーい事、実に見事に語って聞かせるんです。
この嘘の最大のポイントは「高知新聞に載っていた」と
いう所でした。

それを見てとても驚いたと、迫真の演技で語るんです。
もう皆大騒ぎだと、言うんです。

あたくしはもう~、とてもとてもとてもとても!
こお~ふん、大興奮いたしました。

「早く見に行こう!」と大騒ぎする私に
「調査団が来てるから立ち入り禁止だ」などと言い、
なかなか見に行こうとしないおばあちゃん。

しびれを切らした私がこっそり自転車で出かけようとした
その時、自転車の前に立ち、満面の笑みでおばあちゃんは、
「うそ」
といいました。

一瞬、うそ、と言う言葉の意味が解らなかったあたくし。
「・・・?うそ? うそってなに?」

ぼー、としておる私に
「今日は~、えいぷりるふうる~! う~っそぞね~」
キャッキャと無邪気にはしゃぐ祖母。立ち尽くす孫。

身体から、何かがへなへなへな~っと抜けていったのを
覚えております。

その日から、新聞とかTVとか、そんなものを
鵜呑みにしちゃ駄目なんだな、と学んだのでした。
おかげで今もメディア嫌い。
(でもよく考えたら、これ、ちっとも新聞悪くない)

他にも、なんかちょこちょこエイプリルフールで
騙された氣がしますが、ここまでのは無いので
覚えてない。

ただ、「何で毎年こんな一生懸命になってるんだろう」と
妙な事にマメなおばあちゃんを不思議に思ったものです。
(騙された後ね)

うちのおばあちゃんは本当にシュールな人なんですけど、
これもそのほんの一面なのでした。

そんなこんなで、懐かしみなどしつつも、
あたくしはまた、騙されに帰るのでありました。

(本当にひっかかったらどうしよう。。。)