プロ野球キャンプも中盤に差し掛かり、紅白線や練習試合など、いよいよ実戦的練習に入って来ました。我らがドラゴンズは若手中心のオーダーですが、主力外国人のビシエド選手、ゲレーロ選手が早くも登場です。
そこで目立ったのが、ゲレーロ選手。日本での初対外試合で2本の2ランホームランを放つ“衝撃デビュー”を果たしました。この日、ハンファとの練習試合には三番・サードで先発。初回、1アウト二塁の初打席で真ん中高めのストレートを、バックスクリーン右側へ運ぶ先制2ラン。第2打席はセンターフライに倒れたものの、4回の第三打席では緩いカーブを完璧に捉え、レフトポール際のスタンド後方ネットに直撃するライナーでの、この試合2本目のホームランでした。この日は期待どおりの衝撃的なバッティングを見せつけてくれました。
他にも、遠藤選手が4安打1ホームラン、阿部選手、石岡選手のホームランなど、20安打18得点と打線が爆発。ドラフト2位の京田選手は2安打、WBC代表の平田選手は3安打1打点でした。守っては先発の鈴木選手、野村選手、佐藤選手、三ッ間選手、福選手のリレーで1失点に抑え、1618-1の大勝で2017年のスタートを切りました。
打線はまだまだ分かりませんが、ピッチャー陣はこのまま調整を続けていってもらえれば、今年はようやく期待に応えそうな雰囲気です。
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中日 200911212|18
昨年のNPBリーグ最下位ドラゴンズと、KBOリーグ7位(10チーム)のハンファとの”昨年までの”下位チーム争いであり、相手は一軍半的な選手ではあるものの、内容的にも良い試合ではありましたので、ホッとします。 ただ、昨年も韓国チームには4勝1敗のスタートで、その後、横浜DeNAベイスターズと対戦してから急降下でした。でも、今年は大丈夫です。韓国チームとの対戦後はベイスターズではなく、広島東洋カープですから。
さて、韓国プロ野球のことはよく知りませんので、ここでプチ情報。ハンファ・イーグルスは石油化学や流通産業を手がける財閥・ハンファの球団です。1986年に球界に新規参入した当時の名称は乳製品企業・ピングレでした。韓国シリーズには6回出場しているものの、優勝回数は1999年の1度だけ、リーグBクラスは20回、Aクラスは11回です。2015年にキム・ソングン監督を迎えたことで注目が集まり、以降は観客数が大幅に増加しました。