牛や豚のレバーをニラやショウガなどと炒めて塩、コショウ、しょうゆなどで味付けした中華料理です。日本ではほとんどの場合、このほかにモヤシを入れたり、さらにニンジン、タマネギなどを入れることもあります。この料理は、「レバニラ炒め」なのか、それとも「ニラレバ炒め」なのでしょうか?それとも、どちらも正しいのでしょうか。
私は、大大好きに区分される定番メニューですが、レバーの味や食感が苦手な方がいると思いますし、ニラの独特の香りなどから苦手な方もいると思います。最近は、昨日紹介したとおり、ビタミンAや鉄分を豊富に含む料理として、女性を中心に見直されているようです。
日本生まれの料理ではなく、もともとは中国生まれの料理であり、中国では「韮菜炒牛肝」または「韮菜炒猪肝」と表記します。「韮菜」は「ニラ」、「炒」は「炒める」、そして「牛肝(猪肝)」は「牛(豚)のレバー」のことを表しています。ということで、ここですでに結論がでているのですが、本来は「ニラレバ炒め」が正しい呼ばれかたになります。
ですから、日本では当初「ニラレバ炒め」と呼ばれていたと思いますが、赤塚不二夫さんの漫画「天才バカボン」のTVアニメ第9回第18話(1971年11月20日に日本テレビ系で放送)の「ごちそうはレバニライタメなのだ」で、「ニラレバ炒め」が好物のバカボンのパパが、「レバニラ炒め」と何度も呼んだいたことと、バカボンのパパが、「レバニライタメ知らないとはお前それでも日本人なのか?」などの影響で「レバニラ」といういい方が広まったとされています。
この説は、NHK総合で2020年2月20日放送に放送された「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」や同じくNHKで2009年10月9日に放送された「国民的ことばバラエティー みんなでニホンGO!」で紹介されています。
つまり、「ニラレバ炒め」が本名であり、「レバニラ炒め」が通称ということになります。
なぜ、バカボンのパパが「ニラレバ炒め」を「レバニラ炒め」と呼んでいたのかは定かではありませんが、「♬太陽も西から登って東に沈む~」ですから。
まあ、私は「ニラレバ炒め」派ですが、美味しければどちらでもいいのです。
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