ロシアによるウクライナ侵攻が始まって約3ヶ月以上が経ちました。
ロシア軍により占領された地域があったり、ウクライナ軍による反撃によりロシア軍が押し返されている地域も少なくないですが、こうした今現在でもウクライナ各地で戦闘が続いています。1日でも、1時間でも、1分でも早く終結することを願うばかりです。
ウクライナ北東部にあるウクライナ第2の都市ハルキウ(ハリコフ)市の地下鉄駅は数ヶ月にわたり、ロシア軍からの攻撃を避ける場所を探していた市民のためのシェルター(避難所)として利用されていました。2022年5月24日から地下鉄の運行が再開され、少しづつですが、平和な暮らしが戻りつつあるようです。
ロシア軍の攻撃が始まり、市民が避難していた、とある建物の地下室で舞台衣装でウクライナを励まそうと、毎晩のソロコンサートでバイオリンを演奏していたのが、ハルキウ市に住むバイオリニストのベラ・リトフチェンコさん。ベラさんはハルキウ市では有名人で、攻撃前までは音楽教室を主宰し、コンサートなどで演奏もしていたそうです。
当時、地下室から舞台衣装のドレスに着替え、演奏の映像と曲をSNSで配信していました。
「戦争以外のことを考えてほしかった」「戦争をやめてほしい。ウクライナ人は平和を望んでいます。ハリコフはロシア語の街です。ロシア人やロシア文化を嫌うことはありません」とメッセージも発していました。
ウクライナ南部にあり、黒海に面する港湾都市・オデーサ(オデッサ)。ウクライナにとって、ここを占領させると完全に内陸化してしまう、主要産品の小麦などの輸出ができなくなり、また、北大西洋条約機構(NATO)の艦艇の寄港地でもあり、地理的に重要な場所とのことで、現在でもロシア軍から激しく攻め立てられている都市の一つです。
そのオデーサのシェルター内で、バイオリンを演奏してウクライナ兵たちの心を癒しているのが、モイジー・ボンダレンコさんです。
モイジーさんはウクライナ・ドニプロペトロウシク州の村で音楽を学び、キーウ(キエフ)国立文化芸術大学に入学し、オーケストラに所属していたそうです。ロシア軍の攻撃が始まると兵役に志願し、今ではバイオリンではなく銃を手に戦っています。
「最初は怖かった。当然、それまで戦争なんか経験したことはなかった。だが今はここで落ち着きを取り戻している」「なぜなら、私たちの国が今まさに求めているものこそ、防衛者だからだ」と、語っています。
モイジーさんが演奏を始めると、誰からともなく歌い始め、一緒にギターを弾く兵士もいて、奏でるバイオリンの音色は、ウクライナ兵たちを勇気づけ、国を守るための力を与えているそうです。
ベラさんの夢は、「演奏で集まった寄付金を復興と音楽仲間の家の修繕に使ってもらう」ことだという。
モイジーさんの夢は、「戦争が終われば、なるべく多くのコンサートを開きたい」ことだという。
直接的に音楽が問題を解決することはできません。それでも、ほんの一瞬かもしれませんが生きる望みたいなものを与えてくれると思います。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。