第92回全国高校野球選手権大会6日目の8月13日。
25年ぶり2回目出場の秋田県代表の能代商業高は鹿児島県代表の鹿児島実業高と二回戦初戦で対戦し、0-15と敗れ過去ワースト記録と並んだ13連敗を喫してしまいました。
第93回全国高校野球選手権大会4日目の8月9日。
2年連続3回目出場の能代商業高は昨年敗れた鹿児島実業高と同県の神村学園高と対戦し、5-3の逆転勝利で甲子園初勝利を挙げるとともに、秋田県勢として1997年の秋田商業高以来となる勝利を収めました。
この歴史的瞬間を現場で味会うことが出来たのは、とても幸運なことでした。
この能代商業高は秋田県大会ではノーシードで、すべての試合に先制し、危なげなく勝ち上がって来ています。
甲子園での初戦は逆転勝ちでしたが・・・
スピードはそれほどでもなく、マウンド上からの威圧感も失礼ながら感じませんでしたが、キレのいいストレートを丁寧に低めのコーナーに集め、カーブやスクリューボールで打ち取っていくピッチングは心地よかったです。
その能代商業高が二回戦で香川の英明高に2-0で勝ち、三回戦へと進出。この試合もエースの保坂選手は再三ランナーを許しましたが、丁寧にコースをつくピッチングで英明高打線を完封しました。
夏の大会での秋田県勢の三回戦進出は1995年の金足農業高校以来16年ぶりとなるそうです。
この時の金足農業高は惜しくも準々決勝で、石川の星陵高(準優勝)に3-6で敗れてしまいました。
でも、なんとなく、なんとなく、ですが、あれよ、あれよと勝ち進んだ佐賀北高(89回大会優勝)の再現のような感じがします(千葉の習志野高、滋賀の八幡商業高にもそんなオーラが感じられます)。
その能代商業高は大会第11日めの今日(8月16日)の第3試合で、広島の如水館高と準々決勝進出を懸けて戦います。
深紅の優勝旗を白河の関を越えて、東北の地に立てるために。