中日ドラゴンズの沖縄･春季キャンプですが、初日2500人、2日目が3000人、初の日曜日となった3日目が過去キャンプ最高の5500人となっています。さすがに平日月曜日で天気の悪かった4日目には1000人となりましたが、それでも、今までにない盛況ぶり、異常人気と言われるくらいです。
さらに凄いのがグッズの売り上げとのことだそうです。昨年までは、申し訳程度のテントひとつだけだったグッズ売り場は、今年から4倍に拡張され、用意されたグッズも3倍になりました。アイテムも増え、しかも、すべてが沖縄キャンプ限定グッズです。サポーターズユニホームがあり、ネームタオルがあり、北谷キャンプを訪問したファンにとって、ここでしか手に入らないお宝グッズです。
もちろん、私がホテルを朝早く出たのは、この沖縄キャンプ限定グッズのためです。しかも、子どもらから頼まれた根尾昂選手のサポーターズユニフォームです。昨年は松坂大輔選手のサポーターズユニフォームが数日で売り切れとなっており、全員が購入しているとは思えませんが、やっぱり売り切れが心配でしたので、できるだけ早く並んでおこうという作戦です。
もちろん、前日までに売り切れてしまっていたら、それはそれで諦められますが、当日、目の前で売り切れてしまったら残念でしかありません。ということで、開店2時間前の8時から先頭に立つことができました。
売店を仕切っていたのは、現役選手時代に左の長身サイドハンドとして活躍した企画営業部の北野勝則さん。いかつい(失礼)格好に、ドアラの耳をつけて荷物の搬入、POP掲示など大忙しでした。
初日の売り上げは、なんと1日で1000万円を突破したそうです。中には一人で40万円近く購入した人もいたらしいのです。1万円以上購入した方には、特製のナップショルダーバッグがもらえるサービスもあって、それ欲しさに一人平均、1万円以上は買うとからしいです。そして、連日、売り場には長打の列ができ、売り切れしそうなグッズも出てきているそうです。
人気商品は背番号を「18」に変えた松坂選手グッズ、一軍キャンプにはいないスーパールーキー･根尾昂選手グッズ。背番号入りのサポーターズユニフォームは6000円で、ホームとアウエーが用意されていて、2枚セットで買うお客さんが多く客単価が跳ね上がっているそうです。また、与田監督関連もよく売れているそうです。
こんなニュースを耳にすれば、並ぶ理由も分かってもらえると思います。そうして、ゲットしたのが･･･
やっぱり松坂選手というところはあるでしょう。2日には約1時間半にわたって即席のサイン会を行い、異例の長い行列となったそうですが、これは球団が要請したものではなく、松坂選手の方から「やりましょうか」の打診があって実現したものだそうです。流石に昨年から始まったブームの火付け役です。こんなファンサービスがあれば、松坂選手ファンになっていく理由も分かりますね。
そして、ケガが理由で二軍の沖縄･読谷キャンプの根尾選手が強烈な追い風となっていることでしょう。本来、ルーキーグッズは作らない予定だったそうですが、各方面からのリクエストもあり、キャンプ用に制作したようです。根尾選手が今後、一軍に昇格すると、さらに北谷キャンプがヒートアップすることでしょう。
それから、与田監督です。今の若い方は、与田監督の現役時代は知らないと思うのですが、監督がサインなど積極的にファンサービスに協力していることも無関係ではないと思います。
その影響もあって、連日、昨年の約10倍近いファンが球場を訪れており、球団から委託される根尾選手グッズ、松坂選手グッズはもちろん、読谷村オリジナルのドラゴンズグッズも飛ぶように売れているそうです。オリジナルのコラボTシャツ、バッグやキーホルダーは第1クール最終日の5日に完売したそうです。残っているのはマフラータオル、ハンドタオルくらいだそうです。
グッズの売り上げは何と、第1クールの5日間で、昨年の1カ月分になったそうです。
以前のドラゴンズはファンが熱くなるにつれ、チームも強かった時代があります。最近の広島東洋カープ、横浜DeNAベイスターズもそうですが、ファンの熱とチーム力は、不思議と比例していくものです。
もちろん、根尾選手のユニフォームはゲットしてきました。
