囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

粟田口をゆく6

2020年09月27日 | 雑観の森/心・幸福・人生



 

 

「仏光寺本廟」 ~ 境内参拝自由の愉しみ の巻】

 

粟田神社の石段下から、また少し東。

住宅地に囲まれるように建つ。

明治期に建築された唐門をくぐる。

下京区高倉通にある真宗仏光寺の別院で、

「東山廟所」とも呼ばれている。

宗祖親鸞の遺骨を納めた本堂がある。

境内の西に広い墓所が広がる。

 

東山山麓を俯瞰すると、

少し南には東大谷祖廟(東本願寺)が、

清水寺近くには大谷本廟(西本願寺)がある。

巨大教団のひろびろとした墓地である。

 

特に西大谷から清水寺にかけてが

北の蓮台野(れんだいの)、西の化野(あだしの)

とともに古くからの埋葬地、鳥辺野(とりべの)で

斜面一面に墓地が広がっている。

 

都市の喧騒とは無縁で、静寂そのものの。

どの季節にあっても、一人歩きに相応しい。

光と影、そして風の匂いが、散策のともだちである。

 


鳥辺野 平安京の三大葬送地の中で最大規模。京都では古くから遺体を野ざらしにしてあの世へ見送った。そのまま朽ちるに任せる風葬で、「鳥葬」とも呼ばれた。平安京の人口は12万人強。葬送地は近隣の洛外に求められた。鳥辺野の入口、あの世の入口「六道の辻」は祇園にある。

 

 

 

 

 

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