10年後、15年後と言えば、私も70代半ば。
たくさん「旅」の忘れ物をしているだろうな・・・
今の時点でも忘れ物は日に日に多くなっている。
でも、「人生は旅」の「旅」、色々あった事は中身は別として、「あった事」は覚えている。
最近、介護も含め色んな人との話しの中で、「10年後、20年後の介護」の話しがでる。
介護技術(ADL)は基本的にさほど変わりは無いだろうが、要は「満足度」の話しだ。
大半の施設が日常生活行動のケアに追われ、マニュアルも工場化してきている。
ベルトコンベアに乗せられた高齢者が、メニュー通りのケア工程で次々に処理されていく。
都合のいいところでは「大人扱い」し、都合が悪くなると「子ども扱い」。
子ども扱い・・・言う事を聞かなければ、上から目線で虐待にもつながる。
こんなことは今に始まった事ではなく、歳をとるだけで「勝ち組負け組」の概念が見え隠れする。
話しは少し域を脱したが、言いたい事は「満足度」。
だれの? もちろん「利用者」の満足度だ。
100%などは夢物語りである事は分かっているが、なにか一つでも良い「満足」、無理強いではない「満足」。
どだい今の介護現場で作業する末端の人々にまで、「満足度」のサービス観念があるか?疑問だ・・・
その「満足度」を引き出すために最低限必要な事が「コミュニケーション」。
「インタビューカウンセリング」で、話題を積極的に提供し、その中から自分の心地よい「人生の旅」を見つけて楽しむ。
その手助けをするのが、本来の介護だ。
認知症にならない為に、ボケない為に等をお題目に様々な時間つぶし、暇つぶしの提案がなされているが、
その先にある目的もはっきりせず(する事が出来ず)場当たり的な感がぬぐえない。
真に高齢者が望んでいる事は何なのか?何がしたいのか?
こんな事を考えているか?模索しているか?カウンセリングしているか?
もっとその人の立場に立った「心のケア」を充実する事を考えなければ、その人の人生の「満足度」など出てこない。
あえて言うなら、「満足度」とは、「自己表現、自己確認、自己実現」からの「自己完結」だ。
ホスピスで明日をも知れない人に、ハッピバースデーを歌ってあげる事ではない!
果たして10年後には、幼児的ケア、工場的ケアから、脱しているか???
我々介護予備軍は、最低限PCはできる、デジタルもわかる。
そんな我々が介護のステージに上がった時、サポートする側にスキルがあるかないか? それが大きな問題だ。
真剣に、10年後の現場を考えてメニューを組み立てて欲しいものだ。
言い換えれば、その日暮らしで、10年後を見考える事の出来ない介護施設は存続できない。
これは、施設のみならず、福祉行政にも言える事だ。
何も変わらい、何も変えられない行政職員にも大いに勉強して、真剣に考え行動して欲しい。
デジタル紙芝居映像回想研究会 代表 心療回想士 前田勝彦
新しい形の
世代を超えたコミュニケーション手法。「自己表現力と伝達力の向上」
「前田式 映像回想レクリエーション」の講義、セミナー、ワークショップ等、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ
ふみえのぶら旅blog
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今の時点でも忘れ物は日に日に多くなっている。
でも、「人生は旅」の「旅」、色々あった事は中身は別として、「あった事」は覚えている。
最近、介護も含め色んな人との話しの中で、「10年後、20年後の介護」の話しがでる。
介護技術(ADL)は基本的にさほど変わりは無いだろうが、要は「満足度」の話しだ。
大半の施設が日常生活行動のケアに追われ、マニュアルも工場化してきている。
ベルトコンベアに乗せられた高齢者が、メニュー通りのケア工程で次々に処理されていく。
都合のいいところでは「大人扱い」し、都合が悪くなると「子ども扱い」。
子ども扱い・・・言う事を聞かなければ、上から目線で虐待にもつながる。
こんなことは今に始まった事ではなく、歳をとるだけで「勝ち組負け組」の概念が見え隠れする。
話しは少し域を脱したが、言いたい事は「満足度」。
だれの? もちろん「利用者」の満足度だ。
100%などは夢物語りである事は分かっているが、なにか一つでも良い「満足」、無理強いではない「満足」。
どだい今の介護現場で作業する末端の人々にまで、「満足度」のサービス観念があるか?疑問だ・・・
その「満足度」を引き出すために最低限必要な事が「コミュニケーション」。
「インタビューカウンセリング」で、話題を積極的に提供し、その中から自分の心地よい「人生の旅」を見つけて楽しむ。
その手助けをするのが、本来の介護だ。
認知症にならない為に、ボケない為に等をお題目に様々な時間つぶし、暇つぶしの提案がなされているが、
その先にある目的もはっきりせず(する事が出来ず)場当たり的な感がぬぐえない。
真に高齢者が望んでいる事は何なのか?何がしたいのか?
こんな事を考えているか?模索しているか?カウンセリングしているか?
もっとその人の立場に立った「心のケア」を充実する事を考えなければ、その人の人生の「満足度」など出てこない。
あえて言うなら、「満足度」とは、「自己表現、自己確認、自己実現」からの「自己完結」だ。
ホスピスで明日をも知れない人に、ハッピバースデーを歌ってあげる事ではない!
果たして10年後には、幼児的ケア、工場的ケアから、脱しているか???
我々介護予備軍は、最低限PCはできる、デジタルもわかる。
そんな我々が介護のステージに上がった時、サポートする側にスキルがあるかないか? それが大きな問題だ。
真剣に、10年後の現場を考えてメニューを組み立てて欲しいものだ。
言い換えれば、その日暮らしで、10年後を見考える事の出来ない介護施設は存続できない。
これは、施設のみならず、福祉行政にも言える事だ。
何も変わらい、何も変えられない行政職員にも大いに勉強して、真剣に考え行動して欲しい。
デジタル紙芝居映像回想研究会 代表 心療回想士 前田勝彦
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