幸福の彼方
林芙美子 著
短編小説です。
小さな洗濯屋(昭和初期頃?)の二階でお見合いした夫婦のお話しです。
結婚後、主人公の妻が夫から悲しい過去を打ち明けられる…(ToT)
内容は暗いですが、読後はほっこりとした優しさをもらえます。やっぱり女性は強いですね!(*^_^*)
画像は「放浪記」でこの短編小説は『百年小説』に入っています。m(__)m
ナイン・ストーリーズ
サリンジャー
9つの短編から構成される短編集です。
どの短編も淡々と進む日常を描いたお話しで、一回読んだだけではσ(^◇^;)??(私が頭が悪いせいか(笑))
文中の深い意味も久しぶりに読み返して後からだんだんと分かる感じ…
でもなんかたまに読みたくなる本、そんなイメージです。
もっと若いときな読めば良かったのかな
かもめのジョナサン
リチャード・バック
五木寛之 訳
今から20数年前、五木寛之さんのサイン会に行ったことがあります。
サインを書いて頂いている間、五木さんに今どんな本を読んでいるか聞かれて、緊張しながら答えた覚えがあります。(当時二十代前半でした)(^_^;)
帰り際に、五木さんからおすすめの本を二冊教えて頂いてそこの本屋で直ぐに、買って帰った思い出があります。
ハツカネズミと人間
スタインベック
からだも知恵も対照的なジョージとレニーの二人の渡り労働者が共通の夢を持ちながら、カリフォルニアの農場を転々とするお話しです。
約80年も前のアメリカの小説だからか過酷な現実や人種差別もあって内容はかなり悲劇です。(T_T)
悲劇の中に二人の主人公たちの友情や夢を持つことに感動するんだけども、最期はやっぱり過酷な現実が待っていました。
はじめて読んだはずなのに、どこかで聞いた、読んだことのようなお話しでした。(映画かテレビドラマかな…?)
血と暴力の国
著者 コーマック・マッカーシー
マッカーシーは以前読んだ「ザ・ロード」が印象に特に残っていて違う作品を今回読んでみました。
マッカーシーの作品は心理描写が殆どなく、展開がスピーディーで短めのシーンをテンポよく会話でつなげていくスタイルです。(全作品読んだわけではないけども…)
本作は犯罪小説で、アメリカテキサスの麻薬組織のお金を偶然手にいれた主人公が麻薬組織の殺し屋と保安官に追われる逃亡劇です。
くせがある文章だけども、慣れればどんどん引き込まれる文章です。リアルな台詞や描写がとってもアメリカンでカッコいいのです。m(__)m
書くことについて
著者 S・キング
キングの幼少の頃からデビュー作「キャリー」の誕生秘話、結婚、育児などファンにはとても楽しめる内容です。
中盤の小説の書き方などは、元大学の英語の先生だけあって少し専門的になっています。(私にはちんぷんかんぷんですが(-o-;))
最後にキングがおすすめする小説が80冊載っていてうれしいです。(ほとんど知らない本ばかりでした)
デビュー作「キャリー」のアイデアを当時働いてたクリーニング店で仕事をしながら思いついたなんてびっくりです。
みなさんはキングの小説でどれがお気に入りですか?私は「IT」です。m(__)m
閉鎖病棟
著者 掃木 蓮生
精神病院が舞台の小説です。
いろいろな病気・過去を背負った患者さんたちが共に助け合い、励ましあいながら入院生活を送っています。
病院内で大きな事件があって、話が急展開するのですが、最期はハンカチが必須です…。(T_T)
読後、やさしさと生きる勇気をもらえるそんなお話しでした。m(__)m
ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験
大鐘良一 小原健右 箸
日本人宇宙飛行士は現在まで8名。1600万分の1人しかなれない職業だそうです。
10人の最終候補者が最終試験(日本とNASAで約二週間)を追ったドキュメントです。
宇宙飛行士に求められる資質とは、リーダーシップとフォロアーシップ、コミュニケーション能力、ユーモア、耐ストレス、そして折れない心。
夢を追いかけている人たちを見ていると、こちらもわくわくします。