お気楽海外生活 → 帰国して子育て中

イギリスボランティア留学&アフリカオーバーランドツアーの後はアメリカ移住。今は日本で子育て中です。

読み終わりました~

2008-07-24 08:53:57 | 映画とか本とか
結局、昨夜最後の1冊も読んでしまったので、借りた4冊全て終了。
早かったなあ、終わるの。


【人形は何故殺される】 高木 彬光

神津恭介っていうお医者さん探偵が活躍する推理小説。
新しそうな表紙にそぐわず、えっらい古い本でした。
どうして古いって気付いたかって?

成城のお屋敷が120万だったから

・・・桁が2つ位違うよね?今と。
あまりに気になってよく見たら、1955年の作品でした。
言葉遣いや仮名遣いは特別気にはならないんだけど、
そうかあ、私が生まれるはるか昔の作品かあ・・・なんてしみじみ。


表題の長編のほか、短編が2つ入ってたんだけど、そこにもおもしろいことが。
男の人が自室で殺されちゃうんだけど、お酒飲んでたらしいのよ。
自室で酒を飲んでいたという状況を見て、神津さんがこう言うのよ~。

どうして洋服を着たまま飲み始めたんだろう。
家へ帰って酒を飲もうを言うのなら、
着物でも着てくつろいで・・・というのが当たり前じゃありませんかね。


き、着物でも着てくつろいで~!?
そうか、当時はそういう生活様式だったのか。
戦争が終わって10年経っても、自宅では着物が普通だったのか。
そういや祖母なんかは普通に着物着てたっぽいしな・・・。


小説の内容は今読んでもなかなかおもしろいから古いと思わないんだけど、
その分、時々顔をのぞかせる当時の様子がアンバランスで笑える。


【十七年の空白】 西村 京太郎

久しぶりに十津川さんに遭遇しました~。
短編が沢山入ってたわあ。
可もなく不可もなくって感じで、時間つぶしにはぴったりでした。


【イン・ザ・プール】 奥田 英朗 →Yahoo!ブックス インタビュー

これ、おもしろかったです
きっと会ったら生理的に嫌悪を覚えること間違いなし!
な精神科医、伊良部一郎が常にサブキャラで出てくる短編集。
伊良部一郎、色白で、デブで、マザコンで、極めつけは変態。
最低でしょ?(笑)


伊良部病院の跡取りで、病院の地下に外来があるの。
注射フェチだから来た患者さんにはすぐ注射しちゃう。
そしてその注射を担当している看護婦は露出狂なのよ。
どうよ~おもしろそうでしょ~。


精神科の扉をたたく人達が、この非常識な変態に付き合っているうちに、
なんだか勝手に治っちゃうのよ。
それがまた不思議でね~。
読んでるこっちもだんだん伊良部一郎が好きになってくるのだ。
これはもう一回読んでから返そうかな~♪


【Missing】 本多 孝好 →Yahoo!ブックス インタビュー

これも結構おもしろかったです
もっと若い時に読んでたら「それがどうしたっていうのさ?」って内容だけど、
そこそこ年を取った今読むと、なんか感じるところがあるんだな~。


軽~いタッチで書かれた短編集で、毎回不思議人が出てくる。
クセのある個性的な人だったり、幽霊だったりするんだけどね。
人生の乾きに取り囲まれたお年頃に、その不思議ちゃんがしっくりくるのだ。
これももう一回読んでから返そう♪


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2 コメント

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おっ! (びじゅ)
2008-07-26 10:03:31
イッパイ読んだね~
全く読まないから、どれもわからないわ~
マンガになってくれたら読むけど~
あはは
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漫画ねえ (ふる)
2008-07-26 12:30:09
> びじゅさん

さすがに図書館にはないわあ(笑)
いや、でも唐突に犬夜叉が1冊だけとか置いてあるけど。
不思議な取り揃えなんだよねえ・・・。

最近Book Offで立ち読みしてるお気に入り漫画は、
「王様の仕立て屋」ってお話よ~。
でも、結構な冊数なので買うに買えないのだ。
ふるぞうはワンピースがかなりお気に入りなので、
50冊買っちゃう!?って微妙に本気入ってます。
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