鞴祭り

12月23日は天皇誕生日ですが。
この日は、旧暦で11月8日で「ふいご祭り」です。
シロ家は代々、火を使う仕事に携わっていたため毎年欠かせない行事です。
今は行う日にちも様々で　11月8日、12月8日に行う所もあるようです。
シロは普通のサラリーマンで、そんなに火を使う仕事ではないが、この頃になると気になるのです。家でも火は使用しているので、1年の安全を火の神様に感謝し、そして来年の安全祈願を行いました。みかんを供え祈るくらいですが。。

鞴（ふいご）は昔の金属の精鉄や加工には欠くことのできない、火をおこすための道具で、旧暦の11月8日には、全国的に、鍛冶屋、刀工、鋳物師などが仕事を休んで神社に詣で、「鞴祭り」を行いました。
鞴祭りには、鍛冶屋や鋳物師だけでなく、彫り物師、風呂屋など火を使う商売の家では稲荷神に詣でてお札を受け、仕事場に貼り、鞴を清めて注連縄を張り、お神酒や餅を供えました。
　鞴祭りのミカンを食べると、風邪やはしかにかからないと信じられていたため、夕方から門前で餅やミカンをまいて近所の子どもにふるまいました。シロも幼い頃、ついた餅を近所に配布するのがこの日の仕事でした。
　もともと農耕の神、食物の神とされていた稲荷が、この場合は鍛冶屋の神とされたのは、穀物の神として祭られていた稲荷が、穀物を調理するための火の神に転じ、さらに、火を操る職業の鍛冶屋の守護神となっていったと考えられています。
　また、稲荷神と鍛冶屋の関係を説明する説話もあります。