介護終わりました

20年近い主人の介護に終止符無事に見送る事が出来ました。

行った、行った行きました~~。

2017-12-07 09:34:47 | 日記
今日の札幌の天気晴れ~ですが冷えが厳しいし~~。
主人のディの日はぎりぎりまで行くか行かないか顔色をうかがいながら、
迎えの車が来てもまだ渋る主人。

ディの朝は毎度緊張してしまう。
主人が家に居ても居なくても大した変わりはない様な気もするけど、
大げさに言うと主人のいる時は部屋の空気半分づつの感じがする。
主人が出掛けてくれるとシーンと静まり返った室内【おーい】と呼ばれないしね。

この1週間ばかり年賀状に刷り込む絵を描いていた。
やっと形に成ったので余り描き込まないようにする。
何か私が夢中になって遣って居ると、
何時も邪魔をする主人、
用事も無いのにひっきりなしに呼ぶ。
私【何なの?】と行くと、
主人【いたのか】

描きだすと時間を忘れて長時間自室にこもる私。
毎日の雪で買い物に行かず小麦粉、砂糖無しでお菓子も作れないので、
主人は口が寂しいのだろう。
分かるけどウッカリ外に出てスッテンコロリンは頂けない。
友達はもう3回も転んだと言ってる。

私は両ひざに人工関節が入っているので膝をついて転んだら致命傷だ。
全く介護は出来なくなってしまうので、
冬は特に怖い。
家で大人しくしていると運動不足で足から駄目に成って来たのが分かる。

今朝主人との会話の中でゲーム感覚であと半年の命と宣告された時。
どうするか?と言うカードゲーム・・・
ああー良い事だなと思った、正月に子供が集まった時に、
自分はこう思って居るんだけど子供たちはどう思って居るのかも知りたい。

延命治療の結果苦しみながら死んだ父と、
何もしないで苦しまずに枯れるように死んだ母。
どちらにしても家族は悔いが残る。
これで良かったんだと残された者は思う他わないのだ。
人の命は人が決めるものではないと思う。
昔から【天命】と言う言葉が有るが、
本当は天が決める命を医者か家族に最後の決断を迫られる。

どうしてこんな事を言うかと言うと、
私の父は胃癌だった、延命治療はしないでくれといつも懇願された。
突然心臓が止まり私は内心長く苦しまずにこのまま逝けると思ったが、
医者には本人が延命治療無しと言ってあったが、
電気ショックで息を吹き返したが人工呼吸器を取り付けてからの苦しみ。
意識をわずかに取り戻した時に人工呼吸器に指をさし外してくれと懇願された。

1晩苦しんで早朝に出勤の先生に人工呼吸器を外して貰う事に成った。
それから10分位で父は幸せそうな顔をして呼吸が止まった。
何が良くて何が悪いとは言い切れないが、
母の時の様に静かに天命を待つ・・・
母の時にしたように娘が私のベットに入り一緒に寝て呉れて話し掛けて欲しい。
命の尽きる時は母と同じようにきっと娘にテレパシーを送るだろう。