koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

ミスター・イーグルス・・・

2009年10月27日 21時11分47秒 | 野球

ミスターイーグルスは誰か?
今年の大躍進から考えると,首位打者の鉄平,40歳を越えて39本の本塁打を量産した山,投手では岩隈,田中・・・といったところが想起されるが,実は本当のミスターイーグルスは今季何と8試合しか出ていない。
背番号8の磯部公一外野手である。


5年前の近鉄球団消滅とオリックスによる分配トレードの結果(オリに優先権が有った),新球団東北楽天に来た野手で私が元近鉄で名前を知っていたのは,この磯部と川口(憲史)だけだった・・・。
いずれも2001年の近鉄のリーグ優勝時の主力で,磯部はオールスターに3度出ており,シュアーなバッティングが印象的だった。
新生球団楽天の本塁打第一号は,何とこの磯部でもある(西武戦)。


その磯部が現役引退,というニュースが流れた。
昨年から怪我に泣いて不本意なシーズンを送っており,阪神の鳥谷とのトレード説や一昨年オフのFA宣言-どこからもお呼びかからず,というお寂しい限りのニュースもあった。
今季は二軍でも際だった成績を残せず,このあたりで・・・ということになったようだ。
残念な限りだ。
35歳というから,老け込む年ではないし,本塁打は減ったがまだまだ打棒は錆び付いていない筈・・・と思ってきたが,限界だったようだ。
来季はコーチを務めるという・・・。


個人的に覚えているのは,一昨年春,私の観戦初勝利を演出したのが磯部だったことだ。
2007年4月4日の日ハム2回戦。
土壇場で3点差を追いついての延長12回裏一死1塁に高須。
レフト線を襲った磯部の痛烈な打球を日ハム左翼の紺田がクッション処理にもたつく間に高須が長駆ホームイン。
私の観戦初勝利は,寒い中での劇的なサヨナラであった・・・。
また,同年9月13日のオリックス戦もサヨナラ勝ちを決めたのは,一二塁間を破る代打磯部のサヨナラ打だった。
前年最終戦のワゴンセールで買った磯部のTシャツ(06年にしてこの扱い・・・)を着てレフトで見ていた私は,その瞬間跳び上がった・・・。


残念でならないが,これも時の為せる無情さというやつだろうか・・・。
先日7日のロッテ戦で,突如として磯部の応援歌が歌われたが,それが最後となった。

 

熱き思い抱きしめ,果てない夢と白球あの大空の彼方へ運べ・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿