koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

Vecks・・・

2013年08月06日 21時30分25秒 | グルメ

「鷲の巣(Eagles nest)」で,サーバー直送のスーパードライを満喫してきた。
酒肴は,定番というか鉄板の枝豆+冷やしトマト。
残念ながら,6時20分に試合中止の報が流れ,仕方なく駅前で七夕を見て帰宅。


帰宅後すぐに,残っていた刺身(びんちょうまぐろと鮭)を肴に,ビールの栓を抜く。
今日は,珍しく舶来ものだ。
Becks(独)を飲んだのは,多分96年夏の欧州行以来17年ぶりだろう。
独南部は,ミュンヘンを始めとするビール処として有名だが(中部は,ラインワインが著名だが,所謂ロマンティック街道沿いには,最高に美味なフランケンワインもある),私がこのBecksを飲んだのは,ロマンティック街道の終点とも言うべき,バイエルン州のシュヴァンガウ(直訳すると白鳥街?)なる街にある瀟洒なパブ(独でもそういうのかどうか知らんが・・・。ワインならホイリゲだ)に於いてであった。
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったノイシュヴァンシュタイン城(新白鳥城)が遠くに望め,同城を建てた19世紀のバイエルン王国の王であったルートヴィヒII世(彼を描いたヴィスコンティの「ルートヴィヒ-神々の黄昏」や,彼がパトロンとなって,バイロイト祝祭劇場を作らせたワーグナーとの絡み,そして私の好きな歌劇「ローエングリン」のくだりを述べると,それこそ大暴走が始まるので自粛する)の父王が建てたホーエンシュヴァンガウ城の城下町でもある。


前年初めて欧州に足跡をしるした私のゲルマンフリークはこの頃から顕著になり,幾度となく述べたように,音楽もサッカーもF1も,そしてビールもワインもラテンではなくゲルマンが・・・となり(イタリア,スペインや南仏は行ったこと無いけど),ボルドーやシャンパーニュのワインを飲むなら,断然ライネッセンやシュペトラーゼ,アウスレーゼといった独ワインだし,ビールも麦の香りぷんぷんののドュンケルタイプが好みになっていた。
因みに,ヒトラーがミュンヘン大演説を行ったというビアホール,ホフブロイハウスでは,どう見ても1Lは入りそうな特大ジョッキを2杯空けたが(酒肴は当然ソーセージだ。これがまた実に美味い),そもそも「鷲の巣」(イーグルスネスト)というのは,南独のオーストリアとの国境に近いガルミッシュバルテンキルヒェン(冬季五輪開催地だったらしい)にあったヒトラーの山荘の名前である。
・・・ということは,やはり独ビールを飲る際のBGMは,何と言ってもバイエルン国王とも因縁のワーグナーでなくてはなるまい・・・。
それも,世俗と官能に塗れて私に相応しい(?)「トリスタンとイゾルデ」や「タンホイザー」ではなく,白鳥の騎士によって美女が救われ・・・という純愛系である「ローエングリン」が上記ルートヴィヒII世絡みで,合っていると思われる・・・。


・・・ということで,又してもしょーもないことを書き連ねてしまった。
酒飲むのに理屈は要らんし,能書きをたれる必要も無かろう。
本当に悪い癖である・・・。


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