久々のスケール物・・・と思いきや,これは多分ガンプラなどのようにキャラクターものに分類されるのでしょうか・・・。
イタリア海軍試作戦闘飛行艇サボイアS.21。
FineMold製1/72の歴としたスケールモデルキットです。
え゛,独機フリークじゃなかったのか・・・と思われる方も居られるでしょうし,オリンピック以来のUKフリークはどうした・・・とも思われることでしょう。
サッカーも音楽もF1も,ラテンは好みではない・・・と豪語して憚らない私が,何故敢えてイタリア製の古典機に類するものを・・・となりますが,何のことはない92年のスタジオジブリ作品「紅の豚」の主人公であるポルコ・ロッソの乗機なのです。
最初のキャラものでは・・・というのは,こうした理由がある訳です。
サボイアS.21という飛行艇は実在するのですが,実はもっと古めかしい形をしています。ですから,このS.21は宮崎駿監督の手になる「飛行艇時代」(私も買いました)とアニメ映画の中だけのもの・・・ということにはなりますが,サボイア社のあるミラノ北郊のマジョーレ湖畔の街セスト・カレンデで1926年に製作され,マジョーレ湖で初飛行。
その後,イタリア海軍にS.58が採用されることになってお蔵入り。
それをミラノの航空機整備工場の ピッコロ社に技術資料として引き取られ・・・ということになっています・・・。
因みに説明書によると,水冷V12エンジンのモデルとなったのは,三菱イスパノ製ということに・・・。
機体上面は,フェラーリF1と同じモンツァレッド,下面とフロート下は船の甲板に使われるデッキタンかデサートイエローという塗り分けも簡単なので,すぐ完成するかと思いきや・・・。
これがとてつもなく大変でした。
何故か別部品になっている垂直安定板後ろ半分の方向舵がうまく填らない上にデカールの品質も今二つでひび割れを起こす・・・。
買ったのが確か1999年の2~4月頃なので10年以上前なのですが,保存が悪かったのかどうか・・・。
・・・ということで,組む前にイメージトレーニングとして「紅の豚」のDVDを引っ張り出そうとしたのですが,ネット上で幾らでも見ること出来るのですね。
便利な時代になったものです・・・。
当然BGMは,「紅の豚」のサウンドトラックです。
特に最初のトラック,映画では冒頭の客船を襲うマンマ・ユート団に対してポルコ・ロッソが出撃して鎧袖一触・・・という場面で流れたThe Wind of Time -When a Human Can Be a Humanを・・・。
とにかくこの映画,豚が滅法格好良い・・・。
「飛ばねえ豚は,只の豚だ」(cv.森山周一郎)
と,言いたくなります・・・。
お子様向けではなく,またジブリ作品の中で女性には至って評判が悪いようではありますが・・・。
つや消しコート噴いたら粉を吹いたので,上から半光沢を。てかってしまった・・・風防の透明度の悪さが・・・台車が付いとった・・・こんな風に飾るのか・・・にしても,発色悪い・・・
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