その2は、自分が言いにくい時の考え方です。
「視点を変える」というのが役に立ちます。というか、能動的なアプローチでは、この方法しか今の私には思いつかないです。
言いにくいのは、言うと相手が傷つくとか、(本質的には同じですが)相手が怒り出すとかが予想されるケースです。
多分受け入れないだろうなどもあるでしょう。
相手のよくない(欠けている)と思う部分にフォーカスして考えていると、なかなか視点は変えることができません。
「問題を指摘する」というシチュエーションが、言いにくさを増大させるのでしょう。マネージメントでは、「嫌われ役」になるかもしれません。
問題という欠けた部分を明らかにするわけですから、当然言われた方は、嫌な気分になるでしょう。
怒り出す(防御本能)人もいるかもしれません。
では、どう視点をかえればよいでしょうか?
問題(欠けている部分)へのフォーカスを止めてみる
そして、その人にとって、最善の状態は何かを考えましょう。
不得手なことを歯を食いしばってがんばっても、ストレスになり、なかなか成果はみこめません。
その人にとって、最善は、得意なことを認められてやっていくことです。
失敗を自覚している人に、それ以上の指摘は邪魔にしかなりません。
自覚していない人は、失敗と思っていません。
あなたが、状況を変えたいなら、「その人にとっての最善」を考え、それを会話の中心に持って行き、支援するつもりでアプローチましょう。
(欠けた部分を無視して)相手の最善について話すわけですから、言いにくいはずはありません。
また、「問題を指摘」しないと困るのは誰でしょうか?
例えば部下への指導の場合、多くは上司が困っています。部下が思うように動いてくれないとチームの成績が下がったり、管理能力を疑われたり。
相手の失敗ではなく、自分自信の困っていることに対して、ヘルプを求め、協力してもらいましょう。
そう、「相手が失敗しているのにもかかわらず」です。
あなたは、その状況を改善することが目的ですから、相手を責めても解決策はありません。
あなたの視点を変えることが、解決策につながるはずです。
相手を変えるより、自分の視点とアプローチを変える方がはるかに楽で、現実性があります。
いかがでしょうか。