「 ある品物の仕入れ値に、300円の利益を見込んで定価をつけた。Aさんは定価の10%引きで15個売り、Bさんは定価の20%引きで20個売ったところ、AさんとBさんの利益の比は9:4になった。
(1)定価の10%引きで売ったときと、定価の20%引きで売ったときの1個あたりの利益の比を、最も簡単な整数の比で示せ。
(2)この品物の仕入れ値を求めよ。」 2010
(1)定価の10%引きで売ったときと、定価の20%引きで売ったときの1個あたりの利益の比を、最も簡単な整数の比で示せ。
(2)この品物の仕入れ値を求めよ。」 2010
仕入れ値を X 円とする
(1)
( X +300)× 0.9 × 15 ー 15X : ( X + 300 )× 0.8 ×20 ー 20X = 9:4
13.5 X + 4050 ー 15X : 16X + 4800 ー 20X = 9:4
4050 ー1.5X : 4800 ー 4X = 9:4
16200 ー 6X = 43200 ー 36X
30X = 27000
X = 900
仕入れ値900円に300円の利益を見込んだ定価は1200円。
10%引きでは、1080円。利益は、180円。
20%引きでは、960円。利益は、60円。
したがって、180 : 60 = 3 : 1(答え)
(2) 仕入れ値 X 円= 900円(答え)
私は小学生の時にでもこのやりかたで解いたわ。小学生のやりかたなどない。小学生時代のある日、塾の女の先生に、まず、正負の数の観念についてのプリントをドサッと渡された。そして、数か月で一次方程式の運用まで。興味があったのでスッと自分に入ったわ。2、3年分先取りしたことになったのかな。まぁ、どうってことないことだ。塾教室だから他にも同じことをやってる生徒がいたし。低学年の小学生で漢検一級のほうがよっぽどすごい。いるでしょう。天才的な児童が。友人の娘にも凄いのがいた(今はもう日本にはいない)。アインシュタインは、小学時代にカントの理性批判を読破、理解したらしい。彼を神格化しては奉るユダヤ人たちのハッタリではなく、それも十分あり得ることだ。まず、好奇心や興味からだろうな。それが本当なら必ず努力し、叶うものだ。神は彼、彼女を好んでは必ず報いるのだから。