キュウリの季節は、必ず思い出す苦い思い出。
忘れもしない、家庭科の試験当日、手遅れを感じた瞬間、山のようにキュウリが積まれた我が家の台所を思いやった。
田舎で育った私は、野菜をなめていた、というより、祖母たちが小気味よくトントントントンとまな板を鳴らして刻むキュウリの輪切りなど、一度も練習せずとも軽く出来ると思い込んでいた。
私のキュウリの輪切りは、テレビドラマなら吹き替えが必要な程、厚さは一ミリを優に超え、方々に転がっていった。
家庭に入り、毎日食事を作れば誰でも出来ること。しかし、あれは試験だった。
仲のよかった仲間は皆ライバル。試験内容が分かっていたら、だれでもそれはまずゲットです。
これが、一生つきまとった私のキュウリの教訓です。
**ファーストスクール**
《身に付けた技は、誰にも奪われることのない財産てす。無駄な事など何も無い。》
一つ一つを悔いなく努力する。
好きなことも追求していくと、先に展開するものの幅が広がります。
スポーツもしかり、培った機敏さや持久力、スポ根までもが、人生の助けになります。
そして、日常の中に苦笑いが一つ減るかも知れません。
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