昨日のうちに頑張って四国上陸を果たしたので、今日はゆっくりできる筈。だったのだが…
宿で朝食を摂ってから、市内観光に出発。
徳島といえば、阿波踊りでしょ。
というわけで、阿波おどり会館へ行ってみる。
途中の新町川水際公園。
いい天気だなあ。
橋の欄干には、阿波踊りの像が。
ここが阿波おどり会館。
後ろに控えるのが、眉山。
その山頂までは、ここからロープウェイで登れるらしい。
受付のお姉さんの話では、阿波踊り公演は、午後2時かららしい。
流石にそれは見られないので、とりあえず阿波踊り資料館へ。
蝋人形の踊り連がお出迎え。
手前のおっちゃん、結構な迫力だな。
中は阿波踊りの歴史や資料など。
撮影禁止の絵画などもあった。
アテネオリンピックの、シンクロナイズドスイミング団体のユニフォーム。
阿波踊りをイメージした衣装とダンスで、銀メダルを取った時のものだ。
阿波踊りに鳴り物は不可欠。以前は琵琶や三味線も使われたらしい。ベンベン。
会館の上がロープウェイの駅になっていて、そのまま眉山へ。
あやや、電線にカラスが。
山頂駅に着くと、萌えキャラポスターがお出迎え。
これはゲームキャラとのコラボかな。
東方キャラも踊ってゐる。
山頂展望台からの眺め。
天気も良く、遠くまで見渡せる。
市街地でこんもりしている緑は、蜂須賀家の居城、徳島城址らしい。
東の方は、昨日渡ってきた紀伊半島まで見える。
山頂にあるモラエス館は、ロープウェイチケットで入れるというので、見学。
モラエスは元ポルトガル軍人、外交官で、晩年は徳島で日本を紹介する本や小説などを書いた文筆家。
なので、阿波踊りにも関係の深い人物なのだ。
一通り見て回った後、再びロープウェイで下山。
しかし、山頂裏手には国民宿舎もあって、車でも登って来られたのね。
まあいいか。
次なる目的地、大歩危峡を目指し、徳島道を進む。
吉野川SAで休憩。
昨日の爆走で、既に馴らし規定の1000キロを超えた怪鳥号は、至って快調。
帰ってから1か月点検に出すと、2000キロを軽く超えそうだが、まあ大した問題ではなかろう。
ここからも美濃田淵という渓谷に降りられるので、川下りなどが出来るらしい。
井川池田ICで高速を降り、国道32号を高知方面へ南下。
小歩危峡へ入ったところにある、WestWestなる施設へ。
ここからも、ラフティングやカヌー遊びが出来るらしい。
後ろが小歩危峡。
現在は国道が通っているが、確かに以前は歩くのも危険な場所だったのだろうな。
前が大歩危方面。
ここで昼食でも良かったが、少し先に道の駅があるので、そっち行ってみよう。
崖の斜面にくっ付いている、道の駅、ラピス大歩危。
駐車場の土地がないので、地下に立体駐車場があるらしい。
今日は平日でガラガラなので、上に停められたが。
大歩危。
川の流れはかなり速い。
館内には、妖怪屋敷なる施設が。
この辺りは、子泣き爺の里らしいね。
休日には子供連れで賑わうのだろうか。
道の駅の食堂で、この辺りの郷土食、祖谷蕎麦を注文したのだが、ちょっと外したかな。
箸で持ち上げると切れてしまうほど、蕎麦が柔らかい。茹ですぎだろコレ。
汁の味はまあ悪くないのだが、昨日のラーメンといい、今回ここまでは当たりがないなあ。
一人で舟遊びはするもんじゃなし、次の目的地、祖谷のかずら橋へ。
こっちには広い駐車場があるな。有料だけど。
かずら橋は平家の落ち武者の里といわれるこの辺りで、敵が来たときにすぐ落とせるように、蔓で作ったという吊り橋。
そういわれてみれば、凄い所に民家が点在してるね。
かずら橋の手前には、立派な車道と歩道橋が。
そのおかげで、かずら橋が良く見えるのだが、秘境感がちょっと台無し。
階段を下りていくと、入り口に到着。
ここは一方通行なので、反対側からは渡れない。
受付下から、橋が見物可能。
早速渡ってみるが、渡してある板はスカスカなので、下の濁流が良く見える。
落ちはしないが、嵌ると股間が痛そうだ。
途中の蔓の中には、鋼鉄製のロープが。
まあ安全のためだけど、もうちょっと見えにくくしといて欲しいなあ。
中央から。
結構揺れるので、手振れしないか心配。
まあ今日は天気も良いので大丈夫か。
渡り終わって反対側から。
長さや高さは無いので、スリルはそれほどでもないが、歴史的価値と作りの重厚さは中々。
お次は高知、桂浜。
今回まともな地図がなく、頼みのカーナビがコードの断線らしく使えなくなってしまったので、ここまで結構遠回りをしてしまった。
市街地から遠いのね。
駐車場は海岸線なので、坂本龍馬像のある岬までは結構上る。
めどい。
龍馬像とご対面ぜよ。
既に日が傾いて逆光になってしまった。
隣の構造物は何かの工事中かと思ったら、龍馬像を横から見られる臨時の櫓だったよ。
早速登ってみる。
内部は完全に工事用の足場ですな。
こんな感じで、横顔が。
間近で見ると、懐に何を隠しているのか、気になるなあ。
鉄砲説とか、色々あるらしいが。
龍馬像は、東京、皇居に向けて建てられてるらしいね。
遥か先を見つめ、何を思うのか。
岬から桂浜に降りてみる。
遮るもののない太平洋。
ここから日本の夜明けを見たのぜよ。
駐車場に戻る道すがら、土佐犬パークがある。
ここでは闘犬も見られるとか。
しかし、勢いで四万十市の宿を予約してしまったので、先を急がねば。
高知市街に戻り、はりまや橋を探すが、見つからないなあ。
地図もカーナビも無い状態で市街地をウロウロするのは、ストレスが溜まるよ。
信号だらけだし方角もあやふやだし、迷う。
どうやら、この道路が渡っている場所がそうらしい。
川幅に比べて、道幅がはるかに広く、橋っぽくないね。
奥に見える太鼓橋は、後から人道用に作られたものとか。
高知道に乗り、四万十市を目指す。が、予想より遠く、着いたら外は真っ暗に。
高速終点の四万十町から、四万十市(元中村市)まで、50キロもあるんだもんなあ。
平成大合併で改名したんだろうけど、紛らわしい名前にしてくれたものだ。
まあ昨日よりは早い時間なので、晩酌に繰り出すぜ。
地元の居酒屋で、ビールとおつまみ盛り合わせ。
カツオのたたきを一口喰ったが、何だこれ、身が大きくて厚く、歯応えはモチモチ。
めちゃウマい。美味すぎる。
やはり海産物は海沿いに限るなあ。
地酒、藤娘も頂く。ウマー。
川エビとあおさの天ぷらもイケる。
たたきのあまりの美味さに、カツオのカツフライも頼んでしまった。
外はサクサク、中はモチモチうめぇ。幸せ。
思ったより遠くて、途中どうなる事かと焦ったが、いやあ、来てよかったよ。
大満足。