Fare un brutto sogno

大切なのはバランス
無理をしたときの揺り戻しが一番怖い

まりえ

2011年08月24日 09時37分32秒 | 1.こころの叫び
西の彼方へ嫁いで行った
幼なじみがいた

彼女の結婚式の日
俺は名古屋にいて
新幹線で駆け付けたけど
間に合わなかったね

式が始まって
だいぶ経ってた

何でだろう?
式のこと
全く覚えていない


お袋さんが色白で
明るくって
若くって

とても良くしてくれたのに

随分と若くして
いってしまった


あの時、何を話したのか?
思い出せないんだよね


遠くへ嫁ぐということは
思いの外、大変なこと

そりゃ確かに
新しく出来た友達は居るだろうけど

子供の頃や
学生時代、働いていた頃の友達は
全くいない

気分転換に、今日は昔の友達に会いに行く
なんて
ちょっとしたことは
全く出来ない

裕福な家じゃなきゃ
飛行機や新幹線に乗って
会いに行くって
出来ないもんなんだよね


舅、姑の世話をして
夫と子供の世話をして
毎日毎日、世話をして

いったい何処へ行けるのさ

親父さんが亡くなる前は
その口実もあったけど
もう、それすら
無くなった

お前、何を拠り所にして
生きてるのかな?


千住の女子高を出て
日本橋の高島屋に就職して
いつもいつも
見てたよ
あの頃は

お互いが別々の道
歩いてたって
誰も踏み込めない
幼い部分で
繋がってた

子供が京都の大学に行き
本当に独りぼっちに
なってしまったって
心配したけど

お前にはマル子がいたんだね





そのマル子が
普段からお前の肩に乗って離れないマル子が

何かに怯えて
飛び去ってしまったって

悲しいメールが届いた


親子だろ
帰ってくるさ
って
気休めさえ言えない感じ

何とかしてあげたいけど
俺からも
遠すぎる


無責任な言葉
大丈夫だよ
元気だせよ

そんな言葉しか掛けられない



何とかしてあげたい
けど



ホント









結婚式の次の日

俺は鈴鹿で朝7時から仕事

その日のうちに
最終の新幹線で名古屋まで帰り着いたが
そこから先は電車がない

名古屋駅のプラットホームが見える
安いホテルに一泊し
翌朝の点呼に滑り込んだ






もう十日かな?
コメント
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