千歳駅前のホテルルートインを出発して、国道36号線を南下し、苫小牧市へ入ってしばらくしたら、左手に道の駅「ウトナイ湖」が見えてきたので、少し休憩することにした。車を停めて、看板を見てみるとウトナイ湖は国指定鳥獣保護区、ラムサール条約の登録湿地となっており、北海道の豊かな自然を満喫できるロケーションに思えたので、カメラを持って、ちょっと湖畔まで出てみることにした。
岸辺に出ると数羽のハクチョウと黒っぽいマガンがいたので、カメラに収めておいた。並びに、「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」というのがあるそうなので、行ってみたが、まだ朝8時を過ぎたところなので、開いていなかった。しかし、湖畔を巡る遊歩道を発見したので、しばらく巡ってみることにした。
そうしたら、まずイチモンジチョウに出会い、しばらく歩くとフタスジチョウにも巡り合った。本州では標高の高いところにしかいないが、北海道では平地でも見られるのがいいし、二つの白筋がはっきりしている北海道亜種であるのも気に入った。また、ジャノメチョウにも何頭か出会い、接写した。
続いて、木道を進んでいくと、コヒョウモンかヒョウモンチョウかはっきりしない個体にも出会い、カメラに納めさせてもらった。周囲には、ホザキシモツケのピンクの花が咲いていてとてもきれいだ。
そして、小さなシジミチョウがいたので、そっと近づいてみるとゴマシジミだった。あまり動かなかったので、接写させてもらった。ミドリヒョウモンやウラギンスジヒョウモンも飛んでいるし、ベニシジミやモンシロチョウも見えて、いろいろと写真を撮りながら1時間半かけて戻ってきたら、「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」が開いていたので、見学させてもらった。
ついでに道の駅にも立ち寄って、トイレをすませ、インフォメーションで近くに蝶がいるところがないか聞いてみたら、「北海道大学苫小牧研究林」を紹介してくれたので、道順を確認して、ウトナイ湖を離れることにしたが、ゴマシジミにも会えて、思わぬ収穫だった。
苫小牧市街を通過して、少し山側に入ったところにある北海道大学苫小牧研究林の駐車場に10時過ぎに車を駐め、事務所に顔を出して、蝶のいそうなところを聞いてみたが、よくわからないとのことだった。そこで、カメラを首からぶらさげて、市道に沿って林間を歩いてみたが、まずエゾリスに遭遇した。餌を食べていたので、近づいて接写させてもらったが、人に慣れているのか、逃げなかった。
天気は曇りがちだったが、さらに進んでいくと、スジグロシロチョウやジャノメチョウと出会って、カメラに収めた。続いて、ヤマキマダラヒカゲ、ミドリヒョウモン、フタスジチョウにも巡り合って、シャッターを切った。
そうこうしているとアゲハチョウの仲間が1頭飛んでいるのが目に入ったので、追いかけて撮影したが、ミヤマカラスアゲハだった。
続いて、ルリシジミを撮り、オオミドリシジミの開翅しているところも撮影したが、メスだった。次に、キバネセセリを撮ってから、メスアカミドリシジミのメスの撮影にも成功した。
オオミドリシジミ♀とメスアカミドリシジミ♀
樹木園の中も散策してみたが、花が咲き、きれいな川も流れていて、とても良いところだったが、蝶はあまりいなかった。
正午になったので、2時間弱で散策を終え、苫小牧の市街地の方へと戻っていった。
苫小牧市街を抜け、東北方向に国道234号線を走った。安平町内の食堂で昼食にとんかつを食べ、右折して道道に入り、むかわ町内へと入っていった。そして、旧穂別町の中心地に至り、「穂別地球体験館」の裏から「ほべつ道民の森」へと上って行った。
ここは、生活環境保全林整備事業で実施された森林利用施設であり、道有林60ha、町有林 11haの森の中には、約2万本のツツジが咲きそろうツツジ園のほか、サクラ並木が続くサクラ園などがあり、探勝コースとして各種散策路(3,200m)及びつつじの森・化石の森・野鳥の森など、各目的に応じた修景植裁による園内整備がされている。また、天然林については森林・自然に関する学習体験の場として活用されているとのことだ。
車を駐車場に入れたが、他には一台も停まっていなかった。カメラを携えて、園内の散策を始めたが、最初のツツジ園のところでは、ベニシジミ、モンシロチョウがいて、カメラに収めた。次に、化石の森のところでは、ウラギンヒョウモンを撮影したが、蝶の種類が少ない。
そこで、散策路を巡ってみることにして、尾根伝いに歩き始めたが、ほとんど蝶には出会わない。しかし、下り始めたところで、オオヒカゲがいくつか飛び交っている場所を発見した。なかなかカメラには収まってくれなかったが、根気よく追いかけて、なんとか撮ることができた。サカハチチョウやモンキチョウもカメラに収めながら、1時間弱かけて散策路を一周した。
駐車場に戻って車に乗り、来た道を下り、今日の宿のある日高町の方へと走っていった。
日高町の中心街に至り、道の駅「樹海ロード日高」にトイレ休憩で立ち寄ったら、隣に「日高山脈博物館」というのがあったので、見学していくことにした。入館料200円を払って中に入ると、日高山脈にかかわる地質、植物、自然、歴史等について展示してあったので、興味深く見て回った。
道の駅から少し南に行ったところに今日の宿「ひだか高原荘」があったが、国設日高高原スキー場の中にある施設で、沙流川温泉も引かれていて、温泉大浴場もあるとのことだった。
フロントで受付を済ませると、部屋に荷物を置き、さっそく温泉に入りに行った。単純硫黄冷鉱泉の湯で、少し濁っていたが、気持ちよく入浴し、歩き疲れた体を癒した。
浴後ほどなくして、食堂での夕食となったが、寄せ鍋、刺身、ヤマベ唐揚、鮭切身塩焼、漬物などが食卓に並べられ、お酒も冷やで2合ほど頼んで、美味しく飲みかつ食べた。
食後は、部屋に戻って、テレビを観たり、明日の旅程を考えたりしながら、眠りに就いた。→続く
岸辺に出ると数羽のハクチョウと黒っぽいマガンがいたので、カメラに収めておいた。並びに、「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」というのがあるそうなので、行ってみたが、まだ朝8時を過ぎたところなので、開いていなかった。しかし、湖畔を巡る遊歩道を発見したので、しばらく巡ってみることにした。
そうしたら、まずイチモンジチョウに出会い、しばらく歩くとフタスジチョウにも巡り合った。本州では標高の高いところにしかいないが、北海道では平地でも見られるのがいいし、二つの白筋がはっきりしている北海道亜種であるのも気に入った。また、ジャノメチョウにも何頭か出会い、接写した。
続いて、木道を進んでいくと、コヒョウモンかヒョウモンチョウかはっきりしない個体にも出会い、カメラに納めさせてもらった。周囲には、ホザキシモツケのピンクの花が咲いていてとてもきれいだ。
ヒョウモンチョウとゴマシジミ
そして、小さなシジミチョウがいたので、そっと近づいてみるとゴマシジミだった。あまり動かなかったので、接写させてもらった。ミドリヒョウモンやウラギンスジヒョウモンも飛んでいるし、ベニシジミやモンシロチョウも見えて、いろいろと写真を撮りながら1時間半かけて戻ってきたら、「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」が開いていたので、見学させてもらった。
ついでに道の駅にも立ち寄って、トイレをすませ、インフォメーションで近くに蝶がいるところがないか聞いてみたら、「北海道大学苫小牧研究林」を紹介してくれたので、道順を確認して、ウトナイ湖を離れることにしたが、ゴマシジミにも会えて、思わぬ収穫だった。
苫小牧市街を通過して、少し山側に入ったところにある北海道大学苫小牧研究林の駐車場に10時過ぎに車を駐め、事務所に顔を出して、蝶のいそうなところを聞いてみたが、よくわからないとのことだった。そこで、カメラを首からぶらさげて、市道に沿って林間を歩いてみたが、まずエゾリスに遭遇した。餌を食べていたので、近づいて接写させてもらったが、人に慣れているのか、逃げなかった。
天気は曇りがちだったが、さらに進んでいくと、スジグロシロチョウやジャノメチョウと出会って、カメラに収めた。続いて、ヤマキマダラヒカゲ、ミドリヒョウモン、フタスジチョウにも巡り合って、シャッターを切った。
そうこうしているとアゲハチョウの仲間が1頭飛んでいるのが目に入ったので、追いかけて撮影したが、ミヤマカラスアゲハだった。
続いて、ルリシジミを撮り、オオミドリシジミの開翅しているところも撮影したが、メスだった。次に、キバネセセリを撮ってから、メスアカミドリシジミのメスの撮影にも成功した。
オオミドリシジミ♀とメスアカミドリシジミ♀
樹木園の中も散策してみたが、花が咲き、きれいな川も流れていて、とても良いところだったが、蝶はあまりいなかった。
正午になったので、2時間弱で散策を終え、苫小牧の市街地の方へと戻っていった。
苫小牧市街を抜け、東北方向に国道234号線を走った。安平町内の食堂で昼食にとんかつを食べ、右折して道道に入り、むかわ町内へと入っていった。そして、旧穂別町の中心地に至り、「穂別地球体験館」の裏から「ほべつ道民の森」へと上って行った。
ここは、生活環境保全林整備事業で実施された森林利用施設であり、道有林60ha、町有林 11haの森の中には、約2万本のツツジが咲きそろうツツジ園のほか、サクラ並木が続くサクラ園などがあり、探勝コースとして各種散策路(3,200m)及びつつじの森・化石の森・野鳥の森など、各目的に応じた修景植裁による園内整備がされている。また、天然林については森林・自然に関する学習体験の場として活用されているとのことだ。
車を駐車場に入れたが、他には一台も停まっていなかった。カメラを携えて、園内の散策を始めたが、最初のツツジ園のところでは、ベニシジミ、モンシロチョウがいて、カメラに収めた。次に、化石の森のところでは、ウラギンヒョウモンを撮影したが、蝶の種類が少ない。
そこで、散策路を巡ってみることにして、尾根伝いに歩き始めたが、ほとんど蝶には出会わない。しかし、下り始めたところで、オオヒカゲがいくつか飛び交っている場所を発見した。なかなかカメラには収まってくれなかったが、根気よく追いかけて、なんとか撮ることができた。サカハチチョウやモンキチョウもカメラに収めながら、1時間弱かけて散策路を一周した。
駐車場に戻って車に乗り、来た道を下り、今日の宿のある日高町の方へと走っていった。
日高町の中心街に至り、道の駅「樹海ロード日高」にトイレ休憩で立ち寄ったら、隣に「日高山脈博物館」というのがあったので、見学していくことにした。入館料200円を払って中に入ると、日高山脈にかかわる地質、植物、自然、歴史等について展示してあったので、興味深く見て回った。
道の駅から少し南に行ったところに今日の宿「ひだか高原荘」があったが、国設日高高原スキー場の中にある施設で、沙流川温泉も引かれていて、温泉大浴場もあるとのことだった。
フロントで受付を済ませると、部屋に荷物を置き、さっそく温泉に入りに行った。単純硫黄冷鉱泉の湯で、少し濁っていたが、気持ちよく入浴し、歩き疲れた体を癒した。
浴後ほどなくして、食堂での夕食となったが、寄せ鍋、刺身、ヤマベ唐揚、鮭切身塩焼、漬物などが食卓に並べられ、お酒も冷やで2合ほど頼んで、美味しく飲みかつ食べた。
食後は、部屋に戻って、テレビを観たり、明日の旅程を考えたりしながら、眠りに就いた。→続く