
日にち前後するのですが 7月3日(火)の事です。
2008年より「日本聴導犬協会」の募金箱を設置させて頂いておりますが、7月3日「日本聴導犬協会」の訓練センターへ見学に行って来ました。
今回、私は6年ぶりの訪問です。
6年前は砂利や土だった玄関周りは、舗装されてキレイになり、玄関前の車寄せには 大きな屋根が出来ていて 天気を気にせず車イスの乗降や移動が出来る様になっていました。
講演会では「障がいのある方への支援」と「飼い主の見つからない犬の救済」2つの福祉を使命とする「日本聴導犬協会」について「聴導犬、介助犬、補助犬について」の話がありました。
デモンストレーションは、介助犬のわんちゃん、聴導犬のさくらこちゃん、聴導犬の訓練犬&PR犬の つぐちゃんが見せてくれました。
介助犬のわんちゃんは、台湾の保護団体からやって来たので「わんちゃん」と名前がついたそうです。
ユーザーさんのスリッパやくつ下を脱がせたり、落とした スプーンやコイン、カードや携帯電話を上手に拾って、ユーザーさんの手元まで持って行き上手に渡していました。
一見 取りにくそうなコインやカードも上手に咥えていたのにビックリ!
上記のような基本的な事以外に、ユーザーさんの障がいに合わせた訓練も行うそうです。
聴導犬のさくらこちゃんは、目覚まし時計の音を聞きユーザーさんを起こしたり、キッチンタイマーの音が鳴るとユーザーさんに教えたり、誘導したり。
そして、、ノック の音をユーザーさんに教える様子も見せてくれました。
2011年の東日本大地震では情報が伝わらず、被害に遭われた ろう者の方が多かったそうです。
通常はFAXで情報が届くのですが電話回線はダウンして連絡は無く、防災無線も聞こえず、情報が届かない中での避難が難しかったのは想像に容易いです。
なので聴導犬が様々な音を教えてくれると言う事は、生活に便利なだけではなく精神的に多くの安心感をもたらせてくれるのだと感じました。
デモンストレーションでは、ご近所さんが窓をノックして 紙に「逃げて 」と書いて緊急性を伝える。という状況を再現して下さいました。
PR犬のつぐちゃんは、銀行や病院などで順番が来たら呼んでもらう。というデモで、鈴を鳴らしてもらい、その音を聞いてカウンターの所へユーザーさんを案内する。という訓練成果を見せてくれました。
犬たちが社会に適したマナーや社会性を習得出来る迄には1年半〜2年掛かるそうです。
少しでも早く習得出来るように、訓練センターの中には壁がガラス張りになっていたり、下が見える階段があったりと工夫がされてありました。
また、聴導犬・介助犬育成だけでなく、新・家族の募集のわんこ達の譲渡活動もされています。
今回、人間と犬はwin-winの関係でパートナー、相棒、友達として、より豊かな時を刻む事が出来るんだなぁと、改めて感じました。
これからも 「日本聴導犬協会募金箱」ご理解ご賛同頂ければご支援を頂きたく 宜しくお願い致します。