浪曲師 真山隼人のブログ

浪曲師 真山隼人です。よろしくお願いします。鈴鹿市シティセールス特命大使

出演情報はコチラ!!!!

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【第二弾!】浪曲じゃりン子チエ〜小鉄とジュニアの巻

2025年02月22日 | 浪曲
どうも!真山隼人です。

昨年末大好評を博した「浪曲じゃりン子チエ」がパワーアップして再び登場します!



「ウチは世界一不幸な少女や...

大阪の下町でホルモン焼き屋を切り盛りする小学 5 年生のチエちゃんを主人公に、無職でケンカとバクチに明け暮れ る父親のテツをはじめとする一クセも二クセもある登場人物たちが大騒動を巻き起こす。可笑しくて哀しくてどこか懐 かしい、昭和の人情コメディー決定版!!

1978 年より 19 年間に渡り漫画アクション(双葉社)に連載されたはるき悦巳先生の人気作「じゃりン子チエ」をこの度 、御許可をいただき浪曲化!


今回は第二作!お好み焼き「堅気屋」を舞台に小鉄とアントニオ親子による恩讐の彼方に。おなじみのテツが火に油を注ぎます!義理と人情のあふれる人気作「小鉄とアントニオJrの決闘」を初お披露目!

今回取り組んでみたものの「猫がしゃべる!」というのが結果難しく…。また登場人物の8割がヤクザとかチンピラとかテツとか、まぁ一筋縄ではいかない連中でして、随分苦労しましたがなんとかなんとか「おお!浪曲じゃりン子チエだ!」と思っていただける作品になったのではないかと…手前味噌で恐縮ですが。

それにしても取り組めば取り組むほど浪曲とチエちゃんの世界観がマッチしてくる気がします。親子もの、侠客もの、文芸ものと浪曲の醍醐味ともいえるジャンルを一纏めにした「浪曲じゃりン子チエ」まさに浪曲でありじゃりン子チエである超次元のコラボです。

また私の顔もお誂え向きに漫画の登場人物みたいでして(笑)それだけでもこの顔でよかったなと。

今回は新作「小鉄とジュニア」のほか、昨年末に発表しました一作目「チエちゃん登場〜母ヨシ江の帰還」もお届けいたします。

真山隼人沢村さくらの名浪曲コンビによる元気印の浪花節で綴るまさにチエちゃん祭りの一日!益々浪曲らしくなるチエちゃんの奮闘を是非ご覧下さい!!!



はるき悦巳•原作
浪曲じゃりン子チエ〜小鉄とジュニアの巻


番組

一、「浪曲じゃりン子チエ①チエちゃん登場の巻」

中入

一、「浪曲じゃりン子チエ②小鉄とジュニアの巻」



【大阪公演】

日時:45()1730分開場 18時開演

会場:近鉄アート館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)


料金:前売3000円 当日3500


チケットぴあ【Pコード: 532-066

ローソンチケット【Lコード: 53510


お問い合わせ

090-7869-1309

hayato@roukyoku8810.com



【東京公演】

日時412日(土) 13時半開場 14時開演

会場:北とぴあペガサスホール(北区王子1-11-1-6F


料金:前売3000円 当日3500


ご予約お問合わせ

090-4126-5941

sugiemckoy@gmail.com (担当:杉江)

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2024年もありがとうございました!

2024年12月31日 | 浪曲
どうも真山隼人です。
あと数時間で2024年も終わる中で、まだまだ年内にやらないといけない仕事に追われてヒーヒー言っておりますがちょっと休憩してブログをば…。


2024年も皆様のおかげで無事に終えることが出来そうで、本当に感謝しております。ありがとうございました!

振り返ってみると、浪曲人生14年の中で最も楽しく、落ち着いたいい一年だったなと思います。
沢山の出会いから今までなかったような知人友人が出来たり…そこから仕事に繋がったりと、従来の演芸畑とはちょっと違うところから話の広がっていく感じが、自由主義の芸能•浪曲らしくもあり、普段から常々思っている「見るもの聞くもの全てが師匠」がまさに実行されたなと。

また切れる縁やお別れもたくさんあったりとのんびりしていたものの、日々移り変わっていく年でした。

肝心の浪曲は…本年は全280席。去年は311席だったのでちょっと減りましたが、その分人形劇団クラルテさんとのコラボやフィルムエストTVの虎沢広造関連など…変わった仕事も多く大変勉強になりました。


また長年の夢でした「浪曲じゃりン子チエ」や京極夏彦先生の「巷説百物語」の浪曲化など、身分不相応の大きなプロジェクトもいただき…。また現在も水面化で動いている物も何点かあります。

大きな作品を扱わせていただくプレッシャーのようなものを随分感じた日々、別の事かもしれませんが「襲名って大変やろなぁ…」と。呑気にできるのが健康には一番かもしれんと思いました(笑)。

しかしそこは度胸千両のこの隼人、来年もどんどんと挑戦していきたいと思っております。

さてそんな2025年はいよいよ浪曲生活15周年。そして30歳!!!という節目の年ですが、今までも記念の会を開こうとすると天災があったりする為、これといったその手のイベントはあんまり考えず呑気にやっていきたいと思います。

ただ自分自身、もう少ししっかりしないといけないと思うところ(芸も性格も)が多々ありますのでそのあたりを改善できたらと。もっと一席一席じっくりと作り込んでいきたいと思います。

あとは人間ドックも…これ重要ですわ。


まぁそんなこんなで2025年もいついかなる時でも全力投球したいと思いますので「もう隼人飽きた」と言わずにご来場のほどよろしくお願いいたします。

•東京は「ツキイチ独演会」@浅草木馬亭
•大阪は「浪曲劇場」@高津宮末広の間←浪曲研究会からタイトルを変えただけで…。

を主軸にツキイチ公演を行なっていこうと思います。またなんぞ珍しい外題、楽しい外題、やりなれた外題を織り交ぜて他にないような「これぞ浪曲!」という会にしていけたらと考えておりますので是非ご来場くださいますようお待ちしております!

本年もありがとうございました!
また明日より2025年も何卒よろしくお願いいたします。




2024年大晦日 真山隼人

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浪曲•巷説百物語(原作•京極夏彦)について

2024年12月15日 | 浪曲
この度、京極夏彦先生の名作「巷説百物語シリーズ」を浪曲化させていただく事になりました!

まずは発端「小豆洗い」をば…。

お披露目は少し先ですが2025年7月19日(土)14時〜北とぴあペガサスホールにて!





実は今から3.4年前から動いていたプロジェクトでして、お話はいただいていたもののなかなか形にする機会がなく…。なんとなく過ごしておりましたが今春、杉江松恋さんとじゃりン子チエの話をした時に「こちらもそろそろやりましょう!」と盛り上がり。2025年は文芸浪曲の時代だ!と言わんばかりにやる気になったのでありました!




そんなこんなですっかり冬になり
じゃりン子チエの会に京極先生がお見えになり色々とお話を…。
「楽しみだなぁ」とおっしゃっておられ身の引き締まる思いでした。京極ワールド×浪曲、幽玄な舞台になる事間違いなしです。

当日は一人のデザイナーが超人気作家になるまでを描いた「浪曲•京極夏彦物語」も!

追って発表いたします。ご期待下さい!

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浪曲じゃりン子チエ第一弾、無事終わりました!

2024年12月12日 | 浪曲

浪曲じゃりン子チエお披露目公演、無事に大阪2公演、東京1公演を終えることが出来ました!本当にありがとうございました!


5月初旬に書評家杉江松恋さんとたまたま話した事がきっかけで動き出したプロジェクト、自分としては子供の頃から大好きなじゃりン子チエに取り組ませていただける機会ができるなんて本当に夢のようでした。


なんの因果か中学を卒業してすぐ入ってしまった浪曲界、当時の師匠の訓えで「15歳とはいえどこれからは成人している気持ちでいかないといけない」というのがあり

背伸びしながら大人の皆さんとなんとか渡り合っていこうと思っておりましたが、世間からみたらやっぱり子供にはかわりなく悔しい思いも沢山しました。

その時に何度もチエちゃんに救われたと言っても過言ではありません。まさにあんな感じの修行時代だったなぁと。

↑修行時代のイメージ(16歳)大人っぽく見せようと思ってたら老けてしまったのだ!



そんな事を思い出しながら書いた浪曲第一作目が「チエちゃんの登場〜母ヨシ江の帰還」までという、作中でも最も有名なエピソードかと思います。


初稿93分を縮めて45分にしたものをイザお稽古してみると色々見えてくるものもありました。


隼人さくらのいつもの浪曲コンビとしてはいつもの外題の500倍稽古したというのが一つの自慢です。ただ二人とも作品のファンなので45分楽しみながらお稽古しているというのはいつも以上に気持ちも楽でした。


あくまでも「浪曲」なので、この型に当てはめようと随分と話し合いましたが、ここにきて普段人形劇団クラルテさんの方々と競演させていただいたり、エッセイ浪曲をやったりと様々な仕事をさせていただいてるのが力になったねぇと。


従来の浪曲からチエちゃんまでがバチバチバチと一直線に繋がった瞬間があり、二人で喜びあい、つい飲み過ぎるというまぁこんな感じの浪曲人生ですなぁ(笑)



92日に発表して、思っていた以上の反響で(スマホの通知が3日間鳴り止まず)、沢山のメディアにご取材いただきました。

↑通天閣にて。程よい高さが逆に怖かった…。



新聞の一面に載ったりと特に関西圏の盛り上がり方はまさにお祭りのようでもありました。「快挙やで!快挙やで!」と仇討ち成功みたいなノリで喋りかけてくる方が多々あり、改めて「じゃりン子チエ」と「浪曲」の親和性を感じた秋冬でした。 まさに「浪曲漫画なんじゃないかな」と。


↑作品にもあるからね(©︎はるき悦巳/家内工業舎/双葉社)


それでも今回は普通の浪曲公演ではないので、普段のお客様以外の方ばかりだろうというのもあり「浪曲レクチャー」として仕組みと歴史の解説を前半に取り、後半でじっくり聞いていただくという構成にしました。これで一人でも多くの方に従来の浪曲公演にもお越しいただけたら最高なのですが、、、これに懲りず浪曲布教に勤めたいと思います。



祭り感覚の大阪は通天閣のお膝元、この度オープンした新世界ZAZA HOUSEにて。こちらは普段ハルカス寄席でお世話になっている会社が運営しているので本当に親しみのある環境で。早々に完売してしまったので追加公演までさせていただきました。


まさにヘトヘトになりながらの2公演。文庫本も飛ぶように売れ、嬉しい完売!だんじり祭りみたいな1日でした。次の日にふと気が抜けて体調を崩してしまい往生しました。


そして東京公演は

杉江松恋さんにご手配で北とぴあドームホールという元プラネタリウムでして。


当日会場入りして驚いたのが、なんと


「マイクが機能してない!!!」


どうしようと思いましたがええぃままよと生声にて。なんとかかんとか勤められたと我ながら思っております。



↓この辺は杉江松恋さんのブログをお読みください。かなり詳しく書いてあります。

https://www.hon-gei.com/post-9139/



大阪の地元ワイワイ感とは違う、関東での上演はどうなるのだろうと実は心配な点がかなりあったのですが、チエちゃんファンや浪曲ファン、また舞台好きな方に支えられ、鳴り止まない拍手喝采に思わず涙がこぼれそうになりました。


「ああ挑んでよかった!」と。


辛かった修行時代から足掛15年、ここにきてチエちゃんに救われたなぁとなんともいえない安堵の思いばかりでした。



頼りない隼人を支えてくれる、素晴らしい曲師沢村さくらさん、素晴らしいスタッフ、そして何より素晴らしい作品に囲まれてお客様にお届けできるって幸せだなぁと今しみじみとこみ上げるものがあります。


さぁこれから長い長い道のりです。第二弾第三弾と生涯の仕事と思いがんばっていきたいです。そんな第二弾は


【大阪公演】

202545()18時〜近鉄アート館(あべのハルカス近鉄百貨店内)


【東京公演】

2025412()14時〜北とぴあペガサスホール


にてお送りします。2席目をご披露できればと奮闘しておりますのでご期待ください!


小鉄とアントニオとジュニアと妄想ばかり膨らむのみです。

最後になりましたがこの度ご快諾いただきました、はるき悦巳先生そして事務所の皆様にあつく御礼申し上げ、またご尽力いただいた杉江松恋さんにも感謝いたします。


この御恩を舞台でお返しできるよう2025年さらに精進します。ありがとうございました!

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豪華浪曲大会

2024年10月28日 | 浪曲

一年前のある日、新月師匠から電話をいただいた。

「隼人君、俺は文楽劇場の大ホールで浪曲大会をやるんや、若手からベテランまで11人や。きょうびちょっとなかった企画や。出てくれるか?」

「俺はやるんだ!」と熱に満ちあふれた電話に本当に驚くばかりで…「勿論です!」と二つ返事でお受けさせていただいた浪曲大会が終わりました。

文楽劇場の大ホールは以前一回だけ浪曲名人会で出演させていただいた事があり…見事玉砕したほろ苦い経験をした会場であり、大好きな人形浄瑠璃文楽を観る会場でもあり…また何より初代真山一郎最後の舞台でもあり、思い出深き会場であります。
↑真山一郎引退公演より、一節勤められて降りてこられた時の浪曲人生を全うされたやりきってホッとされてるお顔が忘れられない。

当日9時入りで楽屋に入って驚いたのが、今から十数年前まさに引退の日に入られてた楽屋じゃないですか。これも何かの縁か。

そして持ってきてたテーブル掛けも師•真山誠太郎からいただいた、初代真山一郎「刃傷松の廊下」の「刃」を染め抜いたもの。
別の物を持ってきたつもりが入れ間違えてこれになっていた。西村権四郎をやろうと思っていたのになぁ…。

しかしそうこうするうちに前の出演者が相撲ネタをやるという事がわかり…。なんとなくネタが被るのでは?他のに変えよう、では何にしようと思った時に、十数年前の懐かしい気持ちに襲われ…。

ここまで状況が整っているなら「刃傷松の廊下」をやろうと。

先生最大のヒット作「刃傷松の廊下」、歌でも浪曲でも莫大なヒットを飛ばした作品ですが、こちらも大事に思うが故なかなか舞台で演ることが少ないのですが、お稽古だけは常にしている一席。

先生には遠く及ばないものの…先生の愛した文楽劇場の舞台で先生のテーブル掛け、着物、袴で勤められ本当に感慨深いものがありました。

本当にいい機会をいただき新月師匠に感謝しながら、半分ダブルブッキングに近い中之島文楽へ急ぐのでした。最後までいるべきを本当にスミマセン。




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浪曲・演歌浪曲

鈴鹿市シティセールス特命大使(鈴鹿と・き・め・きドリーム大使)


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