浪曲師 真山隼人のブログ

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はや一月が過ぎました。

2018年02月03日 | 浪曲
2018年も一月が過ぎました。
とうとう2月がやってまいりました。

今回は1月の主な活動報告です。

まずは1月4日浪曲親友協会の新春公演。
毎年おなじみの阿倍野区民センターですが、今年は真山誠太郎、隼人の親子浪曲。
掛け合いで「刃傷松の廊下」を、しかも、演歌浪曲+三味線という新たなやり方で!

真山家の代表作、刃傷松の廊下。個々でそれぞれが演じておりますが、掛け合いになるといつもと「間」が違うため、かなり難しかったです。
誠太郎師もかなり悩まれている様子でしたが、稽古を重ねた甲斐ありてスムーズに運びました。

↑当日の様子。隼人=内匠頭、誠太郎=吉良上野。 


↑珍しく凛々しい顔。下でもこの顔を維持できたらいいのですが…。

別のネタでもこの形の掛け合い浪曲も面白いかもしれません。ちょっとやってみたいです。



さあ続いては一心寺門前浪曲寄席。
新春公演はメンバー日替わりでお送りしてますが、初日が出番でした。

↑三日間の演目。今回は「片割れ月」を。
次回は、2月10日から13日まで出ますのでぜひお越しください。



お次は21日、百年長屋にて「浪曲の小部屋その11」
今年から奇数月の開催となりましたこの会、今回は文芸特集と題してお送りいたしました。

一本目が「藤十郎の恋」を。華千代先生のです。
こういう想い、わからなくないのですがイザ表現すると難しいですね。
これこそ年を重ねてからやらなくてはいけないと実感しました。


休憩をはさんで「浪曲特選告知浪曲」と二席目「血煙 高田馬場」を。
「高田馬場」といえば百合子師匠のでおなじみですが、こちらは五月一朗師のものを。
血煙というほど血なまぐさくなく、安兵衛とのりやのババアが長屋でのほほんと暮らしている楽しい一席です。

さくら姉さんはのりやのババアがお気に入りのようで、ババアのところだけ稽古の時からずっと笑っており…。
ブームが去る気配がありません。

これからもやりたい一席になりました。またやりたいと思います。

浪曲の小部屋、次回は3月31日14時から、相撲特集です。



さらにお次は27日NHKETV「浪曲特選 冬」。

夏と冬にNHKで放送している浪曲番組ですが、今回は久しぶりに出演でした。
今回は、お客様よりいただいた10個のお題の中から2個を選んで即興浪曲。

三題噺はたまに会でやりますが、それをこんな大きなところで、しかも放送で…。
企画コーナーもすごい企画だなあと思いました。

ちなみに選ばれたお題は「パンダ」「フラダンス」。
どうにかこうにかできたとおもいます。
作成中のところも映してくださったのでトータルで結構長い時間うつってました。



最後は28日の広島県の仕事。

ご依頼があったのが、広島の上村さんという方。
実はこの方昭和43年より、大師匠初代真山一郎を応援してくださっており、そのご縁でこうして呼んでくださいました。

前日の27日より広島で一泊して食事会を…。貴重な写真を見せていただきました。

↑上村さん(左)と真山一郎(右) 昭和40年代。

浪曲大会にも同行したことがあり、なんと「真山二郎」の芸名までもらっているそうです。
引退までささえていただき、代が変わってこうして孫弟子まで応援していただき、本当に感無量です。

さて、28日の本舞台は勿論、「刃傷松の廊下」を。
主題歌のみ音源という歌謡浪曲でやりました。 あとは久々の歌謡ショー。真山一郎づくしでした。



という主な一月の活動でした。
二月はいかがなるか。三月の訪れも早いのだろうなあ…。



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