Fuego's ベジタブルガーデン  

ナチュラルガーデナー Fuegoが勧める自然流栽培の菜園ライフ♪

カレンジュラ Calendula

2019-01-04 04:22:15 | ハーブ事典

【学 名】Calendula officinalisカレンジュラ
    (カレンジュラ オフィシナリス)

【和 名】金盞花(キンセンカ)

【別 名】ポット・マリーゴールド、
     カレンジュラ

【分 類】キク科 キンセンカ属(カレンデュラ属)

【原産地】地中海沿岸地域


【特 徴】
カレンデュラとは、ラテン語の「カレンダエ」の語彙変化で、
「カレンダーの語源」に由来します。

花の大きさは3cm~10cmで、花びらは八重咲きが多く、
色は黄色やオレンジなど暖色系が主で、開花期は春~初夏頃です。
草丈は品種の生育状況によって
矮性種(30cm~40cm程)と高性種(80cm~1.0m程)に大別されます。

広く栽培されているのはオフィシナリス種〔C. officinalis〕で、
「キンセンカ」は本種を指すのが一般的です。

別名「トウキンセンカ(唐金盞花)」と呼ばれているも現在使われておらす、
トウ(唐)と付くのは「海外から来た」と言う意味合いです。

ちなみに学名の「officinalis」は「薬用の」という意味があり、
ハーブに分類する植物に多く付けられてますね。

【栽 培】
鉢などのコンテナ栽培の場合、排水性と保水性のバランスが整った土が適し、
園芸基本用土を混合して栽培用土を作ります。

栽培用土の混合目安は、赤玉土7:腐葉土3の比率で土を配合し、
容器に土を入れ播種するか苗を植え付けます。

水やりは土が乾き始めた時点で、たっぷりと与えるようにします。

露地植えにする場合は、水捌けがよく陽当たり良好の場所を好み
栽培土質に左右される事なく適応します。

多少陽当たりを損ねても生長するので、環境を気にしなくても大丈夫です。

生育旺盛で枝を広げるため、
株間を広く取り風通しを良くしておくといいです。

栽培時期は、春と秋に行うことができますが、
タネを取るなら秋に播いたほうがいいですね。
特にこだわって自家採種する必要がなく、零れタネで充分繁殖します。

また耐寒性が非常に強いため、
一般でいう暖地の厳しい寒さを与えても越冬しますが、
寒冷時期が長く積雪量の多い寒冷地は、徹底した防寒・防雪措置を施すか
秋植えを避けて春植えにした方がいいですね。

ただ、直根性キク科の宿命により移植を非常に嫌う事から、
移植するなら発芽後に本葉が数枚展開した幼苗時期の1回限りに留めます。
根を傷めないように土毎掘り出し、時間をかけずに速やかに移植します。

※丁寧に移植した場合でも生育に多少の影響を及ぼしてしまうので、
 高立性のように茎が高く育たず、草丈が低いまま育ち開花します。

【利用方法】
高く育つ高性種は主に切り花に利用され、
低く育つ矮性種(わいせいしゅ)は、花壇や鉢植えに利用されます。

カレンヂュラの花はエディブルフラワーとして利用するほか、
クッキーなどの焼き菓子の生地に入れてアクセントとしても利用できます。

キク科の多くは根に抵抗性があり、土中の悪玉菌に対する抵抗作用が大きく、
線虫などの害虫を忌避するなど、作物に有益な働きを持っているようです。

園芸用のマリーゴールドでさえ作物と混色すると生育旺盛であっても
作物の生育をを阻害することなく
ネコブセンチュウの繁殖による生育阻害を減らしているようです。

ネコブセンチュウの被害汚染土壌は、消毒剤散布などの処理は全く効果なく、
抜本的な処置がないのが現実です。

汚染土壌を単に放置しているだけでは拡散の温床にしかならず、
天地返しをしながら完全に天日に晒して乾かせてしまうと、
土中有益菌を滅してしまうだけです。

そこで、キク科植物の忌避・殺菌能力が役に立ちます。
退治できないらならば忌避すればいい。

土中環境の均衡が保ち始めれば発生件数が激減していくはずで、
結果が現れるには可成りの時間を要しますが
確実な対処法になるかと思います。


エキナセア

2018-12-21 03:58:57 | ハーブ事典

エキナセア(Echinasea)エキナセア
【学 名】Echinasea angustiforia

【分 類】キク科多年草

【原産地】北米地域

【特 徴】
花弁の形が一見ガーベラを思わせ、
花色はローズパープル色の円錐錐形筒状花と葉は細毛に覆われ、
先細りする長い形状をしています。
茎や根に薬効のある成分を含み、交配種にも同様の効果があるようです。
※ただし、
ハーブとしてでなく鑑賞用の交配品種には、

同様の成分が含まれているか否かは不明です。

北米の先住民族(ネイティブアメリカン)や開拓者の間で
エキナセアの根茎を感染病の治療に用いるほど、
優れた抗生・抗ウイルス作用が確認されてます。

薬効がある場合は、得てして多少の毒性を含む場合がありますが、
全く毒性がなく病気に対する抵抗力の向上作用があるようです。

※薬効についての詳細や断定するような記述は薬事法に抵触する為、
 「可能性があるとだけ」の補足に留めます。


【栽 培】
陽当たりの良い有機質に富んだ土壌を好みますが
自生株は乾燥した草原や林の中に育つようです。

【利用方法】
根は煎じて予防薬として服用可能で、
花は切り花やドライフラワーに利用できます。


アロマティカス

2018-12-21 02:40:09 | ハーブ事典

アロマティカス

アロマティカス

【学  名】Plectranthus amboinicus 
      (プレクトランサス・アンボイニクス)
【別  名】キューバンオレガノ 
      スパニッシュタイム 
      スープミント 
【分 類】 シソ科プレクトランツス属 
     (ヤマハッカ属) 
【原産地】インドネシア 

【特  徴】 
耐陰性のある多年草で、

葉は肉厚で表面には無数の細毛が生えており、

柑橘系のような強い芳香を放ちます。 

【管  理】 
日当たりの良い場所を好みますが、

耐寒性が無いので冬では室内で管理します。 
灌水は、表面の土が乾いたら水をあげる程度にして、

過度に水を与えないようにします。 
茎の先を摘心して整理すると、わき芽がどんどんでてきます。


アラビアンジャスミン

2018-12-10 03:39:30 | ハーブ事典

Arabian jasmine (アラビアン ジャスミン)
【学 名】
Jasmimum sambac
【別 名】
マツリカ(茉莉花)、アラビアジャスミン、ソケイ(素馨)
【科 属】モクセイ科ソケイ属
【花言葉】清浄無垢
【原産地】東南アジア

【特 徴】
非耐寒性のつる性常緑低木で、夏から秋にかけて芳香する白い筒型の花は、一重咲きと八重咲きの品種があり、花の先端は5弁に分かれて平らに咲きます。
別名をソケイ(素馨)と言い、黄色花を咲かせるキソケイ(黄素馨)は同種の仲間です。
栽培の歴史は古く、中国では3世紀頃からで、イギリスでは17世紀に栽培の記録があり、日本には1614年ごろ渡来したとされています。


【管 理】
ツル性なので支柱を仕立てて誘引し、春後半から秋にかけては戸外で育てますが、寒さには弱いことから地植えよりも鉢植えで管理し、冬の時期は室内の日当たりがよい窓際で育てます。

挿し芽や株分けでも増やせ、毎年伸びた枝を剪定した時に切った半熟枝を使えば効率が良く、挿し芽・株分け時期は成長期間に当る5~10月頃のうち梅雨時期が適していて、真夏の一番暑い時期は株も体力消耗してるので避けます。

花芽は伸びた枝の先端に付くので、剪定は花後にちょっと切り戻す程度に留め、開花時期には花が咲き終わった部分の先端を軽く切り戻せば、一ヶ月程度で切った部分から蕾が上がってきます。

夏の盛りは成長が著しく、土が乾燥気味になるので水切れに注意し、越冬時は枯れない程度に水分を極力少なく抑えて過湿になる事を避けます。


【利用法】
香水やジャスミンティ等の材料として有名で、花はジャスミン茶の材料として使われ、茶葉をもむ時に花を入れて香り付けを済ませると、花柄だけを取り除きます。


ローズゼラニウム

2018-12-10 03:03:30 | ハーブ事典

品名:ローズゼラニウム 

分類:フウロウソウ科(非耐寒性多年草)

別名:センデッドゼラニウム 

和名:ニオイテンジクアオイ 

<特徴> 
名前が示す通り バラのような香りを強く放つハーブです。 

花期は短くて 4月上旬~7月中旬まで楽しめますが、気温30℃以上の高温多湿と冬の寒さに弱い非耐寒性の多年草です。


<栽培方法> 
播種は、一年のうち、春(4月上旬~5月下旬)と秋(9月上旬~10月下旬)の二期に播けます。 
株分け・挿し穂 は、一年のうち 春(4月上旬~6月下旬)と秋(9月上旬~10月下旬)に行います。
苗から育てる場合の植え付け時期は 、株分け・挿し穂の時期と同じです。 

生育環境は、陽あたりを好み、土壌は水捌け環境がよくて、湿り気のある肥沃な環境がベストです。栽培は比較的容易で手がかりませんが、根腐れを起こしやすいので過度の水やりには注意が必要です。

夏場の管理は直射日光を避けて、風通しが良くて明るい場所(半日陰)に置き、冬場は、耐寒性がないため室内で管理します。
ただし、 夏・冬場共に温度と湿度に注意が必要になり、室内外温度30℃以上と多湿が苦手ですが、適正環境を保てれば元気に育ちます。 

<手入れのポイント> 
下葉が落ち始めたら早めに切り戻し 、開花後にも軽く選定しておくといいですね。 

耐寒性がないため、地植えよりは鉢やコンテナ植えで管理し、一年に一度ほど花が終わった時期に植え替えするといいです。 
ただし、植え替え時期は、春か秋の穏やかな気温の時期に行うほうがいいです。 

<利用方法> 
利用部位は、根以外の花・茎・葉で、ティ・ポプリ・浴用剤・料理 に利用できます。