Fuego's ベジタブルガーデン  

ナチュラルガーデナー Fuegoが勧める自然流栽培の菜園ライフ♪

粘性土の手当て

2019-08-02 21:21:00 | 自然栽培
粘性土の耕土は土が硬化しやすいです。
これは、肥料などを使うと使わないのでは、
随分違ってくるとおもいます。

特に化学肥料を使うと覿面硬化するようですが、
それ以外でも水の浸透伴って起きる水締めも考えられます。
更に作物が根をひり巡らせた端部の周囲のあたりでは
水分とを吸収されていくにつれて、
土粒子の間に溜まっている水分さえ抜けていくので、
粒子の間にすき間が無くなり密度が上がります。

そこで、
水田耕土を柔らかくする方法を応用し
腐熟が遅い植物の乾燥か生茎を畝間に敷き草します。



腐植し始めた状態か細かく砕けた状態で
畝に敷き詰めるか腐植していれば漉き込みます。






すると
あれほど散々硬かった土が柔らくなっていきます。


其れが確保できない場合は手作業で土を解します
使う道具はこちら






農具が使えるような耕土面積や植え方だと必要ないのですが
狭小菜園などは広さが限られるので便利なアイテムですね。

1.畝間の要所要所にツボ堀を施します
スコップ又は移植こてを使い要所要所に「ツボ堀り」を施します


深さと大きさは6号深鉢程度にツボ堀りをして
出来る事ならタケや木の枝を縦に入れておき
埋め戻さないで其の儘にしておきます。
これが空気と水の出入り口となります。

2.畝間・株間の中耕
硬くなった場合は一度湿る程度に水遣りをするか
降雨を待ってから作業を行うと楽です。

最初に梅間を中耕しますが、
水締めが起こり水捌けが悪くなると苔が生えてきます

作業する前


此処を道具・農具を使って深く起こして解します







次に畝横や株間を解していきます




この時注意することは荒っぽくしなことです
其れというのも粘性耕土の場合
土が硬いと根を深く晴れないので
浅いところで長く伸ばしていきます。

畝間の中耕作業中でも根に当たることがあるので
根を痛めないように作業した方が良いですね。

作業後


一連の作業を終えたら
極下部分を枯れ草などで被覆できれば良いですね

株間が狭く蒸れそうな場合は、
被覆すると蒸れやすいので素地のままにしておきます。


輪作とコンパニオンプランツ

2019-08-01 21:55:45 | 自然栽培
コンパニオンプランツは
混植する事だけが共生効果を得られるのではなく
畝を同じにしなくても
共生させたい作物を其々別に畝に植えて隣接(平行)状態でも
そこそこ効果が得られるようですね。

相性がいいとされても植え方を工夫しないと
一方が生育旺盛になると
片方は否応なしに凌駕されてしまいます。

つまり一緒に植えるということは
その後の生長も加味していかないと
共生効果が期待できなくなるでしょうね。


貼付した模式図は、毎年同じようなパターンで
同一畝に2~3種類の作物を同時に栽培しています。

ちなみに
輪作体系はどうなっているかと言えば

・サトイモが植えられている畝
(秋~春:豌豆 → 春~冬:里芋)



・混植の配置を示した畝
(秋~春:ソラマメ → 春~秋:ナス&唐辛子&落花生)


撮影位置A




撮影位置B


撮影位置C



この菜園は栽培を始めて1年ほどしかたっていないので
作付け計画を立てはじめたばかりです。

輪作も混植もこれと言って決まった法則はなく
其々の土地に適ったローテーションや輪作を考える中で
必要に応じて共生作物の量と種類を選ぶといいでしょうね。

輪作と混植(コンパニオンプランツ)については
予定していた内容を変更して
今月8月発行のメルマガにて解説していこうと思います