Fuego's ベジタブルガーデン  

ナチュラルガーデナー Fuegoが勧める自然流栽培の菜園ライフ♪

ニラの栽培

2019-05-28 17:29:12 | 自然栽培

ニラは肥料や農薬を使わなくても丈夫に育つ野菜の一つで、
根茎(地下茎)を新たに伸ばし栄養繁殖するヒガンバナ科の耐寒性多年草です。

菜園で栽培しているニラ(品種:大葉ニラ)



増殖すると言っても、古くなった株は衰退するので、
2~3年に一度はタネを採取し、タネから苗を育てておきます。

夏になると葉の間から30~40cmほどの花茎を伸ばすので、
これを追熟させて花序に黒いタネが出始め、
全体の8割以上が枯れてきたら摘み取りタネを採取します。

零れタネでもよく発芽するので、
株元には零れタネで自生した新しい株がそだちます。

ネギ属のタネはいずれも水に弱い為、
追熟時と採取時は雨水などの水濡れに注意します。


ニラを種から栽培するには
3月に種まきをおこない6月に植え付けを済ませます。
収穫は2年目に入ってからになるので
発芽してから一年間は株の生長肥大を優先させます
二年目の株は4月もしくは9月に株分けをして大きく育てるといいですね。






栽培環境を選ばないですが、
乾燥に弱いものの
一年を通して半日陰となる環境でもよく育ち
日向で育てるよりも葉が柔らかくなります。

生長した株の収穫は7月から11初旬までで、
それ以降は株の充実を図るために刈り取り作業を控えます。

収穫の際は、地際から5cmの位置で切り詰めますが、
刈り取った後は2週間もすれば新しい葉が生長して収穫できます。

これが一株だけなら
次に収穫までには葉の生長を待つことになります。

途切れることなく収穫するには
栽培した全多数から数株単位で時期をずらしながら刈り取りすれば
途切れることなく収穫することができます。

その間隔は一回で消費する量にたいして調整するといいでしょうね。

株を大きくするには
1.株が大きくなった時は、数本単に束ねて株分けする
2.収穫期限を守って株の充実を図る。
3.採種用にする以外は、つぼみが付いたら開花する前に摘み取る。

ニラは野菜とコンパニオンプランツにすると
ほぼどのような作物にも共生してます。

ヨーロッパでは栽培されていないため、
東南アジア、中国、日本でしか見られない緑黄色野菜ですね。

大蒜の自然栽培(前編)

2019-05-24 18:28:29 | 栽培記録
大蒜の栽培

今年も大蒜の収穫が始まりました。
ご存知の通り、
菜園で育てた大蒜は100%無肥料無農薬栽培です。

数ある野菜の中でも栄養を多く求めることから作物で
肥料投入や追肥が欠かせない作物でもあります。

そのため
形状・旨味を含む品質が整う作物に育てるには
耕土の「土つくり」が大切と言われ
無理なく肥沃な土壌にすることが大切な要素となります。

有機肥料や追肥をしないで育てるには、
自然腐熟する素材の選定や使い方の他に、
自家採種と栽培を繰り返していくと品質が安定してきます。

収穫と保存(2018/06/03)
昨年収穫した大蒜は、風通しの良い日が下で乾燥保存しておきます

この段階で、栽培用と食材用を仕分けしておきます。
選別の基準は、
鱗茎全体形が大きく肥大し均整の取れた鱗片分裂状態から優先し、
それ以下が食材・加工用になります。

選別と植え付け(2018/10/28)

選別しておいた、栽培用の鱗茎を1辺づつほぐしながら、
疵痛みや萎縮。カビの有無を確認し、該当するものを除外します。
この時、
鱗片単位あっても大きくて肥大している状態を優先しながら、
栽培用の鱗片全体を均質にします。



植え付ける前日に鱗茎をほぐし、
選別しておいた鱗片を植えるのですが
最近では皮を剥いて植えつける方法があります。

皮を剥いて丸裸にすることで発芽促進されるようですが、
この方法は土壌細菌の事を考えれば諸刃の剣でしようね。
水分を含み柔らかく弱いからこそ皮を纏い保護されているので
剥いてしまえば未防備です。

一つ間違えると植えつけるときに傷つことがあり、
栽培途中で腐敗や病気を引き起こすことがあります。
もし皮を剥くのであれば最後の一枚は残す方方がいいし
鱗片の状態(疵傷み・カビ・萎縮)の確認も充分兼ねられます。

植え付け時期の目安は
地域の気候状態で左右されますが
概ね10~11月初旬に植え付けを行います。

畝は幅60~80cmの低い平畝を起こしますが。

畝幅の中心から見て左右15cmずつの条間を置いて
株間を10cm間隔にしながら、
設えたときの畝間の高さと同じ深さに鱗片を植え付けます。

植えつけが終われば寒冷紗のトンネルを設置して
寒冷紗の上から灌水して発芽を待ちます。

発芽育苗管理-1:2018/11/08
植え付けから10日経過してから発芽し
ました。
発芽すれば、土が乾いていたら湿らせる程度で水を与えます。

このころには、サツマイモの収穫が終わる為
芋蔓を畝間に敷いて乾燥除けをしつつ自然腐熟させます。

発芽育苗管理-2:2018/12/21

この頃になると自生していたコスモスなどの草花が枯れ、
オクラなどの収穫&自家採種が終わるので
株を刈り取って敷き草として畝間に敷き足します。

さらに、短くした茎などを任意くの条間の敷いて
畝の霜よけ対策を済ませて越冬させます。
水遣りは直接与えないように畝間潅水をおこない
土中湿度状態を過湿に陥らないようにします。