寒冷紗トンネル状態の越冬(2019/02/22)
畝間には枯れた草で敷き草をしつつ
寒冷紗のトンネルをかけたまま越冬させていました。
寒冷紗の撤去(2019/03/01)
トンネルの高さに葉や茎が到達する前に寒冷紗を撤去します
畝には根の浅い雑草が生えています
これが生えているおかげで畝に敷き草する必要がなく
土が固まることなく柔らかい状態を保てます。
畝間に敷いた草の茎や葉はしっかり枯れ落ち
枯れた部分をめくると
土に触れている部分が半分腐植しています
土寄せ(2019/03/02)
越冬して春を迎え最初の土寄せです。
畝間に敷いた草の枯れたものだけを払いのけて
腐植している部分だけを中耕・土寄せしながら高畝にします。
中耕が終われば畝間に払い除けた枯れた草を戻しますが、
枯れた草がほとんどない状態です。
畝間を掘り高畝にすることで水はけが向上し、
大蒜が植えてある深さが畝間よりさらに高くなれば、
陽当たり面積が増えて土中温度が上がります。
半分腐植した草と土が畝にかぶさることで
微生物たちが分解をはじめ自然堆肥が土中養分となるので
所謂「追肥」を行ったことと同じことになります。
あとは、抽苔して上がってくる花芽を随時摘み取り
茎や葉が枯れて収穫できる頃まで待つだけです。
試し掘り(2019/05/16)
いち早く枯れた大蒜の株があったので2本ほど抜き取ってみました。
大蒜がある程度肥大・成熟してくると根の張りも弱くなるので
農具を使わなくても手で軽く引き抜けるようになります。
収穫・根切り・追熟乾燥(2019/05/22)
最初の試し堀りから6日ほど経過すると更に枯れてきた株があり
二回目の試し堀をしました。
そのあと、
収穫直には「根切り」を行い鱗茎の肥大を止め
前回収穫した大蒜と一緒にして風通しの良い日陰に干して
余分な水分を抜きます。
仕分けと保存(2019/05/26)
今年はなぜか一斉収穫とはいかず、
追熟の様子を見ていると肥大生長に差があるようで
本格的にとはいかず様子を見ながら収穫する状態が続いています。
追熟乾燥を終えた株から鱗茎を切り離しました。
この段階で、
大きな鱗茎を優先に次期栽培用として仕分けしておき、
切り取った茎は菜園に持ち込んで敷き草として使用します。
保存(貯蔵)に使用したネットは、
地鶏卵の販売パッケージとして使われたものを再利用しています。
ワンタッチで口元を縛って吊るせるので非常に便利です。
難点なのは、あまり多く詰めすぎると重さに負けて
閉じ口締め具が重さに負けて解けてしまうことですね。
混植(2019/05/29)
大蒜の追熟状態を観ながら株間に南瓜の苗を混植していきました。
大蒜の株間は土が柔らかいので、
植えたい所を移植鏝(イショクゴテ)で解して植えるだけで済みます。
南瓜の苗が幼い過ぎたり生育が弱いと防虫ネットをかぶせないと
害虫に葉を食害されます。
今回は、不織布のネットが不足していたため
被せられない株もありましたが、そのままな何もしなくても
食害されることがなかったですね。
収穫最盛期(2019/06/02)
残ったニンニクを全て掘り上げて
ベランダの日陰に干して追熟乾燥させました。
これで菜園に育てた大蒜全て収穫したことになります。
貯蔵と収穫量(2019/06/06)
今年の大蒜は全部で3.5㎏ありました
鱗茎の肥大も大き過ぎず小さ過ぎす程よく納得が行く育ち方です。
次期栽培用の鱗片も納得のいく形状です。
年々形質や収量が安定してきました。
手ごたえとしてはあともう少しといったところですかね。