~嫌忌される雑草を逆手に取って活用する圃場~
上半期の作付けを振り返りながら
私なりの無肥料無農薬栽培に対する取り組み方を解説しています
今回は、嫌忌される雑草の活かし方についてです。
多くの方が雑草が生えると
抜き取るか刈り取るなどして可燃ごみに詰めて処分します。
市民農園や貸農園では、制約により生やせないとか、
生えさせら即処分となります。
一つの土地をいくつかの区分で分けて、
それぞれに区画された土地で作付けするなどのばあい、
近隣からの苦情で生やすとができないですよね。
もっと小うるさい場所だと、
タネが飛ぶ一年草の花も周囲から嫌がられる場合もあります。
花と野菜の区別は、単に食べられるか否かの違いであって
おなじ植物で何ら違いはないし生えていても違和感がありません。
これは雑草にも言えることです
人間にとってというか
育てる作物に対して都合よくない植物を
圃場外に排除するから雑草として処分してしまうわけです。
だけど雑草が生える種類によって土壌性質が図れます。
適度に肥沃して柔らかい土壌では、
根をを強く張る植物は生えにくくなります
反対にやせた土壌や硬化しやすい土質は、
根を強く張る植物が生えてきます。
仮に柔い土壌でも
タネが飛び根を強く張る植物(イネ科のヒエなど)が生えても
土壌が柔らくて根が強く張れない上に株がふらつくので
結果簡単に抜けるほど株が貧弱に育ちます。
ただ例外があります(次の機会に解説します)
中には花があることで受粉が促される場合が往々にしてあります
野菜の実付きが悪いのは、
作付けや土だけの問題じゃないでしょうね。
受粉の特性も知らずして問題の矛先を他に考えるのは
野菜を育てようとする本質が見ていないような気がします。
花を咲かせて虫を寄せるということは
必ず益虫や害虫が集まってきます。
それでいいわけなんです
人間にとって都合のいいものだけを寄せるというのは
たとえ人為的に作付けしている露地栽培では無理です。
だったら薬を使うのですか?
雑草を生やせないなら、一年草を生やせばいいです
タネを飛ばされることで文句を言われるなら
花を咲かせた草花は、開花と同時に刈り取ればいいわけです
その様子を見てあわれと思う思いが湧かないのは
野菜を育てる資格はありませんね。
そうせざるを得ない状況で
刈り取られてしまう状況を目の当たりにすれば
私なら心で嘆く思いが湧き出てしまいます。
刈り取ったものは時間をかけて葉緑素を抜き
乾燥とともに腐植させながら土に還せば。
緑肥還元や土壌の肥沃ににつながります
自然栽培では自然腐熟の堆肥を用いますが、
この自然腐熟が重要なポイントです。
熟に至る過程も素材も不自然な状態にしない事
例えば発酵促進させるための酵母や乳酸菌を使わなくても
土に敷くだけで充分腐熟します。
ただやり方を間違えないのが肝心です。
生の茎や葉を水分が多く、
じめじめした水捌けが芳しくない場所に
刈り取った生の雑草や花の茎を敷くのはよくないですね。
逆に乾燥しやすく水捌けのよい場所なら生でも大丈夫
敷くことで
そこを踏み歩くたびに繊維が壊れて分解が早くなります
ムラができないようにするため適度に敷きなおします
たったこれだけで腐植土が生成されるわけです
わざわざ刈り取って裁断・粉砕たあと
積み上げて水をかけて腐熟させる手間がいりません。
この敷き草に使う素材は
草花の枝葉・枯葉・刈り取った雑草・
栽培が終わった作物の茎や葉・採種した後の穂殻・莢殻など
処置が適切なら野菜の調理残渣(蔕・皮)も使えます。
これは畝間に彼はウィ敷いた状態の圃場です
これは雑草を刈り取っていったん集積し枯れたものだけを
作物の株間・畝。畝間に敷いた状態です
注意するのは刈り取る時期は花が咲く前に青刈りします
草花であればタネあできてから刈り取っても遅くないです。
上半期の作付けを振り返りながら
私なりの無肥料無農薬栽培に対する取り組み方を解説しています
今回は、嫌忌される雑草の活かし方についてです。
多くの方が雑草が生えると
抜き取るか刈り取るなどして可燃ごみに詰めて処分します。
市民農園や貸農園では、制約により生やせないとか、
生えさせら即処分となります。
一つの土地をいくつかの区分で分けて、
それぞれに区画された土地で作付けするなどのばあい、
近隣からの苦情で生やすとができないですよね。
もっと小うるさい場所だと、
タネが飛ぶ一年草の花も周囲から嫌がられる場合もあります。
花と野菜の区別は、単に食べられるか否かの違いであって
おなじ植物で何ら違いはないし生えていても違和感がありません。
これは雑草にも言えることです
人間にとってというか
育てる作物に対して都合よくない植物を
圃場外に排除するから雑草として処分してしまうわけです。
だけど雑草が生える種類によって土壌性質が図れます。
適度に肥沃して柔らかい土壌では、
根をを強く張る植物は生えにくくなります
反対にやせた土壌や硬化しやすい土質は、
根を強く張る植物が生えてきます。
仮に柔い土壌でも
タネが飛び根を強く張る植物(イネ科のヒエなど)が生えても
土壌が柔らくて根が強く張れない上に株がふらつくので
結果簡単に抜けるほど株が貧弱に育ちます。
ただ例外があります(次の機会に解説します)
中には花があることで受粉が促される場合が往々にしてあります
野菜の実付きが悪いのは、
作付けや土だけの問題じゃないでしょうね。
受粉の特性も知らずして問題の矛先を他に考えるのは
野菜を育てようとする本質が見ていないような気がします。
花を咲かせて虫を寄せるということは
必ず益虫や害虫が集まってきます。
それでいいわけなんです
人間にとって都合のいいものだけを寄せるというのは
たとえ人為的に作付けしている露地栽培では無理です。
だったら薬を使うのですか?
雑草を生やせないなら、一年草を生やせばいいです
タネを飛ばされることで文句を言われるなら
花を咲かせた草花は、開花と同時に刈り取ればいいわけです
その様子を見てあわれと思う思いが湧かないのは
野菜を育てる資格はありませんね。
そうせざるを得ない状況で
刈り取られてしまう状況を目の当たりにすれば
私なら心で嘆く思いが湧き出てしまいます。
刈り取ったものは時間をかけて葉緑素を抜き
乾燥とともに腐植させながら土に還せば。
緑肥還元や土壌の肥沃ににつながります
自然栽培では自然腐熟の堆肥を用いますが、
この自然腐熟が重要なポイントです。
熟に至る過程も素材も不自然な状態にしない事
例えば発酵促進させるための酵母や乳酸菌を使わなくても
土に敷くだけで充分腐熟します。
ただやり方を間違えないのが肝心です。
生の茎や葉を水分が多く、
じめじめした水捌けが芳しくない場所に
刈り取った生の雑草や花の茎を敷くのはよくないですね。
逆に乾燥しやすく水捌けのよい場所なら生でも大丈夫
敷くことで
そこを踏み歩くたびに繊維が壊れて分解が早くなります
ムラができないようにするため適度に敷きなおします
たったこれだけで腐植土が生成されるわけです
わざわざ刈り取って裁断・粉砕たあと
積み上げて水をかけて腐熟させる手間がいりません。
この敷き草に使う素材は
草花の枝葉・枯葉・刈り取った雑草・
栽培が終わった作物の茎や葉・採種した後の穂殻・莢殻など
処置が適切なら野菜の調理残渣(蔕・皮)も使えます。
これは畝間に彼はウィ敷いた状態の圃場です
これは雑草を刈り取っていったん集積し枯れたものだけを
作物の株間・畝。畝間に敷いた状態です
注意するのは刈り取る時期は花が咲く前に青刈りします
草花であればタネあできてから刈り取っても遅くないです。