Fuego's ベジタブルガーデン  

ナチュラルガーデナー Fuegoが勧める自然流栽培の菜園ライフ♪

2023年を迎え本格始動!

2023-01-27 05:37:51 | 自然栽培
新規圃場の開墾も何とか軌道に乗り始め
芋類の収穫が多くなってきました

里芋の栽培は
以前は品種が不明でした
次第に衰退しそうな雰囲気で
ほかの品種を投入しましたが続きません

衰退する前にと大野芋を栽培したところ
年を経ることに増産となり
今年は一気に40~100kgまで増産出来ました。

ひとえに圃場がひろく余裕があるためですが、
芋類の栽培には土が必要
狭所圃場では限界があります


こちらは従来から育てているジャガイモで
品種はデジマです。

広い圃場を活かし
種芋の増産を試みました

自然栽培のジャガイモは大変貴重なので
何とか増やしたいという思いに
食べるのをことさら我慢我慢(;^ω^)

食材用は
大きすぎた芋や収穫時に傷をつけてしまった芋など
「とにかく種芋を残す」この一念で
昨年も二期作を行いました

おかげさまで増産に成功

後は
イモ以外の作物を充実させつつ栽培エリアの拡充



春の収穫と採種(その1)

2021-04-13 06:43:34 | 自然栽培
春の花芽時とは言うものの例年に比べてみれば
見事に咲いた桜も早々と散り、葉桜になってしまった気がします。

この時期はタネをまけばほとんど芽吹くのですが
どこをどう間違ったのか?
ウリ科は簡単に芽吹くもナス科・アオイ科・イネ科は一工夫いるのでしょうね

春に播く夏野菜の発芽育苗をよそに
昨年に育てたキク科のレタスやマメ科のエンドウ・ソラマメのたちの収穫が始まりそうです
ただ・・・
その中でもソラマメの収穫はまだ先伸ばしになるでしょうね。


三月下旬ごろの花が咲き始め、今年は株が立派に育っています

ただここから先が大変です花が終わり実がつき始めると、新芽や部分にアブラムシが集り始めます。食害部分を摘心すれば簡単ですが(;^ω^)


こればかりは摘心しないで捕殺の手入れをするのですが、全部の株を手入れすることはしないんです。
それは・・・・棲みついているテントウムシのための取り分を確保するためなんですね
この時期や成虫が卵を産み付け孵化をする頃で、幼体は成虫の比べて食欲旺盛なことから、アブラムシが集っている場所で見つけられます


ただ・・・捕食による因果関係なのかどうかわかりませんが
アブラムシの被害がない株の新芽も存在します

自然て面白いですね♪

話は変わってイネ科の生育状況です。



まだ草丈が低いころに寒い時期を越して、「これで大丈夫」かと思えるぐらいの幼い状態に見えましたが

暖かくなれば蓄えていた力が解放されるのか、一気に勢いを増して育ちます




収穫はまだまだ先の話で、おそらく梅雨がやってくる時期と重なります。
今年は二種類の小麦を育てているのですが、南部小麦の方はそれほど草丈が伸びていないというのに早々と出穂しているようです。



この品種は、毎年育てている普通小麦よりも収穫が早いらしく、収穫後の追熟(稲架=はざかけ)の時期は間違いなく梅雨を迎える少し前だと助かるのですけどね

もう一方の普通小麦(品種:農林61号)は例年通り梅雨の声が届くころにに収穫となります
いずれにしても麦秋を迎えるのが楽しみですね。

ということで
まだまだお伝えしたい話題がるのですが、例のごとく綴れば長くなってしまうので
播種発芽管理している苗の状態や、収穫を迎えるレタスやエンドウの話は次回に持ち越しです



耕土の被覆法

2020-12-12 06:07:05 | 自然栽培
作付けの有無にかかわらず
耕土はなるだけ露出しない方がいいよね
不耕起栽培するなら
様々な植物が生えっぱなしになるから
さほど気にすることもないでしょう。

その不耕起栽培だって
いきなりできるわけじゃないよね。
土が柔らかくなければ意味がないし
土を固めてしまう雑草類が
しっかり生えている状態ではまだまだでしょう。

土が肥沃になってくれば
生えてくる雑草の種類が変わってくるからね。

不耕起をするのならそこからです。

今まで地主側の事情があって
耕作場所が点々と移動していましたが
いずれの場所であっても
土を裸にしないという手当は欠かしていません。

この写真は
作付圃場の一部を写した最近の画像で、
畝全体が一面作物でおおわれています。
ここにはアスパラガスの根株が植えてあり、
冬場は枯れるので丸裸になります。

此処を開墾した折に
前耕作者がアブラナ科の葉物を育てていたたらしく、
自生株が生長して抽苔しタネができて四散します。
散ったこぼれタネで自生する状態を繰り返していたようです。

開墾した折、タネができた株を畝や畝間に敷いておき、
勝手にタネが四散するように置いただけなんです。

そのため、耕起する度にタネが混ざり込むので
時期が来れば生えてくるというわけです。

おかげで畝を覆うほど自生してくるので
裸になった部分は自生株でおおわれ
そこから食べごろまでに育ったものを収穫するだけです。

とっても次々と生えてくるので
わざわざ小松菜や蕪などを撒かなくても
摘み菜が採れるし抽苔すれば
花が開く前の蕾を菜花として摘み取れます。

これらは自然発芽の自生株なので強健とはいえ
品種や品名がわからないのでタネを採取しません。

そのため他のアブラナ科を自家採種するときに
花が咲いてしまうと厄介なので
菜の花として摘んでしまおうという魂胆です。

根もそれほど深く張らないので
アスパラガスの生長に於いて妨げになりません。

全てが半分狙い通りとしても
ここまで見事に繁茂するのは
偶然のなり行きとはいえ大変興味深いものがあります。


こちらは意図してマリーゴールドのタネを撒き
幼苗の状態で移植した結果、
見事に群生しています。

既に混植していたカボチャは枯れましたが
群生域に枇杷の幼苗を植えています。

この場所も開墾した当初は土が露頭してしまうも、
刈り取った雑草を他で使い切ったため、
敷き草がない状態でした。

そこで,
かぼちゃのタネを撒いておいて、
適当にマリーゴールドのタネを撒き
自然淘汰で残った株だけ移植して育ったという有様です。

被覆するものは自然素材を使うのが一番ですが、
都合よくいつも手に入るわけじゃないですよね。

だから共生できる作物や草花を育てておけば
野菜の生長に合わせた自生する頃合いだけ調整すれば
後は土や植物が環境を整えてくれます。

これができれば
他所から枯草や枯葉を持ち込む量を減らせるでしょう。

アスパラガスの自家採種

2020-10-23 18:54:35 | 自然栽培
これはアスパラガスの発芽苗です


他の野菜苗をポットで育苗中に
誤って自家採取したアスパラガスのタネをこぼしていたようで、
野菜苗の脇に生えてきたのを個別のポットに植え替えました。

自家採取したアスパラガスのタネというのがこちら

2020年9月25日採種

ではどのような実がなるかといえば

このような小さな赤い実1個につき4~5粒の黒いタネを内包しています。

アスパラガスは、古い根茎の先に新しい根茎を発達させながら、
株の新旧交代を行うことで、僅か少しづつですが場所を移動しています。
新旧交代が問題なく行われていれば。
手当てすることなく放任でも構わないでしょうね。

だけど確実に衰退させないためには、
根株の生長とは別に新しい生育株が必要になります。

アスパラガスをタネから育てる場合、
若い株の育つまで2年かかり
3年目以降でようやく収穫できるか否かの状態まで育ちます。

その長い時間を端折るなら2~3年物の根株を植えつければ
翌年から僅かながらも収穫可能となります。

その根株もタネから育てないといけないわけですから
自己繁殖させるとなると随分と時間がかかるものです。
ましてや花が咲いても実がつかなければタネの採種ができません

ではタネを採取するにはどうするか?

この答えは「菜園野菜の採種」に記述しています。

放任栽培でも
世話とタイミング次第で実を付けることがあります
確実に実を付けさせるにはどうするか?

ヒントはアスパラガスの生態ですかね♪

自然栽培の今年上半期を振り返る(Part-3)

2020-09-30 16:05:18 | 自然栽培
~嫌忌される雑草を逆手に取って活用する圃場~

上半期の作付けを振り返りながら
私なりの無肥料無農薬栽培に対する取り組み方を解説しています

今回は、嫌忌される雑草の活かし方についてです。
多くの方が雑草が生えると
抜き取るか刈り取るなどして可燃ごみに詰めて処分します。

市民農園や貸農園では、制約により生やせないとか、
生えさせら即処分となります。
一つの土地をいくつかの区分で分けて、
それぞれに区画された土地で作付けするなどのばあい、
近隣からの苦情で生やすとができないですよね。

もっと小うるさい場所だと、
タネが飛ぶ一年草の花も周囲から嫌がられる場合もあります。

花と野菜の区別は、単に食べられるか否かの違いであって
おなじ植物で何ら違いはないし生えていても違和感がありません。
これは雑草にも言えることです

人間にとってというか
育てる作物に対して都合よくない植物を
圃場外に排除するから雑草として処分してしまうわけです。

だけど雑草が生える種類によって土壌性質が図れます。

適度に肥沃して柔らかい土壌では、
根をを強く張る植物は生えにくくなります
反対にやせた土壌や硬化しやすい土質は、
根を強く張る植物が生えてきます。

仮に柔い土壌でも
タネが飛び根を強く張る植物(イネ科のヒエなど)が生えても
土壌が柔らくて根が強く張れない上に株がふらつくので
結果簡単に抜けるほど株が貧弱に育ちます。

ただ例外があります(次の機会に解説します)

中には花があることで受粉が促される場合が往々にしてあります

野菜の実付きが悪いのは、
作付けや土だけの問題じゃないでしょうね。
受粉の特性も知らずして問題の矛先を他に考えるのは
野菜を育てようとする本質が見ていないような気がします。

花を咲かせて虫を寄せるということは
必ず益虫や害虫が集まってきます。

それでいいわけなんです
人間にとって都合のいいものだけを寄せるというのは
たとえ人為的に作付けしている露地栽培では無理です。

だったら薬を使うのですか?

雑草を生やせないなら、一年草を生やせばいいです
タネを飛ばされることで文句を言われるなら
花を咲かせた草花は、開花と同時に刈り取ればいいわけです

その様子を見てあわれと思う思いが湧かないのは
野菜を育てる資格はありませんね。
そうせざるを得ない状況で
刈り取られてしまう状況を目の当たりにすれば
私なら心で嘆く思いが湧き出てしまいます。

刈り取ったものは時間をかけて葉緑素を抜き
乾燥とともに腐植させながら土に還せば。
緑肥還元や土壌の肥沃ににつながります

自然栽培では自然腐熟の堆肥を用いますが、
この自然腐熟が重要なポイントです。

熟に至る過程も素材も不自然な状態にしない事

例えば発酵促進させるための酵母や乳酸菌を使わなくても
土に敷くだけで充分腐熟します。
ただやり方を間違えないのが肝心です。

生の茎や葉を水分が多く、
じめじめした水捌けが芳しくない場所に
刈り取った生の雑草や花の茎を敷くのはよくないですね。

逆に乾燥しやすく水捌けのよい場所なら生でも大丈夫
敷くことで
そこを踏み歩くたびに繊維が壊れて分解が早くなります
ムラができないようにするため適度に敷きなおします

たったこれだけで腐植土が生成されるわけです

わざわざ刈り取って裁断・粉砕たあと
積み上げて水をかけて腐熟させる手間がいりません。

この敷き草に使う素材は
草花の枝葉・枯葉・刈り取った雑草・
栽培が終わった作物の茎や葉・採種した後の穂殻・莢殻など
処置が適切なら野菜の調理残渣(蔕・皮)も使えます。

これは畝間に彼はウィ敷いた状態の圃場です



これは雑草を刈り取っていったん集積し枯れたものだけを
作物の株間・畝。畝間に敷いた状態です

注意するのは刈り取る時期は花が咲く前に青刈りします
草花であればタネあできてから刈り取っても遅くないです。