エッセイ

雑記

…?

2019-05-12 12:18:28 | 日記
いつもの夢を見ていた。
いいかげん、生きているのも嫌になるような夢だ。

包む深い闇。
漂う死の匂い。
怪しく光る刃。
奔る閃光。
口の端を歪め、嗤うオレ…。

刃が腹めがけて突っ込んでくると同時に目覚めた。
同時に、身体をゆすられたのを感じた。

揺り起こされ、目覚めた。
怯えた表情の、制服姿のオンナが立っていた。

パニクった。
「誰だ、このオンナ?」。
「ココは?」
その昔、ハードな生活をしていたころ、度々、意に反し身柄を見知らぬ土地に拘束される事象があった。
「拉致」だ。
また、ヤラれたのかと思った。
だが、昨夜は汚部屋で飲んでいたはず。

制服を着用したオンナだった。
辺りを見回し、よく行くネットカフェであることを認識した。
何か話しかけてきたが、補聴器をしていなかったのでなにを言っているのかわからなかった。
その補聴器を装着し、改めて訊くと、「12時間を過ぎている。一度精算しろ」 
とのことだった。
…いつの間にかネットカフェに行ったことを、そこで悟った。
生息場所は超田舎のため、ネットカフェなどというシャレたモノはない。
ふた駅先の街の施設だ。
…全く記憶がない。
どうやって電車に乗ったのか…。

とりあえずカウンターに向かい、精算した。
1万数千円の請求が来た。
一瞬、頭の中に「?」のマークが浮かんだ。
1万円オーバー?
12時間の使用で2600円弱の店で、なしてそんなんなる?
一瞬、戦闘態勢に入った。
新手のボッタクリかと思った。
しょうがねぇ。
一瞬、暴れてやろうかと思った。
てめぇで手一杯非合法な生き方をしながら、相手にやられると許せない。

よくよく訊くと、来店直後からいきなりビールの大ジョッキを注文し、数本飲んでいたらしい。

…全く記憶にない。
「レシートもお持ちしてブースに伺ってます」
と、引きつった顔できた。
(またか…)
ふと、そんな思いが過るとともに、とりあえず一度トイレにいかせてもらい、鑑を見た。
夢のせいだ。
顔が、昔の顔つきのままで、完全にイリーガルなものだった。
その上、サングラスをかけている。

便所に立て籠もりダダをこねているわけにもいかず大人しく投降し、カネを払い、始発電車の時刻を調べてもらったものの、まだまだ早かった。
しょうがないから「再来店」の手続きをし、試しに、ネットビデオで観たHビデオに感化されオンナを宅配してくれる業者を頼んだのだが、ダメだった。

自分でも、なにをしたいのかよくわからん。