エッセイ

雑記

「正義」と「不義」

2019-05-31 18:51:41 | 日記
ものの辞書によると、「正義」の対義語を「不義」という。
では、「正義」とはなにか。
やはり辞書によると、要は「人間行為の正しさ」をいう。
対する「不義」は、同じ辞書によると、「正義・道義・義理に反すること。特に男女間の関係」となっている。
言い換えれば、「男女間の関係にこそ、人間行為の正しさが表れる」ということか?
…正義って、そんなに安っぽいモンか?

ま、ソレはさておき…。
近年、「正義の定義」というものが歪んでいるように思う。
インターネットが発達してから特に、どいつもこいつもてめぇの主張がさも正義であるかのように、滔々とネットで語り掛ける。
そいつらに言わせれば、ネットでいきなりケンカを売られたからと反撃することは、「ネット耐性」とやらが足りないらしい。
要は「我慢しろ」ということ。
てめぇでケンカを売りながら我慢しろとは、まともな人間の発想じゃない。
「オレはケンカを売るが、お前は我慢しておけばいい」とは、完全にイカれている。
…と思うが、なぜか周囲がソイツに同調し、寄って集ってコッチを攻撃し始める。
「仕方がねぇ。ホントのケンカを教えてやる」と、「住所を教えてやるから来い」と電話番号を添付しても、誰もかけてこない。
そして、終始言い訳をし、逃げる。

昨今、ニュース記事に対しそれぞれの思いを投稿できるようになっているシステムがいくらでもあるが、どいつもこいつも単にストレス解消のために、何かの漫画の主人公にでもなったような気で偉そうに書き込んでいるだけで、どこにもホントの「正義」はない。

自慢じゃないが、世界中のあらゆるニュースサイトを閲覧しているが、当国と韓国ほど、人間をコケにした書き込みをしているクズ国家はない。
しかも、ソレを国が「表現の自由」の元に認めている現実。

突然、なぜ、こんな投稿をしたか…。
先日、そうしたネットの誹謗中傷が元で、ひとりの人間が自ら生命を絶った。
遺書がなかっただけに、警察に何を言っても相手にされず、単なる「自殺」で片付いた。
毎度の警察のやり口だ。
その手の相談にいったところで、相手がメールで殺害予告をしているにも関わらず、「実際、けが人か死人でも出ない限り動けねぇ」とくる。
もっとも、相談に行っているのが「普通の一般人」ではなくオレだから、というのもあるのだろうが…。

この国は、いつからこんなイカレた国になったのか…。

なんか、嫌になった。