また、年があけた。
とりあえずまた年を越せたことは、めでたい。
みなさんに幸あれ。
…ということで、数年ぶりに「初詣」なるものに行った。
昨夜、知人の牧師の娘の家で、娘に凌辱の限りを尽くした後そのまま泊まり込み、キリストさんに拝んだ足で某神社に向かった。
我ながら酒臭い息で列に並び順番を待つ間、後ろの家族連れの子供が、珍獣でも観るかのような視線をオレに向けていることに気づいた。
よく見ると、周りは全て家族連れだ。
独りの上に全身黒づくめの上にサングラス、ほとんど東映Vシネマの殺し屋か、神社に取り立てに来たかの場違いにも程がある恰好をしているのは、オレ以外にない。
ようやく順番が来たものの、4つある紐の先に鈴が付いたやつ(名前は知らん)を鳴らすのは、オレしかなかった。
隣に着けば「御利益」どころか、「ご損失」になると判断したのだろう。
懸命な判断だ。
道すがらそこらのコンビニで酒を買い、電車の中で飲みながら帰った。
とりあえず、教会にも神社にもお参りした。
どれかは、貧乏人の酔っ払いに施ししてくれるだろう。