めずらしく風邪をひいた、かつての舎弟と街をかっぽしていた。
ガンガン風邪をひいているようで、よろよろだった。
「いつもの調子で、そこらのオンナナンパして、一発やろうか」
みたいにいったら、「そんな気力ないっすわ」ときた。
当然、最近流行の中国発症の風邪かと思い、心配した。
「心配」といっても、ソイツが死のうがどうでもいい。
とりあえず、オレに伝染するのを心配した。
…いろいろと調べてみると、元は蛇からあたった様。
さすがに、別の意味で女は喰うが、蛇を喰ったことはない。
中国のその店、ラクダからコアラやカンガルーまで喰っていたようで、恐らく人肉も出して言えるだろう。
なにせあの国、いきなり子供が失踪する。
多分、肉になっている。