エッセイ

雑記

ヤバい部屋

2021-02-22 10:58:45 | 日記
先日、現在の「住居込み」の派遣地獄から抜け出そうと、Webにて部屋を探した。
自慢じゃないが、とりあえずカネがない。
その昔「裏社会」で「重役」まで勤めた割には、なぜかカネがない。
あまりにも切羽詰まり、今や立派(?)な堅気の、かつての舎弟だった奴に話を持っていこうとした。
ソイツならすぐに、「アニキ、こないな物件めっかりましたで。どないでっしゃろな」
と、よくわからん方言紛いですっ飛んでくる。

とりあえず「初期費用無料」で検索してみた。
引っ越し代もないから、「なんなら向かいのアパートでも空いてないか」と探していた。
すぐに、格安の物件が見つかった。
向かいのアパートではないが、同じ市内、徒歩数十分のところに「家賃2万円」という安価なワンルームが見つかった。
確かに、ココは田舎だ。
別に、手配が掛かっていて田舎に逃れてわけではない。
それなりの人口はある。
そもそも、同じアパートで、隣の部屋は倍の値段で、なんでココだけ半額なんだ?
と、すぐに当たり前の疑問が沸いた。
早速、物件を扱っている、CMでも有名な某不動産会社にメールで連絡を入れた。
そもそも、自慢じゃないがいろんな不動産物件を漁っているが、どこもフォーマットは一緒。
「いつ物件を拝観に来ますか?」
と、勝手に3件くらいの「物件巡り」の予約の申請をさせる。

「不動産屋」に関しては他にも言いたいことは腐るほどあるが、それはさておき、当方の「問い合わせメール」への返信が、やがて返ってきた。
「初期費用の問い合わせ」だったはずが、さも当然のように事務的に「家賃が安い理由」を語りだした。
案の定、要は「事故物件」であり、入居者が自殺し亡くなった、と返信が来た。



 
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