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あっと言う間に40日がたってしまった。40日といえば長い。
子供にとっては夏休みの期間の長さだ。
この40日に、一体福島原発では何が変わったと言えるのだろうか?
オタオタするばかりで、日々変わる方針の下で命がけの作業をしている人たちは
信じられないような過酷な生活環境に閉じこめられているようだ。
まことにご苦労なことである。
東京電力を含め原子力安全院だとか、原子力なんとか委員会とかいう組織に属する人たちは
政府を含めて全てが同じ原子力発電推進派のサイドに属するのだそうで、
彼等が国民に対して発するメッセージは、全く信用するに足りないと思うものばかりだ。
この一月あまりの間にオイラが考えたことをいくつか分けて述べてみたい。
今回、その一は原発そのものについてだ。
そりゃ~違うぜ!という反論に期待したいと思っている。
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まず、第一に福島原発が忌まわしい状況に陥った根本原因はなんだろうか。
大方の評論家達は、
①大地震による津波に発電所が洗われて、
②非常用電源が役に立たなくなった、
③ディーゼル発電機も動かなくなった、
④そして原子炉の炉心ならびに、使用済み核燃料棒の冷却がうまく出来なかった
ことを挙げているように見える。
オイラはそうぢゃないのではないかと思う。つまり、M9クラスの地震が原発を揺らした瞬間に
原発のシステムとしての機能は失われていたのではないかと疑っている。
津波が来る前に、既に原発としての安全な機能は瞬間的に死んでいたのではないか?
原発本体、格納容器だとか圧力容器など原子炉本体を収めている建造物と
発電機用のモーターとタービンの羽根車が納められている建造物の間に、
水蒸気を伝達するためのパイプが引き回されている。
これは高圧・高温の蒸気を羽根車に当てるためのパイプと、
羽根車を廻した後、原子炉周辺の貯水庫へ冷えた水を還流するためのパイプなどだ。
判り易く言えば、発電メカニズムとしては、こんな仕掛けしか原発には無いと言っても良い。
「発電システムとしては、緊急に原子炉を停止した後、原子炉を冷やすための冷却系統のバックアップ・システムや、これを駆動する電源(原子炉が止まれば発電は出来ないから、他の電力)が必要だし、また、この電源が絶たれた際の(まさに、福島ではこれが起きた)自家発電システムも不可欠だが、直接の原子力発電メカニズムには関係ない。」
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どうも、原子炉本体の建造物とタービンや発電機が納めれらた建物とは、
全く建築の基準が違っているらしい。
つまり同じ強度で設計されていないようで、
強い地震などの外部からのチカラが加われば、
建物の被害程度も異なるものになるだろう。
もし、同じ基準で設計されていたとしても、
原子炉とタービンの間に大きなパイプ類が煙突のように張り巡らされていて、
その中を高濃度の放射性物質が溶けた熱水が循環しているとするなら、
あの凄まじい地震を受けた瞬間にパイプ類に亀裂が入ったり、
パイプの接合部分が割れたり、振動で部分的に外れたりしたのではないか?
それぞれに固有振動数が異なる、大きな質量を持った原子炉やパイプ類や、
タービン+発電機などが整然と揺れるなどとは考えられず、
もう、メチャクチャなベクトルで暴れまわった!!
と見ても不自然ではないと思う。
さすれば、地震直後にパイプ類から高濃度な放射性物質が漏れ出して
原発システム全体を汚染したと見るのが妥当ではないだろうか?
また外部電源の途絶も地震によって引き起こされた。
これは、その後の余震で女川原発などでも外部電源が遮断されたことでも理解できる
津波によって外部電源が遮断されたのではない。
自家発電用のディーゼルエンジンは津波に呑まれたのかもしれないが。
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つまり、M9地震の振動で一瞬にして、原発は暴発したと思う。
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だからこそ、原発推進派は、
「想定外(これが原発推進派にとっては大事な理由なのです)の
大津波によって、原発は破壊されたのだ」
と主張し、
日本中の原発の津波対策を
しっかりやることによって、安全性は確保できると強弁する。
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そうではなくて、地震一発!ファイト一発で壊れる原発だとすれば・・・?
津波対策など何の意味もないことになるではないか?
原発そのものの危険性が暴かれてしまう!!
それだけは、絶対に認めたくないのが、原発推進派の本音だとオイラは思っている。
真実は地震一発で原発は吹っ飛んだ。
それゆえ、
いつまでたっても、原子炉近辺には危なくて近寄れないほどの
放射線が出ていて作業が進められないのが実態なのではないか?
この40日間の原子炉へのアプローチを見ていて
そう思う方も少なからず居られるのではないだろうか?
もう、夏休みは終ってしまった。
永遠に片付かない宿題を残したまま・・・
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こんな危なっかしい化け物のようなシステムを使ってまで、
しかも、
恐ろしい放射能を将来の日本を背負って立つ子供たちに被曝させてまで、
大量の電気を使う必要はないと思います。
東京電力には、
化け物をコントロールする覚悟も技術も、真心も無いことが良く判った。
日本の政府は
国民を守ることが最低限の国家としてのDutyであることすら、判って居ない!!
ことが良く判った。
この国には原子力発電などという、
名前からも恐ろしい化け物を運用する資格は
無いのではないでしょうか?
怒れる零細親父
何のために菅さんは生きてきたのだろう?
何のために政治家をやってきたのだろう?
基本が出来て居ない。
その一点に尽きると思う。
仰るとおり、東電は1,200億円の賠償責任でフリーとなる。しかし、そんなお金で損害が償えるはずも無く、不足分は公的資金即ち、税金が投入されることになるんでしょうか?
国民が原発でメチャクチャにされているのに、それを国民の血税で賄うとは?一体どうなっているんだ!!
こういう仕組みは絶対におかしいと思う。
それなら、国民の大多数が望むであろう原発停止を実現してもらいたい。
少なくとも、福島で発電された電力は誰が使ったのか・・・それを考えれば、まず東電があらん限りの賠償を行い、ついで東京都の石原が都議会で賠償案を通す。
そのくらいの当たり前な考え方が無ければ、沖縄や、広島、長崎の人にとって、誠に悔しいことになりはしないか?
世界唯一の原爆被爆国家として、同じ性質の被害を自ら招くということは、広島や長崎の方々に対する途轍もない裏切りだと、政治家は思わないのか!!
今年の8月6日、政治家どもはどの面下げて広島での儀式に臨もうというのだろうか?
M9地震の振動で一瞬にして、原発は暴発したというのは、乱暴な想定の気がします。
だとしたら、チェルノブイリと同等な放射性物質をまき散らすことになっていたと思います。
そうならなくて良かったというところです。
6基ある原子炉すべてが同じ状態になっていないことからも地震だけで壊れたと考えにくいです。
おそらく、震災・津波の後、全ての電源がなくなったことが、負のスパイラルの始りで、炉心冷却も行えなくなり、炉内の温度、圧力すら計測できなくて、制御室では状況がほとんど把握できず、的確な対処が行えなくなったことが要因ではないかと思っています。
最高責任者不在のパニック状態の現場が、数日間、モタモタしているうちに暴走、水素爆発や燃料溶解などのレベル7に至ったのだと思っています。
米国は、13日の時点で偵察衛星などにより、この状況を把握したので、オーバーな避難命令を出したのでしょう。
安全のために、ここまで対策しなくても?という甘えが東電に有ったことは間違いなく、天災に加えた人災でしょうね。
今後の100年以上も福島第一原発周辺を立ち入り禁止区域の地図に載っていない場所にしてしまった東電と政府の責任は重大です。
賠償は、東電をJALのように整理後、立て直ししたうえで、東電・政府それぞれが賠償をするもの、しないものについての世論を合意形成していくしかないんですかね。数兆円以上になるかも?ですが、ほんとうに払うべきものかの仕分けが必要で、今の菅さんでは無理でしょう。へたすりゃ、金融危機を招きかねないです。
いずれにしても、日本の全ての原発を、数年以内に停止せざるを得なくなるでしょう。
そしたら、家庭や会社で使う電力を、35%(原発の割合分)減らす義務とか、家電製品は最低30%省エネ性能の義務とか、欲しいまま電力を使用している我々の生活を統制するとかが必要になります。
扱えない技術・道具は使うなということに尽きますね。
このあたりで....
そうではなくて、原子炉本体と別建屋にある発電機とタービンブレードを繋ぐパイプ類はガタガタと外れたのではないか?或いはパイプの継ぎ目に亀裂が走ったのでは?と疑ってるんです。
水位がグンと下がったのは、パイプから水や蒸気が漏れて外部へ流れ出たからではないか?
原子力発電を止めて、水力発電と聞いた途端に土建屋ならびに族議員がざわめき立ったと言いますが、こいつらも本当に懲りない連中や!
今までの水力発電ぢゃなくて、マイクロ水力発電ユニットを早急に開発して、地方の河川に大量に設置すれば、一般家庭で使う電力くらいは容易にまかなえるハズです。
こないだテレビでもやってたけど、地熱発電ってのも、かなり有効だと思いますね、特に日本のような温泉列島ではね。
そういう再生可能な発電システムを急いで開発するのに併せて省電力化技術を思い切って導入することが急務でしょうね。
LEDなんか、うんと使えるものね。
BRICS諸国は原発推進派ですが、これまた愚かなことですね。中国なんか途轍もない地震が来る国だのに・・・
オイラは今の原発は原子炉と発電機を結ぶ経路は車ガソリンエンジンのブロックに明けたウオーター・ジャケットの構造を採用して、耐放射性物質で出来た金属カタマリの内部にトンネル状の水路を開ける方式でないとダメだと思いますね。
いわば、原子炉と発電系をハイブリッドにした一体成型にすべきだと。
おそらく、そういう構造の発電システムは非常に高価になるだろうとは思いますけれど、安全には代えられない・
やるべきことをやろうとの思いを展開していかないと、この国は衰退というか自分達が落ち込んじゃう危機感を感じています。
風力、地熱、太陽光発電など、小さなスケールでも躊躇しないで、みんなが始めれば大きな力になるはずですよね。
義援金ばかりではなく、みんなで支援し合うって、こういうことも大事ではないかとも感じました。
そういう正当派が多くならないと日本も参るよね。
ちっちゃくても、可能性を秘めた施策はあるものよ。
急がば回れ!の格言もありますな。
もいっぺん、考え直して明るい未来に繋がる運動をしたいな。
そもそもアメリカでさえ諦めた原発なんてリスクの高い発電システムをいまだに推進していること事態間違いなんですよね
使用済み核燃料の処理だって半永久的に金がかかるし何が起こるかわからない
得をするのは甘い汁を吸っている連中だけ
おっしゃる通り、使用済み核燃料の受け入れ先だって曖昧なまま年が暮れていきます。
もう貯蔵庫はパンパンでこれ以上収納出来ない限界だと思われるのに、そのことすら議論されない。
本当に、この国は破滅に向かってるんぢゃないか?と思います。
原発問題を思い出すたびに胸が痛くなります。