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革の細工モノにも、色々あって生成りの厚い革を刃物でカットして彫刻のように模様を彫る。
そして、それに色付けしてバッグなどの表にする。
そういうのもあれば
単に素材として革を使って縫い物をするようなシンプルなものもある。
凝ってくると革で人形を作ったり
凄いのになると家を作ってしまったりもする。
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オイラは二番目のシンプルな縫い物が好きである。
一針一針、予め明けた穴に糸を通して
縫い沈めるといった感じで。
だから、やたらと時間が掛かるんだけど
それが何とも言えない心の癒しになる。
心が静まって、穏やかになるのが判るから不思議。
革細工ってぇのは彫金と違って、人から教えてもらうことが少ない。
で
町の本屋さんでその方面の書籍を買い込んで
それを真似しながら自分のペースで作れるのが
オイラのようなヘソ曲がりで人付き合いの嫌いなお爺には
ぴったりな遊びなのである。
縫う前には糊で貼り合わせなければいけない。
糊としては、こんなのを使うけど
別に普通のG17ボンドでも良いし
ゴム糊(両面糊、片面糊)でも良い。
このとき、合う面をキチンと揃えておかないと仕上がりに影響する。
この工程では100円ショップで買い込んだクリップが大いに働いてくれる。
細かく押さえ込むことが出来るから。
糊がしっかりくっついたら
予め縫い穴を開ける。
いくら頑丈な針でもいきなり革をブスリと突き開けることは出来ないからだ。
菱目打ちという刃物で縫い穴を開けていく。
その前にデバイダーで菱目を打つラインを引いておく。
実は、この菱目打ちの工程は息を詰めて慎重にしないといけないんだ。
この段階で整然と穴を明けておかないと縫い目が汚らしくなる。
菱目打ちでもキチンと穴が明いてないときは
菱目キリという小さな錐で穴をキチンと明け直す。
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今日は迂闊にもこの錐で自分の指先を突いてしまった!
指先は神経が沢山通ってるんで
めちゃくちゃ痛かった。
まぁ~そういう痛い目に遭いながら出来たモノには
愛着が籠もるものさ。
穴が明いたら気合を込めて
一針づつ縫い進めるのである。
このカバンの中には別途作ったファスナー付きのモノ入れと
ペンを差せるポケットもつけた。
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Jazzなど聞きながらの作業は実に心地よいものがあるよ。
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