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初めての地への旅なら、何もかも物珍しくて、車窓に額をつけて走り去る景色を追うものであろう。
何度も通った道だと、ついうたた寝をしてしまうが、それとて何時間も寝られるものではない。
さすれば、旅の友とでも言うべき、本でも旅カバンに入れて置かねば、時間を持て余す。
ましてや、野暮用ともなれば、時間が余って気持ちが悪くなるほどだ。
で、今回の旅のお供は、これだった。
池波正太郎の「闇の狩人」
これまで読んできた戦国時代モノとは違い、江戸時代中期の文化を背景とする物語。
上巻の裏にある説明を拝借し、ちょっとだけ説明すると次のような内容だ。
「江戸の盗賊の小頭、雲津の弥平次が、信越国境の湯治場で、崖から落ちて記憶を失った若
い浪人谷川弥太郎を刺客から救う・・・いつしか弥太郎は江戸へ出て香具師の元締の仕掛け
人として、闇に暗躍するようになっていた。弥太郎の身を案じつつ、失われた弥太郎の過去を
追って、自らも盗賊の跡目相続の争いに巻き込まれながら弥平次の活躍が始まる。彼が探っ
た怪しげな武家屋敷とは・・・」
新潮文庫から出ているようだ。兎に角、面白いですよ。
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